『なつぞら』第79話で、突如柴田家に現れたちはる(清原果耶)。
富士子(松嶋菜々子)らは歓迎しますが、ちはるは「姉には連絡しないでください、姉には会いたくないです」と言いました。
その後、ちはるはなつ(広瀬すず)の洋服を来て泰樹(草刈民雄)の指導で牛の乳しぼりも体験しますが、なつと咲太郎(岡田将生)が駆けつけた時にはもう姿を消していました。
そして柴田家にちはるからの手紙が届いて……?
当記事では、朝ドラ『なつぞら』のちはるのネタバレや手紙全文についてまとめています。
※2019年7月5日、ちはるの手紙全文を追記しました。
もくじ
『なつぞら』ちはるとは?
『なつぞら』ちはるとは、ヒロイン・なつ(広瀬すず)が幼少期に生き別れになった妹。
ちはるだけが親戚の家に預けられて、なつは十勝の柴田家へ、咲太郎は孤児院へと別々に暮らすことになったのです。
大人になって咲太郎と再会したなつは、ちはるを探し始めます。
第11週では、遂に信哉(工藤阿須加)がちはるを預けた川谷幸一の居場所を見つけて、ちはるらしき少女の姿も発見。
なつと咲太郎はすぐに川谷幸一を訪ねるが、少女はちはるではなく、ちはるはわずか6歳の時に家出をしていました。
叔母さんがちはるをいじめたことが原因だと聞き、大ショックのなつと咲太郎。
ちはるは、咲太郎の手紙(なつの北海道の住所が書かれてる)を持って行ったとのこと。
ここで、ちはるの情報はぷっつり途切れます。
そんなちはる(清原果耶)が、第79話で突如柴田家に現れます。
富士子(松嶋菜々子)らは歓迎しますが、ちはるは何故か「姉には連絡しないでください、姉には会いたくないです」と言いました。
それでも、富士子はなつに電話してちはるが来たことを知らせます。
ちはるが自分に会いたくないと言ってると聞いて、ショックを受けるなつ。
なつが思い切って電話をかけると、「もしもし」とちはる。
なつの声を聞いた途端に思い出が蘇り、「お姉ちゃん」とつぶやくちはる。
咲太郎も電話に出て「お兄ちゃんだ!いますぐそっちに行くからな!」と話しますが、ちはるは電話を切ってしまいました。
ちはるがもう一度電話をかけると「お姉ちゃん、今からそっち行くから待ってて」となつ。
ちはるは「わかりました、私も会いたいです」と涙を浮かべました。
その後、なつと咲太郎はすぐに十勝に向かいますが、当時東京から十勝は1日以上かかりました。
柴田家のあたたかいもてなしを受けて、「スゴイですね、姉はこんなに恵まれて育ったんですね」とちはる。
ちはるの現在までの境遇
ちはるは、富士子らに今までの自分の境遇を語りました。
・ちはるはまだ見習いで、お酌と呼ばれる見習いみたいなもの。
・そこでみんなから「お母さん」と呼ばれているおかみさんがとてもいい人で、頼もしくて優しいお姉さんたちにも囲まれて、ちはるは何不自由なく食べる物にも困らず成長。
「とても幸せです」とちはる。
しかしその後「でも幸せでは私は姉にかないそうもありません」と言いました。
どういう意味なのか?
『なつぞら』82話でちはるが突然姿を消す
草刈正雄さんと千遥役・清原果耶さんを休憩スペースでパチリ。なつが着ていたチェックのシャツにオーバーオール、千遥も似合っていますか?#朝ドラ #なつぞら #草刈正雄 #清原果耶 pic.twitter.com/2x38Lfes7Y
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年7月2日
翌朝、泰樹(草刈正雄)はちはるに牛の乳しぼりを教えました。
なつの服に着替えたちはるは、まるで昔のなつのようでした。
ちはるは楽しく過ごしていましたが、信哉がちはるの写真を撮った時に強く警戒心を示します。
「その写真はどうするんですか?誰にも見せないでください!どうしても写真が嫌いなんです」
その後なつと咲太郎が柴田家に着く直前に、ちはるは急に姿を消しました。
ちはるは、身なりも姿勢もよく、きちんとしつけられたお嬢さんに見えました。
しかし、本当に幸せなら逃げたりはしないはず……。
そして柴田なつ、奥原咲太郎宛てにちはるから手紙が届きました。
ちはるが逃げた理由は?
#なつぞら
— LOVE4-METAL (@2catrobot) 2019年7月4日
やっぱりちはるは闇が深いのかな?信さんとばっちり可愛そう。
ちはるは後ろ暗いところがあるのかな…置屋からも逃げて来てた?生い立ち話す時も幸せだとあえて口に出して自分に言い聞かせてる感じに聞こえたし幸せ度は姉には負けるけどおば家でのことやもっと劣悪な環境の子を思えば幸せだったと思い込もうとしてた…?言葉通りの幸せだったとは思えない #なつぞら
— Dalnim:ayato (@momos_tar) 2019年7月4日
なつぞら、ちはるちゃ〜〜ん!
— 餡子(節酒キャンペーン中) (@aankoaaa) 2019年7月4日
どんな悩み抱えてるんだろ〜
(T ^ T)
ちはるちゃん
— S (@S17254889) 2019年7月4日
誰かから逃げたいんだね
きっと
#なつぞら
ちはるは電話では「待ってる」となつに言っていたので、おそらく写真を撮られたことが逃げた原因だと思われます。
ちはるは「私は運が良かった。とても幸せです」と言っていましたが、たぶん置屋から逃げて来たのではないでしょうか。
誰かに追われていて、絶対に居場所を知られたくないんじゃないでしょうか?
『なつぞら』ちはるの手紙全文をネタバレ
「うまい」の一言で済ませられないくらい千遥の絵が上手い#なつぞら pic.twitter.com/fzkFm46BLV
— 紫煙紫煙気鋭体位 (@syensyenkeitai) 2019年7月5日
お姉ちゃん、お兄ちゃん、急に帰ってしまってごめんなさい。
柴田牧場の皆さんにも大変失礼なことをしました。
お詫び申し上げます。いつまでも心配かけてすみません。
私は子供の頃、おばさんの家にいるのが辛くて逃げ出しました。
線路を見つけてそこをたどっていけば、お姉ちゃんやお兄ちゃんのいる東京に行けると思ったのです。
だけどお腹がすいて倒れました。
私はその人に東京まで連れて行ってほしいと頼みました。
今では顔も思い出せないその人は、私も連れて東京に行ってくれました・
そして私を自分の娘だと言って、置屋に売ったのです。
私は売られて良かったと思っています。
そこの女将さん(光山なほ子)が男の嘘を見抜いて、このままでは私がろくな目に合わないと心配して、私を買ってくれたのです。
私は18歳になる今まで、この女将さんをお母さんと呼んで、人並みに育つことが出来ました。
私は今は奥原千遥ではありません(光山千遥)。
女将さんが私を戦災孤児として届け出をして、自分の戸籍に養女として迎えてくれたからです。
今でも独身の女将さんは、本当に私のお母さんになってくれたのです。
私は置屋の娘になりました。
そんな私に最近結婚してほしいと言う人が現れました。
とても立派な家柄の人で、私にはとても不釣り合いな人です。
その時、女将さんから兄の手紙を見せられました。
どこかでなくしたと思っていましたが、女将さんが預かってくれていたのです。
ちはる:「はい、でもお母さん。私はこの手紙にどんなことが書いてあったのかよく知らないんですよ。あの頃は字があまり読めなかったもので」
なほ子:「その手紙にはお前の姉さんが住んでいる北海道の住所が書いてあったんだよ。そこは親戚でもなく、戦死なすったお父さんの友人の家だそうだ」
ちはる:「私の姉がそこに?」
なほ子:「その北海道にお前のことを連絡しようか迷ったんだよ。ただお前の姉さんがそこでどんな暮らしをしているか、お前のことを聞いてどう思うのか、どうなるのか、2人とも幸せになれるのかいくら考えても答えがでなくてね、そのうちお前を手放すのが惜しくなっちまったのさ。ちはる、その手紙を今まで隠していて本当にすまなかった。この通り謝るよ」
ちはる:「やめてください、お母さんが私に謝ることなん一つもありません」
なほ子:「だけどね、ちはる。この先もしあの方と結婚するなら昔の家族とは縁を切らなくてはならないよ」
相手は立派な家柄なので、私が浮浪児だったと相手の親に知られたら破談になってしまうからです。
なほ子:「私の望みはお前が幸せになることだけなんだよ」
ちはる:「大丈夫、幸せです。お母さんの娘になれて。本当に幸せです」
私の幸せを願うお母さんのためにも、私は結婚したいと思いました・
それでも私は最後に北海道に行くことをお母さんに許してもらいました。
もしお姉ちゃんが今不幸でいたなら、私は今の幸せを投げ出してでも助けなければならないと、そう思いました。
でももし、幸せでいてくれたら、私はお姉ちゃんと永遠に別れなくてはならないとそう決心しました。
その家でお姉ちゃんがどんなふうに暮らしていたか、それを知るのに時間はかかりませんでした。
それからお姉ちゃんとお兄ちゃんと電話で話した時に、突然昔のことを思い出しました。
空襲の後、おばあさんに芋をめぐんでもらってお姉ちゃんと食べたこと、アメリカ軍人の靴磨きをしてチョコレートをもらったこと、お兄ちゃんが大勢の人の前でかっこよく踊ったこと、ノブさんも一緒にみんな家族のように池のほとりで焚火をしてザリガニを焼いて食べたこと。
石けりをして転んで泣きわめく私をお姉ちゃんが力いっぱい抱きしめてくれたこと。
私は柴田牧場でお姉ちゃんの服を着て働いた時、なんだかお姉ちゃんに抱きしめられているような気がしました。
ここで私まで幸せを感じて、そしてお姉ちゃんとお兄ちゃんと会ってしまったら、別れられなくなると怖くなったのです。
だから私は逃げ出しました。
一生会うことはもうありません。
お兄ちゃんも元気でいてくれて本当に良かった。
私は一生自分の過去とは別れません。
柴田牧場で過ごした短い時間も忘れることはありません。
どうか皆さん、お元気で。
お世話になりました、さようなら。
追伸。
私の記憶の中になるお兄ちゃんとお姉ちゃんを思い出して絵を描きました。
感謝を込めて。
『なつぞら』ちはるの手紙に対するTwitterの感想は?
『なつぞら』ちはるの手紙に対するツイッターの感想をまとめます。おはようございます( ⸝⸝⸝ᵕᴗᵕ⸝⸝⸝ )
— うみ✩職業どるおた金欠マン (@umiumi_2306) 2019年7月5日
毎朝なつぞらを観てるのですが
今日は号泣回でした😢
千遥ちゃん、、、、
目が真っ赤のまま出勤します(笑)
皆さん、今日も1日頑張りましょう🐰🌸✨#おはよう戦隊0705
千遥ちゃん、幸せで良かったのと、まじ復員兵が置屋に売ったことにイラッとしたのと、でもそのおかげで女将さんに大切に育てられたのと、見受けがきまっていたのと、それが嫌ではないのと、なつさくから離れなければいけないのとのと…色々とあってうわーーーんってなります。#なつぞら
— すし。 (@ringoringo0503) 2019年7月5日
千遥がその男性の事が好きで嫁ぎたいのかどうかっていうのが見えてこないので、義母に遠慮して行きたくないところへも行くって感じに見えてしまうんだよなぁ。本当に幸せなんだろうかな。千遥ちゃん・・・ #なつぞら
— のんびり (@nonbiri444) 2019年7月5日
#なつぞら でも千遥に家族を捨てさせたんだよな。
— 🌙 (@3tukiyo) 2019年7月5日
千遥の複雑な表情はどこかでなつの不幸をちょっとだけ願っていたのかもしれないなぁ。千遥は親戚の家にいた頃よりは全然幸せだろうけど…
ちはるの手紙に、朝から涙が止まらない視聴者多数。
ちはるが、ちゃんとした人に育てられていて本当に良かった……。
でも、なんかちはるが凄くいい子過ぎて本当に幸せなのかちょっとわかりにくくもありました……。
ちはる、お母さんのために結婚するのかなあ?
今後も時々登場して、幸せなのかどうかちゃんと見せて欲しいです。
まとめ
ようやく姿を現したにもかかわらず、また姿を消したちはる。その闇はとても深そうです。