刑事ゆがみ 弓神の過去とは?ロイコ事件の真犯人とは……?

ヒズミ(山本美月)に人殺し呼ばわりされた弓神(浅野忠信)が逃亡して、衝撃の展開を迎えた『刑事ゆがみ』。

9話では、5話のロイコ事件の続きが描かれました。

どう考えてもロイコ事件に関係があるヒズミと、ヒズミをロイコ事件から引き離そうとする弓神。

この記事では、「弓神の過去」と「ロイコ事件の真犯人」をネタバレ予想しました。



『刑事ゆがみ』ロイコ事件にまつわるエピソードをおさらい


まずは、ロイコ事件について簡単に説明


ロイコ事件とは、7年前に花道署管内で起きた一家惨殺事件(両親が殺されて、12歳の一人娘が生き残った)。

事件の状況は横島不二実の小説「ロイコ」にそっくりで、事件の現場には目が膨れ上がった「カタツムリ」が血で描かれていました。


結局、事件は横島の自作自演という見方が強まりましたが、横島は捕まる前に焼身自殺を図りました。(被疑者死亡で、書類送検)

弓神は横島を追い詰めたことで県警本部長賞をもらっています。


小説「ロイコ」の思想について簡単に説明すると……。

ロイコ(クロリディウム)とは、カタツムリの触角に寄生する寄生虫のこと。

小説「ロイコ」の犯人は、誰にも気が付かれずに寄生するがごとく自らの欲望(殺人)を成し遂げ、バレずに生き残ります。


ロイコ事件、初登場は5話


『刑事ゆがみ』でロイコ事件の話が、初めて出たのは5話。

5話での幼女誘拐事件事件はロイコ事件の模倣犯によるものでしたが、ネットニュースなどでロイコ事件が流れることになりました。


何故か、ロイコ事件のニュースをヒズミ(山本美月)には見せたがらない弓神。

しかし、ヒズミは喫茶店のテレビで、誘拐事件のニュースを目にしてしまい、カタツムリの絵を見て激しく動揺、テレビを消して店を飛び出してしまいます。


ヒズミは弓神に「ロイコ事件、詳しい?」とラインで聞きます。

そして漫画喫茶に現れた弓神に「カタツムリの絵、昔見た気がする」とパソコン画面に打ち込んで主張。

弓神は「有名な事件だから誰でも見たことある。」と答えました。


その後、ヒズミはいつになく落ち着きがない様子で街を歩き、ヤンキーにからまれてもう少しで歩道橋から突き落とされそうになってしまいます。

そこへニット帽を被った謎の男(オダギリジョー)が止めに入り、ヒズミを救出してくれました。

謎の男に手を差し伸べられて、その手を取るヒズミ。


その頃、弓神は漫画喫茶を訪れていましたが、当然ヒズミの姿はありませんでした。

パソコンを開くと「故・横島不二実に注ぐロイコの部屋」というホームページを見た形跡がありました。


9話で、再びロイコ事件が話題に上るが……。


次に、ロイコ事件が話題に上ったのは9話。

ロイコ事件の作者・横島不二実が書いた『聖なる夜空にサンタが舞う』にそっくりな殺人事件が起こったのです。


小説の内容は、親に虐待を受けた息子が失踪、その数年後に親に復讐を遂げるというもの。

殺害された父親・薮田恒男が体に無数の傷をつけられて風呂場に沈められていた状況までが、小説と同じでした。


菅能は「間違いない!ガイシャの息子・薮田晴男(鹿間康秀)はこの小説を真似て父親に復讐したのよ!」と主張。

菅能や羽生(神木隆之介)が盛り上がる中、捜査にまるでやる気がない弓神。


弓神はロイコ事件について相変わらずしつこく聞いてくるヒズミをなだめて、南の島への旅行に誘います。

やはりヒズミをロイコ事件から遠ざけようとしています。


しかしヒズミは、「故・横島不二実に注ぐロイコの部屋」にアクセス。

管理人から誘われて、チャットで話すことに。


一方、菅能は『聖なる夜空にサンタが舞う』の続きを読み進め、この事件がまだ終わっていないことに気が付きます。

犯人は父親を殺害後、自分の虐待を見過ごした人間をターゲットにして犯行を続行。

次の標的は、女友達で、ずっと相談相手だったけれども自分を裏切った相手。

そして、最終ターゲットはなんと刑事!


羽生は、弓神が死んだはずの横溝不二実と会っているところを目撃。

横島不二実は、ヒズミをヤンキーから助けた謎の男と同一人物でした。

焼身自殺を図ったはずの横溝が生きていたことに激しく動揺する羽生と菅能。


本当は横島は生きていたのか……?

羽生は、横島だと思われた焼死体が実は今回の事件の被疑者・薮田晴男(鹿間康秀)だったと推定。

おそらく弓神が検死報告書を偽造して、春男と横島の身元をすり替えたのです。


今回の薮田恒男殺しは、死んだとされていた横田不二実でまず間違いないという結論に至ります。

そして羽生は、ヒズミが7年前のロイコ事件の生き残り・氷川和美であることも突き止めます。


ロイコの部屋の管理人に呼び出されたヒズミは、待ち合わせ場所の公園に行きました。

そこにいたのは、ヤンキーからヒズミを助けてくれた謎の男でした。


その後、ヒズミは意識不明の重体で病院に搬送されました。

大慌てで駆けつける弓神。

そこには、弓神を怪しむ菅能と羽生も待ち構えていました。


弓神は「懲戒処分にでも何でもしろ!」と開き直りますが、意識の戻ったヒズミから「人殺し……。」と言われて逃走しました。

弓神の過去とは?そして真犯人とは……?

弓神の過去について考察します。

弓神はロイコ事件の被害者家族と以前から面識があって、事件の第一発見者。

弓神にしてみれば、身内を殺されたようなものでした。


原作でもロイコ事件が登場するのですが、事件自体が原作とドラマでは全然違います。(原作では女性の強姦殺人で、ドラマでは一家殺人事件)

さらに、ドラマではオリジナルキャラクターのヒズミが登場しているため、内容も大きく食い違ってくることが予想されます。


なので、あくまでもドラマの展開から弓神の過去と真犯人を考察します。


筆者が考察したのは、ヒズミがロイコ事件の実行犯だったと仮定する説です。

ロイコ事件の犯人は横島不二実(オダギリジョー)ですが、横島は何らかの手段を用いてヒズミに寄生(洗脳)。

ヒズミを使って自らの欲望(殺人を犯したいという欲求)を成し遂げました。


事件の第一発見者である弓神は、ヒズミの犯行であることを確信。

ヒズミは、両親を殺してしまったショックで記憶障害と失語症に陥りました。


弓神は、真犯人が横島である事実にたどり着きますが、横島は見事に証拠を残さずに犯行を成し遂げていました。

横島は、ヒズミに本当のこと(ヒズミこそが両親殺しの実行犯)を知らされたくなかったら自分に協力しろと弓神に要求。


弓神は、ヒズミの心をこれ以上傷つけないために横島に協力する道を選びます。

具体的には、横島と春男の遺体をすり替えて、横島の逃亡の手伝いをします。


そしていつヒズミの記憶が戻るかもわからないので、弓神が見張るという形だったのではないでしょうか?

問題は、何故今になって横島が新しい犯行を行ったのかということですが、それについては筆者の想像及ばずです。


ヒズミに接近して、弓神とも会ってましたからね。

5話で、模倣犯が現れたことに何か関係があるのかもしれません。

ロイコ事件が再びニュースなどで大きく取り上げられたことで、横島はヒズミの記憶が戻ったのではないか?と危惧したのではないでしょうか?


いずれにしても、弓神はヒズミを守るために色々怪しい動きをして、最後には逃亡までしたのでしょう。

最終回は、どうなる?




横島が狙う残るターゲットは、女友達と刑事。

刑事は弓神か羽生として、女友達は誰でしょう?

最終回でも引き続き逃亡を続ける弓神は怪しい存在そのものですが、途中で羽生と合流するようです。

弓神は羽生に自分の過去を話すのではないでしょうか?


ここからは最新のTVガイドから「最終回」のちょこっとネタバレします。

弓神の過去を知った羽生がある決断をします。

今までさんざん弓神に感化され、弓神との間に不思議な連帯感が生まれてきた羽生の決断は見どころのひとつです。


そして、弓神と羽生のバディが続いていくのかどうか?が最大の見どころになります。

まとめ

『刑事ゆがみ』で、「弓神の過去」と「真犯人は誰か」についてネタバレ予想をまとめました。

何故ヒズミは弓神を指さして「人殺し」と言ったのでしょうか?

ネタバレ予想はしたものの、まだまだわからないことが多いのが現状。

『刑事ゆがみ』最終回は、一瞬も見逃せない内容になりそうです。