『私たちはどうかしている』5巻のネタバレと感想!
「BE・LOVE」で連載中の人気コミックが、横浜流星さんと浜辺美波さんのダブル主演でドラマ化。
4巻で再び結ばれた椿(横浜流星)と七桜(浜辺美波)。
七桜は椿の腕の中で幸せを感じてしまい、本当にどうかしている?
でも七桜に触れる椿の指先は優しく温かい。
『私たちはどうかしている』の原作を試し読みしてみませんか?
もくじ
「私たちはどうかしている」登場人物
最初に「私たちはどうかしている」登場人物をご紹介します。・高月椿:横浜流星
老舗和菓子屋・光月庵の跡取り。
幼なじみである七桜(浜辺美波)に気付かぬままプロポーズ。
・花岡七桜:浜辺美波
和菓子職人。
死んだ母との繋がりである和菓子作りが生きがい。
赤い色を見ると動悸が激しくなる。
・高月樹:鈴木伸之
椿の父。
15年前に謎の死を遂げた。
・高月今日子:観月ありさ
光月庵の女将で椿の母。
夫の樹が亡くなってからは、椿のことを当主にするため必死。
・大倉百合子:中村ゆり
七桜の母で和菓子職人。
15年前に樹殺害の容疑者として逮捕されて、亡くなる。
・高月宗寿郎:佐野史郎
光月庵の大旦那で椿の祖父。
椿のことを本当の孫とは思っておらず、きつくあたる。
・多喜川薫:山崎育三郎
七桜の母・百合子の菓子のファンを名乗る謎の男。
・宮部夕子:須藤理沙
小料理屋の女将で、多喜川薫(山崎育三郎)に頼まれて七桜の母親役を引き受ける。
・城島裕介:高杉真宙
光月庵の見習い職人。
七桜とすぐに打ち解け、互いに励ましあう仲に。
『私たちはどうかしている』5巻のネタバレ
『私たちはどうかしている』5巻をネタバレします。
第22話:新しい敵
七桜は、不覚にもまた椿に抱かれて朝を迎えた。
私に触れる椿の指先は、優しくてあったかい。
本当にどうかしてる。椿の腕の中で幸せを感じるなんて。
本当にどうかしてる。椿の腕の中で幸せを感じるなんて。
椿は、変な出会い方にしろ今は七桜を愛していて自分なりに大事にすると誓ってくれた。
七桜は、嘘をついている自分に胸が痛くなる。
七桜は、椿からプレゼントされた光月庵の作業着を着て、今日子(観月ありさ)とお客様にお茶を出した。
しかし「※お茶のお取り替えいたしましょうか」と言ってしまい、今日子から作務衣を取り上げられてしまう。
※茶の世界では「そろそろおいとましてほしい」の意味。
七桜は、いくら菓子への情熱があってもここではやっていけない……と絶望。
どうして今日子を目の前にすると、なにも言えなくなるのか?
そこへ城島がやってきて、七桜を“和菓子のアフタヌーン・ティーの店”へ連れて行った。
2人は、かわいくて美味しいお菓子を食べながら、会話が弾む。
城島くん相手だと純粋に和菓子の話だけできる。
ほんとうに安心する。
城島は、七桜が光月庵の女将になるのはもったいないと言ってきた。
女将の仕事はあいさつ回りなど忙しく、御菓子を作る暇もなくなるから。
城島は、ちょうど実家からわらびもちが送られてきたから、部屋に食べに来ないかと誘ってきた。
(城島の実家は、能登の和菓子屋・しまや)
城島の部屋=昔自分が母と一緒に住んでいた部屋と知った七桜は、思わず後先考えず「行ってもいいの?」と聞いてしまう。
あの部屋からは、くちなしの花が綺麗に見えた。
城島は「お待ちしています」とどこか悪い顔を見せた。
その夜、七桜はこっそり城島の部屋へ。
母との思い出の部屋にもう一度足を踏み入れた七桜は、懐かしい気持ちに満たされる。
城島は、将来の夢を語る。
それは小さくてもあったかい店。
七桜は城島の夢に激しく賛同するが、城島は「椿さんは違いますよね」と一言。
城島は、椿が付き合った女性をすぐに捨てた現場を目撃したことがあった。
城島が七桜に「オレとじゃダメですか」と迫っていると、椿がやってきた。
城島が「オレは七桜さんが好きなんで」と宣戦布告すると、椿が掴みかかった。
七桜が止めて事なきを得たが、椿は七桜のことになると気持ちの抑えが効かないようだ。
そして七桜は、城島が嘘をついていることに気付いた。
その翌朝。
椿が城島に「今月いっぱいでクビ」を言い渡したと知った七桜は、城島には夢があって頑張っているのにと椿を責める。
しかし椿は「光月庵は夢物語を語る場所じゃない。店の利益にならない奴はいらない」。
七桜が「もし私が小さな店でも2人でやっていきたいと言ったらどうする?」と聞くと、椿は「俺にお前のしたいこと叶えてやると言ってほしいのか。くだらない」とバッサリ。
七桜は椿が遠い存在に思えて、着ていた光月庵の作務衣を脱いで椿に返した。
第23話:能登のしまや
昨日まで隣にいた人でも簡単に切り捨てる人。
わかってたのに。私は何を期待していたんだろう。
実は城島は、裏で今日子と繋がっていて、椿と七桜を別れさせるという点で利害が一致していた。
城島の実家の店は、1年前に潰れていた。
そして城島本人は、椿が店を潰したと思って恨んでいたのだ。
城島は七桜の前では“小豆癒され仲間”を自称していたが、本当は小豆の香りが嫌いだった。
城島は、幼い頃から和菓子も両親の店も大嫌いだった。
両親は来る日も来る日も朝から小豆を炊き、城島の話もろくに聞いてくれなかったから。
高校生になった城島は悪い仲間とつるみ、ある日「あんこ臭え」と言ってきた相手を殴って骨折させた。
しかし城島の母親が毎日相手の家に毎日謝りに行き、退学は免れた。
母親は城島を怒らなかった。
それどころが城島に寂しい思いをさせたことを詫びて、それでも和菓子しか取り柄のない父親のことを心底愛していると言った。
それから城島は店を手伝うようになった。
しかし高校を卒業したらあんこの炊き方を教わろうと思っていた矢先、店がつぶれたのだ。
城島が体調が悪いと聞いた七桜は城島の部屋にゆず茶を持って行こうとするが、城島はちょうど出かけるところだった。
城島はすぐにホイホイ部屋に来る七桜を軽く見ていたが、七桜は自分と同じような境遇の城島を放っておけなかった。
七桜が城島を尾行。
城島はファミレスで借金取りに金を返していたが、金額が足りないと腕をねじられていた。
第24話:城島の過去
七桜は「職人に何をするんですか」と城島をかばう。
城島は、七桜に「父が病気で借金したんです」と嘘をついた。
七桜は「城島くんがしまやに戻ったらどうかな」と言うが、城島は名物のわらび餅は父しか作れないから自分が戻ってもムダだと答えた。
七桜は、今でも城島の『小さくでもあったかい店を作りたい』という夢は本物だと信じていた。
翌朝、七桜はわらび餅を作って城島に食べてもらう。
その味は城島の父のものに到底及ばなかったが、七桜は城島と一緒に城島の父のわらび餅を再現しようとする。
城島は笑顔で協力しつつ、内心は「早く俺に落ちろよ」と思っていた。
仲がいい2人を見て、イライラする椿。
椿は多喜川(山崎育三郎)から、“しまや”がつぶれたことを聞く。
そして城島の母親が入院している病院に行き、母親から城島が椿を憎んでいることを聞かされた。
しまやは、ずっとギリギリの経営状態だった。
そんな中、ラストチャンスである四越デパートの催事に出店できることになった。
もしそこで一番売り上げを出せれば、年中商品を置いてもらえる。
城島の父は名物のわらび餅を用意したが、ちょっと目を離したすきに何者かの手によってわらび餅が入った箱が全部ひっくり返っていた。
仕方なく代替えの菓子を出したが、当然売れなかった。
催事にはまだ10代の椿も参加していた。
城島が「もう一度チャンスを」と店の人にすがる姿を見て「食べてもらえる時に最高のものを出す。そんな当たり前のこともできないから一流になれないんだ」と冷たく言い放った。
城島は、ひっくり返った箱のそばで「光月」の袱紗(ふくさ)を拾った。
その後、城島の父は疲れ果てて厨房で倒れて帰らぬ人となった。
(わらび餅を転倒させた)犯人は光月の人間に違いないと思った城島は、その瞬間に壊れたのだ。
城島がやってきて、椿と対面。
城島:「七桜さんは、俺とお前、どちらの言葉を信じるだろうな」
椿:「お前だろうな。勘違いするな。俺があいつと結婚するのは店の利益のためで愛しているからじゃない」
第25話:兆し
その後も、七桜はわらび餅の試作を続けた。
これは私のエゴだけど、城島くんに夢を叶えてもらいたい。
七桜は、ついに城島の父のものに近い味のわらび餅を作ることに成功。
自分がいくら頑張っても近づけなかったものに七桜が到達したことにイラついた城島は「やめてもらえませんか。自分の夢をオレに押し付けるなよ」と言ってしまう。
その後、城島の借金を椿が完済したことが判明。
城島は椿に「何の真似だ!あんたにこんなことしてもらう筋合いなない!」と激怒。
しかし椿は「それは報酬だ」と涼しい顔。
今度の音羽デパートの催事に城島の父親のわらび餅を出すから、その売り上げを前払いしただけだ、と。
城島:「出すって。まだ完成もしてないのに」
椿:「でも七桜が必ず作り上げる」
3年前の催事が終わった後、椿はふと気になって見本として出された「しまや」のわらび餅を食べた。
そしてそれは嫉妬するような味だったのだ。
椿と七桜は、浴衣を着て音羽デパートへ下見に行った。
七夕の短冊が飾られていて、椿は七桜に『願い事』を書くように促す。
七桜は、自分の夢は一体何なのかと自問。
以前は、迷わず「ママの真相を知りたい」だったが……。
椿は「小さくでも夫婦2人で店をやりたい」を叶えたらいいと言ってきた。
七桜は、どんなあんも炊き上げ、椿や宗寿郎にも向かっていける強い女だから、誰の許しも必要ない、と。
そして自分はそんな七桜に惚れたのだと。
七桜はやっぱりわらび餅を完成させようと決意するのだった。
そんな中、七桜が妊娠していることが判明?
『私たちはどうかしている』5巻のまとめと感想
『私たちはどうかしている』5巻のまとめと感想です。5巻では、城島の過去と椿を恨む理由が判明。
しかし蓋を開けて見ると、城島の店の菓子を台無しにしたのは椿ではなく今日子でしたね(^_^;)
椿がどんどん七桜に惹かれていって、七桜と城島の仲にヤキモチ。
七桜は自分が嘘をついてるので、罪悪感に押しつぶされそうになります。
城島の問題を乗り越えたことで、さらに絆を深めた七桜と椿。
そんな中、七桜が妊娠?