ゼロ 一攫千金ゲーム9話「ブレークダウン」とは?原作の「ジャックルーム」にそっくり?

『ゼロ 一攫千金ゲーム』9話では、零(加藤シゲアキ)と標(佐藤龍我)の一対一の心理戦「ブレークダウン」が行われます。

「ブレークダウン」は原作には出てこないアトラクションなのですが、原作の「ジャックルーム」にルールなどがそっくりです。

当記事では『ゼロ 一攫千金ゲーム』9話のアトラクション「ブレークダウン」について、原作の「ジャックルーム」をネタバレして比較することで、その内容を推測しています。


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『ゼロ 一攫千金ゲーム』原作漫画の「ジャックルーム」をネタバレ


「ジャックルーム」(レベル「マイルド」)


アトラクション「ジャックルーム」は、原作漫画「賭博覇王伝零」1巻で登場。

原作では、零がひとりで挑戦します。


零が「ジャックルーム」に入場すると「うぎゃああ」という悲鳴が……!

見ると、指を切られた男がうずくまっていました。


顔を左半分だけこちらに向けて座っている男(名前は、指切りジャック)がいて「指を賭け、彼は失い、儂(わし)は勝った」と言います。

あまりの恐ろしさに、入場したことを後悔する零。


戸棚にはホルマリン漬けの指の入ったボトルが無数に並んでいます。

これらの全てジャックのコレクションなのです。


零はジャックの指を確認しますが、右手の小指が1本ありませんでした。

ジャックは、自分の半生でたった一度しか負けていないと言って笑います。


「真実を見抜く神の目を持っとるからの」と言うジャックですが、なぜか左半分の顔しか見せません。

零が「なぜ半身なんだ、こっちを向けよ」と言うと、「苦手なんじゃ、正面が」とジャック。

見ると、ジャックの右半分の顔はつぶれていて、髪の毛で隠されていました。

「ガキの頃ちょっとあっての……」と言うジャックに、「すまない」と謝る零。


「ジャックルーム」のルールとは?


「ジャックルーム」の概要は以下です。

  • 種類:マイルド(完全クリアーはリング2個獲得)
  • 敗北の代償 自分の手のいずれかの指1本
  • 参加者 原作では零ともう一人(指を切られた男)


「ジャックルーム」のルールは以下の通り。

  • 挑戦者と部屋の主「指切りジャック」に、指入れ台、冷凍庫で十分に冷やされた12枚の鉄板、ノミが配布されます。
  • ルーレットで攻撃と守備を決めた後、守備側は指を台に入れ、鉄板で狙われそうな指を守ります。
  • 攻撃側はいずれか1本の指をノミで突きます。
  • 守備側は指入れ台に指を入れてノミ待ち。
  • この指が鉄板でガードされていないとその指はノミによって切断され、切断した相手のコレクションになります(つまり、切断された指を回収して接着の治療を受けることはできません)。
  • 攻撃側はガードしてない指を見抜き、そこにノミを突ければ勝ち!
  • 鉄板を突いたら失敗となり、攻撃と守備を入れ替えます。
  • ルーレットによる攻守の順番決めは1巡ごとに行われます。
  • これを最大で3巡繰り返す。
  • 守る指は3巡で計15本に対し、鉄板は12枚なので3枚足りません。
  • この守れない3本をどう分配していくかが勝負の肝となります。
  • もらえるリングの数は、満点の解答なら完全クリアーで既定の2個、少しでも減点要素がある場合は暫定クリアーで1個。

「ジャックルーム」とは、即修羅場の指切りギャンブルで、「正に夢!夢かと見まごう非日常!」なのです。


先攻はジャック


先攻はジャック。

零は指入れ台に指を入れますが、鉄板4枚使用(親指、人差し指、中指、小指をガード)。


つまり裸指である薬指を突かれれば、それはあっさり落ちるのです。

見えないはずなのに「中指か薬指か?」と言ってくるジャック。


ぐっ……と思う零。

その瞬間「もらった!」とノミを振り上げたジャックですが、零の薬指の3センチ上で寸止め。

タンッという衝撃音はジャックが左手で机を叩いた音でした。


ジャックはおちょくっているわけではなく、零の反応を見ていたのでした。

零は薬指が裸指だったにもかかわらず、ポーカーフェイスで乗り切りました。


その後、ジャックが狙いを他の指に変えても、ほっとした表情を一切出さない零。

ジャックは零の中指を突いてしまい、失敗。

ジャックからしたら、不覚の外しです。


後攻の零


攻守交替で、次は零の攻撃です。

零は「当てりゃあいいんだろ」とジャックの指にノミの反対側(柄つか)をあてます。


零は“指切り”などという露悪趣味に付き合うつもりはなく、ただ裸指を当てるだけにしたいのです。

黒服は零のやり方でもOKと言いました。


「甘ったるいことを!貴様みたいな半端者は虫唾が走る!」と言うジャック。


そして零のヨミは外れました。

なんとジャックは5本の指に5枚の板を使い、すべての指をガードしていたのです。

「そりゃあこの一回だけを考えれば5本全部ガードしとけば100%安心、でもその分、次からの勝負にツケが回る」と思う零。


第二回戦は零が先攻


第二回戦は零が先攻。

ジャックはまたしても5枚板を使って、5本すべての指をガード。


後攻はジャック。

「裸指を魔王の力、眼力で見抜いてやるぞ~!」と言って、零の反応をうかがうジャック。

しかし零は顔色ひとつ変えません。


九割方の人間は、ジャックが寸止めした時に目つぶりをします。

それをなんとかくぐり抜けた人間でも、顔を凝視すれば必ずその視線を外してきます。


なぜなら敵に表情を観察されたくないから。

とうとう、零が視線を外しました。


恐怖の赤外線カメラ


ジャックは顔の右半分に埋め込んだ赤外線カメラで、零の裸指が人差し指であることを見ました。

そう、ジャックは完全なズルをしていたのです(^_^;)。


ところが零の人差し指は、鉄板でガードされていました。

サーモグラフィで見た時にはたしかに人差し指は裸だったのに……と思うジャック。


零はジャックに頭突きして、テーブルの上に乗り、ジャックの右目を出しました。

「サーモグラフィー、赤外線カメラでの透視っ!イカサマだ!」と零。


その後、ジャックの指を触ります。

ジャックの左手の指は、全て義指でした。


「攻・守ともにイカサマ!」と全てを見抜いた零に、「素晴らしい」と拍手する黒服。

このアトラクションは、このペテン(仕掛け)を見抜けるかどうかを試す試験だったのです。


黒服が「いつどんな風にこの仕掛けがわかった?」と聞いて、零が以下のように答えます。

  • 黒服が今回の道具一式を冷蔵庫から持ってきたのは、サーモグラフィーの効果を高めるため。
  • ジャックが相手(零)の顔を凝視していたのは表情を読むためではなく、思わず目をつぶったり顔をそむけるような一瞬の隙をつきたかったから。
  • その一瞬の隙に、右目(赤外線カメラ)で裸指を見るのが目的。

そして相手に先に裸指を当てられたらオシマイなので、5枚ガードでしっかり指を守って、2回の攻撃で確実に指切りすることがジャックのやり方だったのです。


ジャックは「あの時確かに人差し指は裸だったのに、どうして鉄板があったんだ!」と聞きます。

「それは俺が鉄板を縦に使っていたからだ。指を少し上げて指入れの側面に鉄板を押し付けていた。後は振り下ろされる瞬間に、押さえていた指を下ろす。立てていた鉄板は指にもたれかかってくる。そこにやや上からふりおろされるノミが来れば、指はガードされる」と零。

ジャックは「うぐぐっ……」と言って床に座り込んでしまいました。


リングは1個だけ


零はリングを1個しかもらえませんでした。

満点の正解は、勝負前にジャックの顔や指に触り戦わずして勝つこと。


それなのに、零はジャックの惨い顔に気おされ、その当然すべき要求をしませんでした。

心優しい零は「これ以上顔のことに触れるのは失礼」と思ってしまったのです。

そんな零を黒服は「大甘だ!」と罵りました。

『ゼロ 一攫千金ゲーム』9話「ブレークダウン」とは?


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『ゼロ 一攫千金ゲーム』9話では、零(加藤シゲアキ)と標(佐藤龍我)が「ブレークダウン」というゲームで勝負します。

「ブレークダウン」とは一対一の心理戦で、それぞれの前にはリングの入った4つの箱が並びます。


相手の箱の中から鉄板で守られてない一つを見破り、ハンマーで叩き割れば勝利なのですが、3回勝負で守りに使える鉄板の数は限られるため水面下での駆け引きが必要。


これは裸指がリング、ミノがハンマーにかわっただけで、「ジャックルーム」と全く同じですね。


ツイッターでも「ジャックルームのアレンジ版!」と気が付いている人がいました。

まとめ

『ゼロ 一攫千金ゲーム』9話のアトラクション「ブレークダウン」について、原作の「ジャックルーム」をネタバレすることで、内容を推測しました。

詳しいルールについてはまだわかりませんが、「ジャックルーム」と酷似しているのは間違いありません。


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