『私たちはどうかしている』8巻のネタバレと感想!
「BE・LOVE」で連載中の人気コミックが、横浜流星さんと浜辺美波さんのダブル主演でドラマ化。
7巻で椿(横浜流星)の子を流産してしまった七桜(浜辺美波)の3年後の目標は、光月庵を乗っ取ること。
一体七桜はどうしてしまったのか?
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もくじ
「私たちはどうかしている」登場人物
最初に「私たちはどうかしている」登場人物をご紹介します。・高月椿:横浜流星
老舗和菓子屋・光月庵の跡取り。
幼なじみである七桜(浜辺美波)に気付かぬままプロポーズ。
いつしか本当に好きになってしまうが、七桜の正体がさくらと知って衝撃を受ける。
・花岡七桜:浜辺美波
和菓子職人。
死んだ母との繋がりである和菓子作りが生きがい。
赤い色を見ると動悸が激しくなる。
・長谷屋栞:岸井ゆきの
長谷屋の三女。
椿の元婚約者。
火事の中から椿を助け出した。
・高月樹:鈴木伸之
椿の父。
15年前に謎の死を遂げた。
・高月今日子:観月ありさ
光月庵の女将で椿の母。
夫の樹が亡くなってからは、椿のことを当主にするため必死。
・大倉百合子:中村ゆり
七桜の母で和菓子職人。
15年前に樹殺害の容疑者として逮捕されて、裁判中に亡くなる。
・高月宗寿郎:佐野史郎
光月庵の大旦那で椿の祖父。
椿のことを本当の孫とは思っておらず、きつくあたる。
・多喜川薫:山崎育三郎
七桜の母・百合子の菓子のファンを名乗る謎の男。
・宮部夕子:須藤理沙
小料理屋の女将で、多喜川薫(山崎育三郎)に頼まれて七桜の母親役を引き受ける。
・城島裕介:高杉真宙
光月庵の見習い職人。
能登の和菓子屋しまやの息子。
『私たちはどうかしている』8巻のネタバレ
『私たちはどうかしている』8巻のネタバレをします。
第37話:赤の目覚め
光月庵の火事の後、椿(横浜流星)は10日間意識が戻らなかった。
それから10か月が経過。
意識不明の重体だった椿もようやく回復、和菓子教室を開いていた。
行方がわからない七桜(浜辺美波)を探し回るが、一向に消息はわからないまま。
栞(岸井ゆきの)は、火事の中椿を助けた時に顔に火傷を負ったが、椿の和菓子教室に通っていた。
栞は昔から赤が好きだった。
気分が上がるし目立つからというのもあったが、両親に美人でない自分をもっと見て欲しかったから。
第38話:茨の道
ある日、宗寿郎(佐野史郎)の見舞いに行った椿は、七桜に似た女性を見かけて追いかけたが見失う。
病室には、関山(遅咲きの桜)が飾られていた。
その頃、栞はせっかくの縁談を破断にしてしまい、父親に勘当されていた。
「何のとりえもないから早く嫁にいくのがいい」と言われてそうしようと思っていたが、やはり椿のことがあきらめきれなかったのだ。
栞の父親が、光月庵に乗り込んできて椿を怒鳴りつけた。
「きさま、今更栞をたぶらかしてどうするつもりだ!」
聞けば、栞は椿との縁談だけは乗り気だったとのこと。
それなのに、椿は栞を裏切って顔に傷まで付けさせた。
栞の父親は椿を殴って帰って行った。
その夜、野宿していた栞は荷物を泥棒に盗まれそうになる。
そこへ椿が現れて、栞を助けた。
実は栞は、(縁談の話が持ち上がるよりずっと前に)絵付け教室の展示会で椿と出会っていた。
椿は、栞が作った葉のない椿が描かれた茶碗を気に入って買ってくれたのだった。
(椿以外は誰も栞の作品など見なかったのに)
栞は「お願いです。私を光月庵で雇ってください。自分のことをもうあきらめたくないんです」と椿に頭を下げた。
椿は「うちは厳しいから1ヶ月もたないと思いますよ」と言いながらも、栞を雇うことに。
いばらの道でもかまわない。
この人のそばにいたい。
そのためには秘密を隠し続ける。
第39話:3回目の秋
栞が光月庵に来てから2年が経過(火事から3年)。
栞は光月庵の看板娘と言われるまでになっていた。
城島(高杉真宙)は、椿が最近菓子を作らなくなったことが気に入らない。
そして職人ではない栞が厨房をチョロチョロするのも気に入らなかった。
椿は、七桜のいない生活にようやく慣れて、栞と2人で出かけることもあった。
第40話:花がすみ
そんな中、栞は偶然七桜と再会。
栞にとってこの世で一番会いたくない人物だったが、手を掴まずにはいられなかった。
3年ぶりに会った七桜は、ずいぶん雰囲気が変わったように見えた。
七桜は、3か月前に自分の店を持ったと話す。
栞が光月庵で働いていると聞くと、「栞さんが看板娘ならお客様も喜びそう」と笑った。
どうして七桜はこんなに平気そうなのか?
もう椿のことなど何とも思っていないのか?
七桜は最近椿が店の菓子を作っていないことを見抜いていて
「そんな店に負ける気しないから」と言った。
栞は「そんなことありません。光月庵は誇れるお店です」と言って立ち去った。
七桜は、栞が一途に椿を想い続けていたことを凄いと思った。
椿のもとに、週刊光のデスク・高橋順一が訪ねてきた。
目的は、18年前の樹の事件。
高橋は、樹を殺したのが今日子(観月ありさ)ではないかと疑っていた。
椿は「女将にはアリバイがあります」と言って高橋を追い返した。
そう、あの夜今日子は樹の部屋に行ってない。
椿はそのことを誰よりもよく知っている。
どうしてなんでいまさらそんな話が出てくるんだ?
七桜は、雨にずぶぬれになって「花がすみ」に帰った。
栞に対して平気そうなフリを装ったが、内心は激しく動揺していたのだ。
多喜川はそんな七桜を抱きしめた。
しかし七桜は夢をかなえるまでは泣かないと心に決めていた。
五月雨亭の茶会の菓子が「花がすみ」に決定した。
「この60年ずっと光月庵に決まっていたのに」と悔しくてたまらない今日子。
第41話:選定会
椿は、来週行われる五月雨亭主催新春園遊会の菓子は自分が作り、必ず「花がすみ」に勝つと決めていた。
菓子のテーマは「月」。
七桜は椿の子供を流産したあの日、心に決めていた。
光月庵を乗っ取って自分の店にして、百合子の残した菓子を光月庵から出すことを。
その頃今日子は、五月雨亭主催新春園遊会の審査員の一人・溝口議員に賄賂を渡していた。
五月雨亭主催新春園遊会の菓子の選定日。
椿は、月が水面に写って2つに見える「空月」を表現した菓子を作った。
七桜は、饅頭を割ると夜空が表れて白い饅頭が月に見える菓子を作った。
七桜は椿と再会するが、椿は視界が乱れて七桜を認識できない。
『私たちはどうかしている』8巻のまとめと感想
『私たちはどうかしている』8巻のまとめと感想です。8巻では、栞が縁談を断って光月庵で働き始めました。
栞って椿に婚約破棄されて火事で顔に怪我まで負ったのに、ピュアで真っすぐで可愛いですよね。
椿のそばにいたいという気持ちが、ひしひし伝わってきます。
一方、火事で流産した七桜は、椿への気持ちを断ち切って自分の店「花がすみ」をオープン。
改めて母・百合子の復讐のため、光月庵を乗っ取ろうと決めます。
栞が今でも椿を思っていることを知って激しく動揺しているので、七桜はかなり無理をしていると思われます。