ドロボウと警察という異色コンビが捜査を進めていくドラマ『ドロ刑』。
2人の絶妙なコンビネーションが、海千山千の曲者の窃盗犯を追い詰めていく様は、まさに爽快!
当記事では『ドロ刑』原作あらすじの結末をネタバレ・後編をまとめています。
2018年10月19日(金)に「ドロ刑」3巻が出たら追記します。
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もくじ
『ドロ刑』原作あらすじのネタバレ・後編
ドロ刑が地下室に閉じ込められる!
班目(中島健人)と煙鴉(遠藤憲一)は、気が付くとどこかのビルの地下室に閉じ込められていました。
千家組のバッチが落ちていたので「千家組の報復で捕まったのかもしれない」と思う班目。
なぜなら先日、班目が捕まえた連続車両窃盗団の違法ヤードのバックにいたのが、千家組だったから。
班目と煙鴉は、窃盗事件の元被疑者・高西良平に会いに行く途中で襲われて、この部屋に連れてこられた模様。
煙鴉はスタンガンを押し付けられた後に「刑事さん!助けて!」と叫ぶ高西の声を聞きました。
どうやら高西は班目と煙鴉の拉致現場を目撃したせいで、一緒に捕まったようです。
「急いで助けないと」と焦る班目。
煙鴉がトラウマ?
閉所恐怖症の煙鴉は、息苦しさを感じ始めました。
パニック発作のようなものが始まり、ドクンドクンを心臓が波打ちます。
「大丈夫、これは脳の誤作動。どんなに似ててもここはあそこじゃない」
そんな超シリアスな煙鴉の目に、ズボンを脱いで壁の取っ手を引っぱる班目の姿が飛び込んできました。
班目は取っ手を抜くことに成功して、「やった!!」と叫びます。
班目はベルトの先にこの金具を取り付けて、扉のカギに引っ掛けて壊せないかと言いますが、「難しいかもね」と煙鴉。
扉の窓から外を見ると、漂白剤が置いてありました。
なぜ高西は被疑者になったのか
班目は、地下室の中で、なぜ高西が被疑者になったのか、そしてどうやって容疑が晴れたのかを煙鴉に話しました。
高西良平は、あるクラブへの窃盗の容疑をかけられた。
事務所扉の窓ガラスを割って鍵を開けて、金庫に入っていたキャストの給料袋を持っていった。
決め手となったのは、従業員が高西が金を持って逃げるところを目撃したと証言したから。
高西は何度か女性への暴力事件で通報を受けているヒモ野郎ですが、窃盗での前科はなかった。
自宅には戻ってないようなので、片っ端から高西の女をあたった。
事務所内に高崎の指紋はなかったが、何種類かの足跡は取れた。
その中から従業員の足跡を省いていく作業の途中で、高西のアリバイが判明。
なんと、事件のあった日、高西は一日中パチンコにいたのだ。
アリバイが確定した以上、もう解放するしかないという結果になった。
事務所扉の窓ガラスを割って鍵を開けて、金庫に入っていたキャストの給料袋を持っていった。
決め手となったのは、従業員が高西が金を持って逃げるところを目撃したと証言したから。
高西は何度か女性への暴力事件で通報を受けているヒモ野郎ですが、窃盗での前科はなかった。
自宅には戻ってないようなので、片っ端から高西の女をあたった。
事務所内に高崎の指紋はなかったが、何種類かの足跡は取れた。
その中から従業員の足跡を省いていく作業の途中で、高西のアリバイが判明。
なんと、事件のあった日、高西は一日中パチンコにいたのだ。
アリバイが確定した以上、もう解放するしかないという結果になった。
その話を聞いて「人の多い営業時間帯に盗みに入ったわけ?」と煙鴉。
続いて「金庫を開けられる犯人が、なぜ扉の鍵を開けられなかったのか」の矛盾点も指摘します。
さらに、ガラスの破片が床に散らばっていたのなら、足跡の特定はもっと簡単だったはずと主張。
「なぜ煙鴉はそんなことを言うのか?」と首をかしげる班目。
脱出成功!
班目は、ベルトに取っ手を取り付けた道具を窓からたらして、漂白剤のボトルを引き上げることに成功。
煙鴉がさっき拾った千家組のバッジを漂白剤の中に入れてしばらくすると、容器の中は酸素と水素が充満します。
班目のシャツとネクタイでしばらく蓋をして、ネクタイを引っこ抜くと、爆発が起こりました!
外に脱出できた2人は小平(石橋杏奈)に電話。
煙鴉が新宿2丁目のビル(班目と煙鴉が監禁されていたビル)のオーナーを調べてもらうと、千家組組長の姪・千家愛華(せんけ・あんじ)だと判明。
「結局どういうことなんだ?」と煙鴉に聞く班目。
煙鴉:「複数あった足跡のうち、犯人の足跡だけ探すなら、ガラスの上から踏んだ形跡のあるものを探せばいい。その形跡がなかったから仕分けに時間かかったんじゃない?」
班目:「事件はねつ造だったってわけか?」
煙鴉:「正解。じゃあ何のためにそんなことをしたのかわかる?君たちが対象を探す力は一流だから探させたんだよ、ターゲットを」
ターゲットは高西だった!
つまりターゲットは高西の方で、巻き添えを食ったのが班目と煙鴉だったということだったのです。
階段を駆け上がり、高西の救出に向かう班目。
体力のない煙鴉は、4階でヒーヒー……。
高西は椅子に座った形で縛り付けられ、酷い拷問を受けていました。
高西に危害を加えているのは、高西が窃盗犯だと証言した従業員・山口大輝でした。
従業員の目的は、高西の携帯に入ってる店のキャスト・沙耶の動画。
高西は沙耶の元カレで、付き合ってた時の動画をネタに、ずっと金を騙し取っていたのです。
このあいだ沙耶が「もう払えない」と言うと、高西は沙耶の顔を殴りました。
班目が「何で警察に届けなかった……」と聞くと、沙耶が嫌がったからだという。
沙耶は「あの動画を見られるぐらいなら、死んだ方がマシ」と言ったのです。
班目は「どけ!高西さんを病院に連れていく!」と言いますが、山口大輝の仲間の大男が阻止。
煙鴉が「死にはしなくてもこのままじゃ失血で意識を失うよ。何か聞き出したいなら困るでしょ」と言って、止血。
班目は大男を投げ飛ばし、とうとう警察が来ました。
山口大輝は全ての犯行は自分が主導して行ったと供述、キャストの加藤沙耶と店のオーナー・山代愛華はこの一件について一切知らなかったと説明。
そして山口が探していた携帯は、その後の捜査で見つかることはありませんでした。
高西は入院しましたが、退院したら即逮捕です。
同じ手口で他にも脅してる女性被害者がみつかったので、もはや言い逃れは出来ません。
ただひとつわからないことが。
高西を傷つけたと思われる凶器がまだみつかっていないのです。
高西もその話をすると怯えてしまい、「知らない」の一点張り。
それは長い針のような道具のはずなのですが……。
ラスボス登場
後日、班目と煙鴉は、店のオーナー・山代愛華に会いにいきました。
氷をアイスピックで割りながら、「ウチの子たちがえらいご迷惑かけまして」と謝罪する愛華。
アイスピックは、ちょうど高西を傷つけた凶器に形状がそっくりです。
班目は、愛華の香りが現場に残っていた匂いと同じだと気が付いて、それを指摘。
愛華は酒を飲んで「女の過去を勝手に覗くなんて無粋やわあ」と言います。
煙鴉は羽鳥の相棒?
そして煙鴉に質問。
「ウチの親戚が昔使っていたあの地下室。あそこから抜け出すなんて大したもんや。ウチの知る限り警察の奴はそんなことできひん。アンタ何者?」
煙鴉は班目を指差して「彼の相棒」と答えました。
班目が「はぁ?んなわけあるか!?」と言うと「え~じゃあ僕は何?」と煙鴉。
班目は「泥棒?被疑者?俺にとっちゃ煙鴉だけど……」と考えがまとまりません(笑)。
そこへ「お久しぶりです、愛華姐さん」と羽鳥と怪しい輩たちが登場。
羽鳥は愛華に「いいかげん、羽鳥グループとの業務提携をしてください」と言ってきました。
羽鳥は何度も足を運んでいるけれど、愛華が首を縦にふらないのです。
羽鳥:「千家と縁を切ったとはいえ、血の繋がりは切れないでしょう?」
愛華:「結局のところお前は集る先を千家に変えた姑息で腑抜けな蠅のままや。大事な店をそないなモンに渡すと思うか」
煙鴉が「それって、千家組の資金洗浄の手伝いをしろってことだよね」と口を挟むと、「関係ないヤツはすっこんでろ」と羽鳥。
煙鴉は羽鳥のポケットから拳銃を抜き取り「僕の相棒には大いに関係アリだと思うんだ」とニヤリ。
しかし羽鳥に拳銃を奪われて、逆に突きつけられてしまいました。
羽鳥が「何者だお前ら?!」と叫び、班目は「警察だ。今ならまだ銃刀法違反だけですむ、大人しくその銃を渡せ」と説得。
煙鴉はいつになく弱気で「……ゴメン、ヘマしちゃった。今までありがとう、楽しかったよ」と諦め顔。
煙鴉:「あまり力になれなかったけれど……」
班目:「そんな事……お前のおかげで早期解決できた事件だって……」
煙鴉が「じゃあ僕は君の相棒?」と聞いてきて、一瞬言葉に詰まるが「あ……」と言いかける班目。
次の瞬間、煙鴉がにっこりと手の平に隠していた弾倉を見せました。
これでは犯人は拳銃が撃てません(^_^;)
「このヤロー!!!」羽鳥に向かっていく班目。
羽鳥は後ろにいる手下たちに、班目を取り押さえるように命令。
すると、煙鴉が拳銃の銃口を羽鳥に押し付けました。
羽鳥は「馬鹿め。弾倉のない銃で脅しになるか」と言いますが「全くもってシロートだね。装填済みの銃なら弾倉がなくても本体に一発残ってるんだよ」と煙鴉。
煙鴉が「嘘だと思う?大丈夫、すぐにわかるよ」と言って、引き金を引き、羽鳥はふら~と倒れました。
実は弾など残っておらず、「大嘘つき野郎~!!」と思う班目。
羽鳥が逃げようとして、「逃がすか~」と班目。
班目は羽鳥の手下たちに攻撃を受けながらも、不死身のパワーで立ち向かいます。
そして後ろから愛華が、羽鳥の顔を掴みました。
ナイフを出して襲い掛かる羽鳥ですが、愛華のアイスピックが羽鳥の耳を貫きました。
おしっこをもらしてしまった羽鳥に「正当防衛やな」と愛華。
班目は愛華に「やっぱり高西の怪我はお前じゃないのか?」と聞きます(高西の怪我は、まるでアイスピックでやられたものだった)。
愛華は「少なくとも沙耶はあれ以上傷つかんですんだ。被害者を傷つけんと犯人を捕まえられん警察だって十分におかしいやろ」と返答。
班目は「応援がくるまで奴らを見張っとく!」と言って向こうに行き、悔しさを感じていました。
煙鴉:「怖い人だね。さっき羽鳥を煽ってわざと襲わせただろ?」
愛華:「人のこと言えんのか?」
愛華は煙鴉の顎をつかんで「よりにもよってあんな真面目そうなモン相手に“相棒”だなんて言えたもんやな。絶対裏切るクセに」と言いました。
ピーチ6
今回の窃盗犯は、ピーチ6(ピーチ・シックス)。
ピーチ6とは、女子高生6人のグループで、指揮役、見張り役、おとり役、実行役と捕まらないようにチームで役割分担して“万引き”する窃盗団です。
彼女たちはチームプレーで盗んでいき、店員がきたら胸の谷間を見せたりして注意をそらすという悪知恵も。
ここで“万引き”について説明しておきます。
“万引き”とは、「窃盗罪」。
平成28年度、警察が検挙した窃盗の数・208、646件。
うち“万引き”の件数は7万8千件。
これだけでも膨大な数に上るが、検挙に満たない「認知件数」、警察への通報に至らない「発生件数」であれば、これより更に増えるものと思われる。
年間の被害額は4.000億円を超えており、時に店を営業停止に追い込むほどに悪質で、10年以下の懲役、50万円以下の罰金が課せられる可能性のあるれっきとした犯罪なのである。
平成28年度、警察が検挙した窃盗の数・208、646件。
うち“万引き”の件数は7万8千件。
これだけでも膨大な数に上るが、検挙に満たない「認知件数」、警察への通報に至らない「発生件数」であれば、これより更に増えるものと思われる。
年間の被害額は4.000億円を超えており、時に店を営業停止に追い込むほどに悪質で、10年以下の懲役、50万円以下の罰金が課せられる可能性のあるれっきとした犯罪なのである。
ピーチ6がチームプレーならば、班目と煙鴉もチームプレーで戦うことに。
煙鴉が店全体が見られるモニターを見ながら、班目に指示を出します。
盗品はピーチ6のメンバーに順番にパスされて、マコがそれを持って西口から逃亡。
班目は煙鴉の指示通り、マコを追いかけます。
マコはランジェリーショップに逃げ込み、下着を班目に投げますが、全く動じず追いかけてくる班目。
実は班目には食虫植物のような妖艶な姉が2人いて、女の下着は男を食い物にするためと教えられて育ったので、悲しき耐性ができていたのでした(笑)。
マコがつまづいて転倒、その衝撃でタイヤがマコ目掛けて落ちてきます。
班目は、30キロのタイヤをパンチで撃退!
マコは「足が折れた、歩けない」と主張しますが、班目はマコをお姫様抱っこして走りました。
マコは恥ずかしさの余り「嘘です、歩けるから降ろして」と言いました。
班目のマコへの取り調べが始まりました。
しかしマコは仲間のことを一切口にせず、単独犯だと言い張ります。
その頃仲間たちはマコのことを案じながらも「大丈夫!証言さえ取られなければ!」と言っていました。
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