『私たちはどうかしている』6巻のネタバレと感想!
「BE・LOVE」で連載中の人気コミックが、横浜流星さんと浜辺美波さんのダブル主演でドラマ化。
6巻では、七桜(浜辺美波)が妊娠のことを椿(横浜流星)に言えずに悩みます。
そしてそんな七桜に、新たな苦悩が訪れます。
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もくじ
「私たちはどうかしている」登場人物
最初に「私たちはどうかしている」登場人物をご紹介します。・高月椿:横浜流星
老舗和菓子屋・光月庵の跡取り。
幼なじみである七桜(浜辺美波)に気付かぬままプロポーズ。
・花岡七桜:浜辺美波
和菓子職人。
死んだ母との繋がりである和菓子作りが生きがい。
赤い色を見ると動悸が激しくなる。
・高月樹:鈴木伸之
椿の父。
15年前に謎の死を遂げた。
・高月今日子:観月ありさ
光月庵の女将で椿の母。
夫の樹が亡くなってからは、椿のことを当主にするため必死。
・大倉百合子:中村ゆり
七桜の母で和菓子職人。
15年前に樹殺害の容疑者として逮捕されて、亡くなる。
・高月宗寿郎:佐野史郎
光月庵の大旦那で椿の祖父。
椿のことを本当の孫とは思っておらず、きつくあたる。
・丸眼鏡に髭の男:山崎育三郎
七桜の母・百合子の菓子のファンを名乗る謎の男。
・宮部夕子:須藤理沙
小料理屋の女将で、丸眼鏡に髭の男(山崎育三郎)に頼まれて七桜の母親役を引き受ける。
・城島裕介:高杉真宙
光月庵の見習い職人。
実家は能登の和菓子屋。しまや。
『私たちはどうかしている』6巻のネタバレ
『私たちはどうかしている』6巻をネタバレします。
第26話:覚悟
七桜(浜辺美波)は、妊娠したことを椿(横浜流星)に伝えられず、悩む。
自分はいったい何をしているのだろうか。嘘をついてまで光月庵に入り込んだのに、いまだに真相を突きとめられない。
その上、椿のことを拒めず椿の一言に傷ついたり。
結局自分は、幼い頃から椿のことがどうしようもなく好きなのだ。
百貨店の催事の前日。
七桜がついにわらび餅を再現した。
一方、今日子は城島に、七桜の作った菓子を全滅させるように命令していた。
第27話:新生わらび餅
翌朝、七桜の作ったわらび餅が入った桶は全部ひっくり返されていた。
しかし城島はそんなことはしていない。
城島は、自分の店=しまやの菓子がひっくり返されたときと同じ状況だと思った。
犯人は、今日子。
城島は、自分の店のときの犯人も今日子だと確信する。
実は今日子がダメにしたわらび餅は七桜の失敗作で、七桜は成功品をちゃんと隠していた。
星形の最中に入ったわらび餅は「可愛くて美味しい」と評判になった。
城島は、あたり一面に花が咲いたかのような盛況に、菓子職人である父が自分に伝えたかったのはこういうことなんだとわかった。
わらび餅は飛ぶように売れて、投票数1位に輝いた。
椿はわらび餅の名前を「しまや」とした。
城島は七桜に「どうしてここまでしてくれたんですか」と聞く。
自分は言い訳して正当化して、人を恨むことに逃げたのに。
さくらは同情心などではなく、しまやのわらび餅を守りたい一心だったと話す。
相変わらず“お菓子バカ”なさくらに、思わず笑ってしまう城島。
城島は椿に「金をいつか返して、しまやのわらび餅をいつか自分のものにします」と頭を下げた。
以降は城島は過去を振り返らず、菓子作りに邁進していく。
第28話:決意
七夕が終わって、七桜と椿は結婚式の準備で忙しくなった。
七桜は椿に自分の正体を話さなきゃと思いつつ、話せないでいた。
七桜と椿は、夕子の店へ。
夕子は今日子からの嫌がらせでもう七桜の母親を装うのはやめようと思っていたが、椿の熱意に打たれてお芝居を続行してくれた。
椿は礼儀でも体裁でもなく、七桜のためにやってきたのだった。
夕子は、七桜が妊娠していることに気付いた。
七桜は、天国のママが私の妊娠を祝福してくれないんじゃないかと思うと言って泣いた。
七桜が幼い頃、母は七桜が「椿が好き」と言うと困った顔をしたから。
夕子は「私がもし本当の母親なら幸せにおなりと言うよ」と励ましてくれた。
椿は、今でも父親を殺したのが私のママだと思ってる。
でも今の私たちなら、通じ合えるんじゃないか。
私の正体を打ちあけた後、ママからの手紙を見せよう。
そうすればきっと信じてくれる。
第29話:夏の夜
明日から椿が出張と聞いた七桜は、その夜椿と出かけた。
七桜は、本物のホタルを初めて見て大感動。
椿が七桜の指をホタルの光にくっつけて結婚指輪のようにすると、七桜は「(本物より)こっちのほうがいい」と笑った。
椿は七桜を抱きしめて「おまえが好きだ」と告白。
七桜は今こそ本当のことを言おうとするが、従業員が椿を呼びに来て遮られてしまう。
七桜は、宗寿郎が(同じ日だった茶会の日程をずらして)結婚式に出席しようとしてくれていることを知る。
これって椿を認めてくれたってことだよね。
第30話:真実
幸せいっぱいの七桜だったが、思いがけず事態は一変。
城島の部屋(昔の七桜と母の部屋)で母の荷物が入った箱を見つけた七桜は、その中に自分が樹の娘であることを証明するDNA鑑定書を見つけてしまったのだ。
そこでは、椿が樹の息子でないことも証明されていた。
ママは、私に何かあったときに、椿じゃなく私が光月庵の人間だって証明するためにこれを持っていたの?
宗寿郎は、さくらが自分の血を分けた唯一の孫だと既に気付いて、椿に「さくらを探せ」と命じていた。
そして七桜は、知りたくなかった椿の真意にも気付く。
椿がさくらを憎むのは、父親を殺した女の娘だからじゃない。
いつか父の本当の娘であるさくらが現れたら、自分から店も含めて全てを奪うんじゃないかと恐れたからだ。
椿は幼いときに、すでに自分はこの家の子供ではないと気付いた。
どんなにか怖かっただろう。
全てを知ったさくらは、椿に正体も明かせないし、妊娠も言えない。
こうなったら、椿の前から消えるしかない。
『私たちはどうかしている』6巻のまとめと感想
『私たちはどうかしている』6巻のまとめと感想です。6巻ではついに七桜の妊娠が確定。
本来ならおめでたいことですが、七桜の胸は不安で張り裂けそうになります。
それはそうですよね、嘘ついているんだから。
椿は薄々何かに気付きつつも、七桜を問い詰めません。
七桜は、ずっと椿と一緒にいる決意をして、少しずつ本当のことを話そうと前向きな気持ちになります。
しかしここで運命を狂わせる出来事が!
七桜が樹の本当の娘であることを証明するDNA鑑定書が出てきてしまったんです。
15年前の椿が鬼の形相をしていたのは、実子であるさくらが自分から全てを奪ってしまうことを恐れたからだったんですね。
こうして七桜はまたしても本当のことが言えなくなり、椿の元を去る決意までします。
七桜の辛さを考えると、もうお腹が痛くなってきます。
宗寿郎がさくらの御菓子に惚れ込んでいてしかも実子だと気付いていて、椿にさくらを探せと命令していたというのがまたエグイ。
そりゃ椿の立場からしたら、さくらを憎むしかない。