明日の約束 水槽の魚は闘魚・ランブルフィッシュ!吉岡圭吾の家族に似てる?

ドラマ『明日の約束』4話では、吉岡圭吾(遠藤健慎)の妹・英美里(竹内愛紗)の家庭内での孤独が浮き彫りにされました。

大きな水槽の中の仕切りと、泳ぐ魚の説明をする英美里の様子がまた不気味で……。

そして赤い魚がいなくなったと言うのですが、吉岡圭吾の死に何か関係があるのでしょうか?

この記事では、「吉岡家の水槽の中で泳ぐ魚」について詳しくまとめました。

吉岡圭吾の家族が、「水槽の中の魚」に似ている点や、音楽や映画の『ランブルフィッシュ』についても記載しています。



『明日の約束』4話・恐怖の魚のシーンとは?

『明日の約束』4話 恐怖の魚のシーンについて振り返ってみましょう。

久しぶりに、吉岡圭吾の家を訪れる香澄(佐久間由衣)。

香澄は、亡くなった圭吾の幼馴染です。

家の中には、圭吾の妹・英美里(竹内愛紗)ひとりだけでした。


圭吾の遺影の前で、手を合わせてから「学校終わるの早くない?」と英美里に聞く香澄。

「早退。忌引きでずっと休んでいたから久しぶりに登校したら変に注目されちゃって。」

家の中では誰からも相手にされず、常にほったらかしの英美里は淡々と答えます。


ふと、香澄は大きな水槽があることに気が付く。

中には熱帯魚のような魚が泳いでいて、何故か「仕切り」があります。

香澄が、「仕切り」の理由をたずねると、「ランブルフィッシュ。別々に飼ってあげないと、共喰いするから。」と英美里。

英美里の「共喰い」というワードに、「えっ……?」となる香澄。


英美里は、さらに恐ろしい発言を続けます。

うちの家族みたい。

同じ水槽の中にいてもバラバラだし……、赤いの1匹いなくなったし。


「これ。」と赤い魚の画像を見せる英美里。

香澄は「いつから?」と聞きますが、「さあ?」と英美里。

「圭吾の部屋、見せてくれないかなあ?」と香澄が頼むと、「やめたほうがいいよ、勝手に入ると(真紀子に)バレるから。」とこれまた恐ろしい発言をする英美里。

「ランブルフィッシュ」ってどんな魚?



水槽の中の魚は「ランブルフィッシュ」であることが判明しましたが、一体どんな魚なのでしょうか?

ランブルフィッシュ

スズキ目ゴクラクギョ科の熱帯魚ベタの別名。

原産地は、タイ。

動物性プランクトンやボウフラなどの昆虫の幼虫類などを食べる。

見た目の美しさと激しい闘争性を併せ持つ。

仲間同士で殺し合い、たとえ1匹だけでも鏡に映った自分の姿にさえ向ってゆくという過激な魚。

飼育下でも喧嘩を始めてしまうことから原産地のタイでは賭けの対象として人気が高く、またその美しさから愛好家も多い。

各地でその美しさを競うコンテスト、品種改良が行われている。

ひえ~(>_<)

見た目は美しいけれど、怖い魚ですね……。

これは飼う時は「仕切り」が必須条件ですね。

水槽の中の魚たちは、吉岡家に似ている?



圭吾の妹・英美里によると、水槽の中の魚=ランブルフィッシュは吉岡家に似ているとのことですがどんな点が似ているのでしょうか?

互いに威嚇し合う


ランブルフィッシュ2匹を瓶などで仕切りにいれると、互いに背ビレや尾ビレやエラを最大限まで広げて体を震えさせて威嚇し合います。

これをフレアリングと言います。

吉岡家では、互いに自分の「我欲」を満足させるために威嚇し合っていて、まさに前述のランブルフィッシュのフレアリングと同じ。


仕切りを取ったら、殺し合いが始まる


仕切りがあっても、威嚇し合うほど気性の粗いランブルフィッシュ。

仕切りを取った瞬間、醜い縄張り争いが始まることは間違いないでしょう。

吉岡家でも、お互いに干渉し合わないからこそ、事なきを得ているだけなのです。

真紀子は、自殺した息子の無念を晴らすためにどこまでもエスカレート、今後は犯罪にも手を染めそう。(いや、既に「盗聴」など犯罪行為に手を染めていました。)

真紀子の夫はと言えば、息子が自殺した直後にもかかわらず愛人と浮気。

まさに、一触即発の状態。


一人死んでしまった


水槽の中の赤いランブルフィッシュが最近いなくなりました。

ちゃんと「仕切り」をしていたのに、何があったのでしょうか?

そして吉岡家でも、圭吾が自殺して「一人」いなくなりました。

吉岡家の恐怖の水槽について ツイッターの声は?

英美里の話を聞いて震えがってしまった「吉岡家の恐怖の水槽」

ツイッターでもちょっとした騒ぎになりました。

消えた魚が真相フラグ?


消えた魚は真相フラグかな?

いなくなった熱帯魚が何を意味するのかが怖いな…

赤いランブルフィッシュはお兄ちゃん

吉岡家からは圭吾がいなくなり、水槽からは赤い熱帯魚がいなくなりました。

これはただの偶然とは思えません。

何らかのかたちで「吉岡圭吾の自殺」に関わっていると思われます。


鳥かごと水槽が似てる?


日向先生が籠の中の鳥なら
吉岡くんは水槽の中でのみ生きられる熱帯魚、どちらも外に出たくても出られない。吉岡くんは亡くなった事で初めて水槽から出られたってことなのかしら?でも熱帯魚がいなくなった理由ってそれだけじゃないような気もする。

とりかごの中の鳥。水槽の中の魚。親に支配されて決められた場所に閉じ込められてる。共通点。

『明日の約束』のヒロイン・藍沢日向(井上真央)の毒親・尚子(手塚理美)は、家で鳥かごの中にインコを飼っています。

日向と自殺した圭吾は、毒親に育てられたことが共通点。


日向は鳥かご、圭吾は水槽に閉じ込められているところが同じだと指摘する声が。

そうなると、圭吾は自殺したことで水槽(吉岡家)から脱出出来たということでしょうか?

死ぬことでしか脱出不可能だとしたら、本当に「恐怖の水槽」ですね……。

Do As Infinityの『rumble fish』(ランブルフィッシュ)とは?



『rumble fish』(ランブルフィッシュ)は、2000年8月2日に発売されたDo As Infinityの5枚目のシングル。

Do As Infinityとは、日本の音楽グループで、グループ名には「無限の広がり」という意味が込められています。

メンバーは、ボーカルの伴都美子(ばん とみこ)と、ギター、ボーカル、コーラス、作詞の大渡亮(おおわた りょう)。


今の若い方はご存じないと思いますが、私が学生時代にカラオケでハマった曲です。(年齢がバレますが・笑・)

とにかくカッコいいロックな曲で、当時まだ色々自由がきかなくてイライラしていた私の気持ちを代弁してくれました。

サビの力強いメロディの上昇と「今は私らしくいられますように」の歌詞が最高です。


以下から視聴出来ます。

Do As Infinity / rumble fish


『rumble fish』は日本語では闘魚を意味しますが、英語のスラングでは「ケンカ」を意味します。

10代の孤独や焦燥、不安を表した『rumble fish』の歌詞は、吉岡圭吾の心情にも重なる部分があったのではないかと……。


以下に歌詞の一部を抜粋しました。

誰もいない街

静かに朝日は私の影落として

明日は逃げずにそこにあるのか

運命の糸を見つけて

自分のこの手でつかんだなら

自由の海へとたどりつくまで

今は私らしくいられますように

映画『ランブルフィッシュ』(Rumble Fish)とは?


映画にも『ランブルフィッシュ』がありました。

1983年のアメリカ映画で、兄に憧れ続ける少年の繊細な心情を巧みに描いた青春モノです。


以下、簡単なあらすじです。

弟・ラスティは皆から一目置かれる不良の兄に憧れていたが、2か月ぶりに街に帰ってきた兄には以前の面影はなかった。

以前は喧嘩ばかりしていた兄が、ペットショップのランブルフィッシュの水槽を見入るようになり、「川へ戻せば争わなくなるだろう」とつぶやく。


そして夜になって再びペットショップを訪れた兄は、ラスティの止めるのも聞かず、ドアを破って店内に入り水槽を抱きかかえると川へ向って歩き始めた。

その瞬間、警官に打たれてしまう兄。

かたわらで苦しそうに飛び跳ねるランブルフィッシュを弟が川の中に放すのでした

大人になろうともがいている兄が、不良である現在の自分を闘魚・ランブルフィッシュに重ねています。

狭い不良の世界からもっと広い世界に出たいという思いから、ランブルフィッシュを水槽から川へ戻そうとしたのです。

広い世界に出れば、喧嘩なんかなくなるだろうという思いから……。

まとめ

『明日の約束』4話に登場した吉岡家の恐怖の熱帯魚・ランブルフィッシュについてまとめました。

完全にグチャグチャで、家庭として「機能不全」に陥った吉岡家。

一体いつからこんな家になってしまったのでしょうか?

孤独な妹ちゃん・英美里も含めて、今後の吉岡家と水槽から目が離せません。