スタンガンの犯人が、自殺した吉岡圭吾(遠藤健慎)の幼馴染・白井香澄(佐久間由衣)と判明しました。
「警察に行こう。」と説得するカウンセラー・藍沢日向(井上真央)ですが、香澄は「あと一人……。」と言って立ち去ってしまいました。
香澄は、あと1人襲わないと吉岡圭吾の復讐は終わらないと言っているのです。
この記事では、『明日の約束』スタンガンの犯人・香澄が狙う“あと一人”が誰なのか考察してまとめました。
もくじ
スタンガンの犯人・香澄とは?
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— 城丸香織 (@tokyostory) 2017年11月12日
白井香澄:佐久間由衣
椿が丘高校を2年前に中退した元・生徒で、現在19歳。
現在はダンススクールに通いながら、スーパーマーケットでアルバイト。
自殺した吉岡圭吾とは幼馴染で「香澄姉ちゃん」と呼ばれていた。
不審死を遂げた吉岡圭吾は、死ぬ前日に香澄がアルバイトしているスーパーマーケットに来て「明日が来るのが辛い。」と告白していました。
遺書を残さなかった圭吾の最後の言葉は、さぞかし香澄の心に響いたことでしょう。
香澄が椿が丘高校を辞めた理由は?
香澄は亡くなった吉岡圭吾と同じ椿が丘高校の生徒だったのですが、“いじめ”が原因で2年生の6月に学校を辞めました。日向が香澄から聞いた“詳しい経緯(いきさつ)”は以下です。
無視とか嫌がらせとか、お金取られたとかが1年の時からずうっと続いていた。
いまさら、どうでもいい、決着のつけ方の問題だから。
圭吾は家で自殺したけど、自分は夜中に学校に忍び込んで教室で手首を切った。
警備員に発見されて、学校を辞めて引きこもった。
香澄の1年生の時の担任教師は、霧島先生(及川光博)ですが、いじめには気が付かなかったとのこと。
2年生の時の担任は、宮崎先生(馬渕恵里何)でした。
宮崎によると、香澄は一部の生徒との間にトラブルはありましたが、いじめとは断定出来ず、今回の吉岡圭吾と同じような対応になってしまったとのこと。
さらに香澄はプライベートでも問題を抱えていて、父親は入院中で母親は血のつながらない継母で折り合いは悪かったのです。
学校で自殺未遂したのに問題が大きくならなかったのは、家族が事を荒立てたくないと希望したから。
それでも宮崎は何度も勝手に家庭訪問はしましたが、取り合ってもらえませんでした。
宮崎はついこの間香澄に会ったのですが、様子がおかしかったので気になり、カウンセラー・日向に香澄の相談にのってあげてほしいと頼みに来ました。
宮崎は意外にも生徒思いの“いい先生”でした。
香澄も「不器用だけど、いい先生だよね。」と宮崎を認める発言をしています。
ただ、1年生の時の担任・霧島は香澄について何も話さず口を閉ざしたままで……。
香澄がスタンガンマンになった理由は?
香澄は椿が丘高校を辞めた後も、もやもやした思いを抱えたまま生きていました。そして自分をいじめた望月樹里(もちづきじゅり)への復讐の機会を狙っていたのです。
そんな時に、香澄は偶然圭吾と会って、復讐計画のことを話します。
圭吾は「僕がやるから。僕がそうしたいから。その方がいいんだ……。」と言って、望月樹里を歩道橋から突き落として重傷を負わせ、見事香澄の代わりに復讐を遂げてくれたのでした。
香澄は、圭吾のおかげで気持ちにケリがついて本当に感謝しました。
それなのに、今度は圭吾が自殺してしまって、しかも報道によるといじめが原因とのこと。
香澄は“今度は自分が圭吾の代わりに復讐する。”と心に決めて、まずはいじめがあったと報道されたバスケ部の顧問・辻(神尾佑)をスタンガンと鉄パイプで襲いました。
辻は以前いた高校で生徒に暴力をふるった過去があり、それもネットに晒されたので、いじめで自殺未遂までした香澄からしたらまさに許せない人間だったことでしょう。
そして香澄が次にスタンガンで襲った人間は、バスケ部のキャプテン・長谷部大翔(金子大地)。
理由は、長谷部が他生徒に掴みかかって「なんで俺らが責められないといけないんだよ!あいつ(吉岡圭吾)が勝手に学校来なくなって勝手に自殺しただけだろうが!!!」と激高している動画がマスコミによって流出したからでしょう。
この動画だけ見ると、長谷部が圭吾のことを“勝手に自殺した人間”と思っているように感じられるはずです。
今は椿が丘高校を辞めていて、情報源のほとんどがニュースである香澄ならば、この情報だけで犯行に至ってもおかしくありません。
“あと一人”とは誰?
『明日の約束』6話ラストシーンで、日向は香澄がスタンガンの犯人である事実を突き止めて「警察に行こう。」と説得を試みるのですが、香澄は「ダメだよ!私まだやることあるから!あと一人……絶対に!」と言って立ち去ってしまいました。
香澄の復讐ターゲット“あと一人”とは誰のことを言っているのでしょうか?
吉岡真紀子(仲間由紀恵)
吉岡真紀子は、自殺した吉岡圭吾の母親です。
『明日の約束』6話で、“真紀子が毒親で、圭吾を死なせた人間である”という書き込みがSNSに複数投稿されました。
香澄は、アルバイト中も圭吾に関するニュースは徹底的にチェックしています。
おそらくこのSNSの投稿も見逃がしてはいないでしょう。
香澄の言う“あと一人”が真紀子である可能性は高いです。
さらに『明日の約束』7話の予告動画をご覧ください。
ゲス記者・小嶋(青柳翔)も、香澄の最後のターゲットは真紀子ではないかと予想していますね。
霧島直樹(及川光博)
霧島直樹は、自殺した吉岡圭吾がいた1年B組の担任教師です。
そして香澄の1年生の時の担任教師でもあります。
香澄が2年生の時の担任・宮崎先生は、香澄のことを今でも気にかけているのに、霧島先生は不自然なほど何もしゃべりません。
実は霧島には、以前いた高校で“受難”と呼ぶべき酷い経験をしていました。(チェインストーリー6.5より)
霧島に「好きです。」と告白してきた女生徒を断ったら(傷つけないようにやんわりと言った。)、「イタズラをされた」と言いふらされてしまったのです。
霧島は土下座を要求され、仕事も辞めなければならなくなったのですが、最後に女生徒は真実を話してくれて親御さんと謝りに来てくれました。
その時に霧島は「2度と同じ過ちを繰り返さないで欲しい。」と伝えるのですが、「お前なんか本当に好きだったわけじゃね~よ!」と逆ギレされてしまいました……。
霧島は、当時付き合っていた恋人とも別れてその学校を去りましたが、それ以降、教師としての情熱は消え去ったのでした。
こんな暗い過去を持つ霧島ですから、香澄がいじめにあっていることに気が付いていても知らんぷりしていた可能性は大です。
香澄は以前、日向に「最悪の学校だよね、あそこ。」と漏らしていました。
宮崎先生は香澄にとって“いい先生”なので、最悪な教師とはおそらく霧島先生のことでしょう。
校長の轟木(羽場裕一)が最悪な教師である可能性も0ではありませんが、あの通りの事なかれ主義で箸にも棒にもかからない人なので、信頼されることも少ないけれど恨まれることも少ないと思われます。
香澄は自分にとって最悪の教師だった霧島ならば、クラス内における圭吾へのいじめも無視したに違いないと確信したのではないでしょうか?
個人的な意見では、香澄の言う“あと一人”は真紀子ではなく、霧島だと予想します。
真紀子が毒親だというSNSの書き込みの犯人は霧島だと思います。
バスケ部キャプテン・長谷部大翔の動画をマスコミに流したのも霧島でほぼ間違いないと思いますので、霧島はなんとしても吉岡圭吾の死を誰かの責任にしてしまいたいのでしょう。
しかしクラス内のいじめは“無視”が中心で、校長の轟木も自殺に繋がるいじめとは断定しませんでしたから、ここまで警戒する理由がちょっとよくわかりません……。
霧島は、圭吾と何か特別な関わりがあったのではないでしょうか?(たとえば、長谷部のように何かをネタに脅されていたとか)
まとめ
亡くなった圭吾のために、復讐鬼と化してしまった香澄。最後のターゲット“あと一人”は、『明日の約束』7話で明らかになる模様です。