『相棒19』3話【目利き】のネタバレと感想!『相棒9』8話の自殺者役の山本浩司が怪演!

2020年10月28日(水)放送『相棒19』3話【目利き】のネタバレと感想!

杉下右京(水谷豊)は、殺された尾崎(及川いぞう)の死の直前の買い物に目を付けます。

果たして、怪しい実演販売士(山本浩司)の正体とは?

今回は、後味悪すぎる回です。

右京の怒りは、意外な人物へ向かいます。

当ページでは『相棒19』3話のあらすじのネタバレと感想についてまとめています。

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『相棒19』3話のゲストキャストと役柄

『相棒19』3話のゲストキャストは、尾崎徹役の及川いぞうさん酒井直樹役の山本浩司さんです。


尾崎徹:及川いぞう

捜査二課の係長。自殺者まで出す悪質な詐欺グループを追っていたが、何者かに殺害され、遺体で発見される。二課の刑事たちは、3年前に同様の手口で詐欺を行っていたグループが怪しいと主張するが…!?

引用元: 『相棒19』公式HP

及川いぞう:1960年3月5日生まれの60歳で「青年座映画放送」所属。

2005年に、人気アニメ『ONE PIECE』でアイスバーグ役の声優を務める。

代表作は、ドラマ『法医学教室の事件ファイル』シリーズ、『マッサン』など。



酒井直樹:山本浩司

実演販売士。販売技術に長けた口達者な男。右京と亘は、酒井が尾崎と死の直前に顔を合わせていたことから、何らかの関係があるとにらむ。

引用元: 『相棒19』公式HP

山本浩司:1974年8月11日生まれの46歳で「ディケイド」所属。

“はんちょうさん”のあだ名で親しまれている。

1999年の短編映画『どんてん生活』で役者デビュー。

現在まで100本以上の作品に出演した“名バイプレイヤー”。

代表作は、特撮ドラマ『仮面ライダーゴースト』、ドラマ『フルーツ宅急便』、映画『“隠れビッチ”やってました。』など。

『相棒9』8話「ボーダーライン」に出演歴あり。



脚本・監督

・脚本:神森万里江(『相棒シリーズ』、『記憶』)

・監督:権野元(『ソラニン』、『脳男』)

『相棒19』3話のあらすじネタバレ

『相棒19』3話のあらすじネタバレです。

捜査二課・尾崎刑事が殺される


杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)は、詐欺被害にあった女性の飛び降り自殺を阻止。

彼女は、離婚による慰謝料・500万円を数回に渡って全額騙し取られていた。

同様の詐欺事件は、他にも起こっていた。


そんな中、詐欺事件を追っていた捜査二課の係長・尾崎(及川いぞう)が、遺体で発見された。

胸元には、焼かれた“カメラ付きペン”が入っていた。

尾崎は詐欺グループについて何か掴んだけれど、報復で殺されたのだろうか?


右京は、尾崎が死ぬ直前にした“買い物”に目を付ける。

尾崎は、ショッピングセンターで、実演販売士の酒井(山本浩司)から、アメイジングウォッシュ(=何でも落ちる強力洗剤)を買っていたのだ。

50代の男が死の直前にこんな物を買うのは不自然だ。


今回の事件は3年前と手口が同じ


捜査本部では、尾崎の追っていた詐欺組織は、3年前も同様の手口で犯行を重ねていたグループだと見当をつけていた。

尾崎の遺体があった場所が、3年前の詐欺事件の尾崎の捜査協力者・宮原が死んでいた場所と同じだったからだ。


3年前の詐欺事件の首謀者は兵頭。

今回も兵頭が裏で手を引いているのは間違いないだろう。


一連の事件に因縁がある二課は、一課を排斥して自分たちだけで捜査しようとする。

その理由は、3年前に尾崎が詐欺グループから賄賂をもらっていたという噂があるからだった。

身内の恥を他に知られるわけにはいかない。


酒井の正体



右京と亘は、酒井を調べる。

すると、酒井に詐欺師の前科があることがわかる。


酒井は、尾崎刑事の捜査協力者だった。

酒井の過去
  • 3年前、酒井は詐欺師としての自分に絶望して自殺を図ろうとした
  • その時助けてくれたのが尾崎だった
  • つまり酒井にとって、尾崎は命の恩人


酒井は、詐欺なんかする奴は糞だと思って、いつか兵頭だけは捕まえたいと執念を燃やしていた。

だから、尾崎に協力していた。


酒井は、右京に尾崎からの手紙を見せた。

そこには「兵頭はかならず捕まえる」と強い意思を感じさせる言葉が書かれていた。

こんなことを書く人が、兵頭から賄賂をもらうとは思えない。


詐欺事件の真相


その後、かけこみ寺ドットコムというサイトの経営者が、兵頭と繋がっていたことが判明。

経営者は、サイトに相談に来る大金が入りそうな人間のリストを、兵頭に渡していたのだ。

(冒頭で、右京と亘が助けた詐欺被害者の女性もこのサイトの相談者の一人)


兵頭は、詐欺事件については認めたが、尾崎殺害については否認した。

右京は取調室に入って行き、兵頭から“何か”を聞き出す。

(右京さん、久しぶりの激おこです)


真犯人


酒井は、兵頭率いる詐欺グループの犯行の証拠を掴んで尾崎に報告していた。

それなのに尾崎は突入せず、酒井は尾崎に対する疑いを募らせていた。


そして尾崎が、兵頭と接触している事実を掴んでしまった。


事件の日、酒井は尾崎をそのことで問い詰めた。

その後、尾崎は自室で自殺して、酒井は部屋の指紋と血痕を“アメイジングウォッシュ”で綺麗にしたのだった。


酒井が、尾崎の遺体を移動した理由は、以下の2つ。

  • 3年前の詐欺事件の被害者と同じ場所に置くことで、警察に現在の詐欺事件が3年前と繋がっていることを知らせるため
  • 命の恩人である尾崎の名誉を守るため

酒井の狙い通り、警察は詐欺事件の首謀者・兵頭を捕まえて、酒井の悲願は叶った……かに見えた。


真実


しかし真実は、酒井が思ったものとは違った。

右京が取調室の兵頭から、全てを聞き出していた。


尾崎が兵頭と繋がっていたのは、3年前からではなくここ2ヶ月。

しかも近づいてきたのは、兵頭から。


尾崎が詐欺グループに突入しなかった理由は、兵頭から「酒井を殺すぞ」と脅されたからだった。

その時無理やり大金を握らされてしまったため、事実上は賄賂を受け取ったことになった。


酒井から問い詰められた時、尾崎が申し開きをしなかった理由は、今更何を言っても言い訳にしかならないと思ったからだった。


酒井は「どうして言ってくれなかったんだ」と泣き崩れる。

右京は「あなたも目利きなら、そこまで理解すべきだった」と言った。

『相棒19』3話のTwitterの評判と感想

『相棒19』3話のTwitterの評判と感想です。

後味悪すぎ回






尾崎刑事は、メチャクチャいい人でした。

詐欺グループを一網打尽にすることより、酒井一人の命を守ることを選んだのですから。


兵頭から大金が入った封筒は握らされましたが、あれは不可抗力でしょう。

それなのに、自責の念から自殺までするとは、救われません(´;ω;`)


元詐欺師の酒井も、本質的にいい人間です。

兵頭を捕まえたいという執念はあるものの、尾崎の名誉も守ろうとしたわけですから。


それなのに、ボタンの掛け違いで、最悪な結末を迎えてしまいました。

兵頭が捕まっても、後味悪すぎ回です。


右京の怒りは、尾崎を見抜けなかった酒井にも向いていますが、一番は詐欺事件の首謀者・兵頭に対してでしょう。

兵頭は、3年前に尾崎の協力者を殺しているのに証拠不十分で罪を逃れたのですから。

『相棒9』8話「ボーダーライン」とは?





酒井役の山本浩司さんは、『相棒9』8話【ボーダーライン】にも出演していました。

役柄は、転落死した柴田貴史役。

刃物による傷があったので、誰かに追い詰められて殺されたのかと思われました。


しかし実は、自殺でした。

正社員になれるはずだった会社を解雇されて、婚約者に見捨てられて、親にも頼れず、どんどん悪い方向へ転がっていき、最後は社会に抹殺されるかのように死を選んだのです。

本当に救いのないラストでした。


その他の感想





芹沢刑事が、性格が悪くなったと評判です。

確かに1話でも、出雲麗音(篠原ゆき子)にパシリをさせてましたもんね~。


その麗音ですが、3話では大人しくなってます。

使い方を検討中といったところでしょうか?

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