花のち晴れ 音と婚約者 天馬の関係とは?亡き母の遺言で呪縛的?

大ヒットドラマ『花より男子』シリーズ(2005年ほかTBS系列)の新章『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』が2018年4月17日(火)22:00から始まります。

主人公・江戸川音(杉咲花)ですが、この時代に親が決めた婚約者・馳天馬(中川大志)がいるというから驚きです。

この2人、一体どのような関係なのでしょうか?

当記事では新ドラマ『花のち晴れ』における音と婚約者・天馬の関係について、原作漫画(1巻~9巻)からネタバレしました。


ドラマのストーリーのネタバレになりますので、ご注意ください。

2018年5月29日、73話(最新話)の内容を追記しました。



原作『花のち晴れ』とは?



原作は人気漫画家・神尾葉子さんが手掛ける累計発行部数6100万部突破の大ヒットコミック『花より男子』の新章『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(1〜8巻。集英社「少年ジャンプ+」連載中)。

原作では伝説のF4(エフフォー)卒業後2年が経過した英徳学園が舞台ですが、ドラマでは10年後が描かれます。


主人公は、元令嬢で隠れ庶民の江戸川音 えどがわおと(杉咲花)。

“第二の道明寺”・神楽木晴 かぐらぎはると【平野紫耀(King & Prince)】はかつての英徳学園の栄光を取り戻すために、C5(コレクトファイブ、正す5人)を結成。


庶民狩りを行うことによって、隠れ庶民を英徳から追い出して、秩序を保とうとします。

音には実は親の決めた婚約者・馳天馬 はせてんま(中川大志)がいて、結婚するための条件が“英徳学園を卒業すること”なので、友達にも必死に嘘を付いて庶民であることを隠していました。

そんなある日ひょんなことから音は、C5のリーダー・晴のヘタレな一面を知ることになり……。

音(おと)と晴(はると)と音の婚約者・馳天馬の3人を中心に展開される青春ラブストーリーは胸キュン確実です!


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音と天馬の関係について原作からネタバレ

音と天馬の関係について原作からネタバレしていきます。

音と天馬の出会い


音と天馬の出会いは幼少期。

お互いの母親が学生時代からの親友同士だったので、4人で定期的に会っていました。

音の母・由紀恵(菊池桃子)と天馬の母・美代子(堀内敬子)は、音と天馬の婚約を決めます。


天馬にとって、音が特別なひとになったのは……?


音と天馬が高校に上がる前の雪の降る寒い日に、美代子は“婚約継続”の遺言を残して他界。

音に「天馬を頼むね」と言い残して……。

一方天馬は母の葬式の日に、何も言わずに何時間も隣に座っていてくれた音のことを“特別な存在”と意識するようになります。


音と天馬の婚約の内容とは?


音と天馬の婚約とは、具体的には……

  • 18歳になったら結婚する
  • それまでは毎月20日にデート
  • 音が英徳学園を卒業することが結婚の条件

音の母親は2人の結婚をとても楽しみにしているので、音はC5(シーファイブ)に隠れ庶民であることがバレないように必死で隠しているのです(バレたら追い出されてしまいます)。


天馬は音にぞっこん?


親の決めた婚約者であるにもかかわらず、天馬の方は音にベタ惚れ。


ある日音はC5の庶民狩りにあうのですが、天馬は音のために5000万円の寄付金をポーンと出してくれました。

音は既に英徳学園を辞めるつもりでいたので、この大金がかえって重圧になります。


さらに天馬は「音のことをただの幼なじみと思ったことは一度もない。」と真っ直ぐな目でみつめてきます。

音の方は天馬のことをあくまでも“親に決められた婚約者”だと認識していて、英徳を辞めると決めた時も何枚も何枚も重ね着したコートを脱いだようなさっぱりした気持ちで、開放感さえありました。

音は5000万円って何年で返済できるんだろう……?と途方に暮れるのでした。


天馬が音にぞっこんなエピソード1


『花のち晴れ』3巻では、音は愛莉(今田美桜)から逆恨みされて地下の一室に天馬と2人で閉じ込められてしまいます。

そんな緊急事態にもかかわらず音と2人きりであることを喜んでしまう天馬に、「えっ?」と引き気味の音。


そして王子様キャラならではの名セリフ。

俺の名前 天を駆ける馬だよ

音がピンチのときは いつでも駆けつける

引用元:『花のち晴れ』3巻・馳天馬のセリフより


音は、こんなクサいセリフを言ってもおかしくない天馬のかっこよさにただただ圧倒されます。


天馬が音にぞっこんなエピソード2


『花のち晴れ』4巻では、音は母親と大喧嘩して気が高ぶっている時に偶然天馬と会ってしまいます。

音のイライラのそもそもの原因は、晴にモデルのメグリン(飯豊まりえ)が急接近してヤキモチを焼いてしまったことでした。


音はそんなぐちゃぐちゃの精神状態の自分には近寄らない方がいい、と天馬に忠告。


しかし天馬は……

嫌だよ ほっとけるわけないだろ?

音になら傷つけられてもいいよ

引用元:『花のち晴れ』4巻・馳天満のセリフより


さらに音の冷えた手を握って「大丈夫、俺がいるだろ?」と甘い言葉。


音が天馬に向き合う決意をする


音はかっこいい上に、頭脳明晰、スポーツ万能、性格まで申し分なしの完璧な天馬が、何故自分のことなんかを好きなのかよくわかりません。

しかし天馬が音と晴が仲が良いことを知って辛そうな表情をしているのを見て、天馬に向き合う決意をします。


おそらく音は早くに母親を亡くした天馬をずっとそばで見てきたので、もう辛い顏をさせたくないのでしょう。


音のぐらついた気持ちが天馬を傷つける



天馬との付き合いは穏やかで楽しいものでしたが、やはり晴のことが気になってしまう音。

音は自分は口ばっかりで中途半端で、いつも誰かを傷つけていることを自覚。


そんなことではいけないと、音は晴の家に行って気持ちにはこたえられないとはっきり断ります。

そして天馬は様子がおかしかった音を6時間も待っていました。


天馬はいつも何かを我慢していて謝ってばかりの音に「もう俺に謝るな」と言ってキス。

それでも謝ってしまう音ですが、そんなぎこちない音をも受け入れてくれる天馬。


音は優しい天馬の気持ちに、努力して応えたいと思います。

でも恋愛って努力して応えるものではありませんよね?


この後も音の中途半端な態度が、天馬をさらに追い込んでしまうことになります。


天馬が音をあきらめる?


天馬は懲りずに音に近付いてくる晴に、とうとう激怒。

晴を叩きのめすために、益荒男祭(ますらおさい)での勝負を持ち掛けます。


益荒男祭とは千年の歴史がある有名な祭で、柔道、弓道、剣道の3種目で争って最も強い男を決定します。

天馬は武道総合ジュニアチャンピオンなので圧倒的に有利でしたが、身内の裏切りを知った天馬は勝負を放棄。

2人の勝負は、晴の不戦勝で幕を閉じます。


晴は音に、天馬と別れて四条大橋に来るように言います。

俺は本気だから 好きだから 来いよ

引用元:『花のち晴れ』7巻・神楽木晴のセリフより



天馬は音に「神楽木(晴)はすごいな。一番大事なものは何かわかっていた」と言って、恋愛においても自分の負けを認めました。

さらに……

音 自由になれよ

親同士が決めた将来の約束も今日で終わろう

楽しかった ずっと

引用元:『花のち晴れ』7巻・馳天馬のセリフより


しかしこの後、チンピラにからまれた音をかばって右腕を刺された天馬は、救急車で病院へ。

音はどうしても天馬を放っておけずに、晴が待つ四条大橋には行きませんでした。


晴は音が来たらまずは名前で呼ぼうと思いながら、翌朝まで待ち続けて雨に濡れてしまいました。

その後も音は天馬のリハビリに協力することになり、再び音と天馬の距離は近付いていくことに……。


天馬は「すぐじゃなくていい。いつか俺にもう一度チャンスをくれないか」と音に気持ちを伝えました。

天馬はまだ音のことが大好きなのです。


天馬と晴が和解


正月に天馬はC5のところに行って、晴に益荒男祭での非礼を詫び、今後はパートナー校として盛り上げていくことを提案。

晴は「やってこーぜ、一緒に」と天馬の申し出を受け入れます。

右腕をリハビリ中の天馬は握手に応じることは出来ませんでしたが、また近い内に会うことを約束して帰っていきました。


そして半年後。

右腕のリハビリを終えた天馬が、晴の家にやってきました。

もうほとんど以前の通りに右腕は動くようです。


天馬は晴に、音とはもう別れたことを告白。

これを言わないのはフェアじゃないから言う

音はもう自由だよ 別れたんだ

引用元:『花のち晴れ』8巻・馳天満のセリフより


しかし晴は「どうでもいい、もう」と返答。

以前とは違って音に関心を示さない晴に、「いいのか、本当に」と天馬。


天馬と晴は、2校合同のサマースクール開催について話し合いました。


音がサマースクールで危険な目にあう


英徳学園と桃乃園学院の合同サマースクールに音も参加しましたが、シュノーケリングをしている時に晴と2人置いてけぼりになって危険な目にあいます。

音と晴がいないことに気が付いた天馬と愛莉が協力して、2人を救出。


天馬は「よかった。ごめん、俺がいながらこんなことに」と音を抱きしめます。

天馬は今でも音が大好きなのです。


音はその後も体調があまりよくなくて、セスナで帰ることに。

愛莉は「いま(セスナ)飛んだよ、見送れば良かったのに」と言いますが、「うん、いいんだ。このくらいがいい」と馳。


愛莉は「カッコつけちゃって、ダッサ」と言いますが、この時実は愛莉は天馬のことが好きになっていました


愛莉に告白されても、音が気になる天馬


サマースクールが終わって、愛莉は天馬に「馳のことが好き」と告白。

しかし天馬は変わらず、音のことが好きでした。

愛莉は天馬にふられますが、音に「馳には音しかいないんじゃないの?馳を幸せにしてあげて」と言います。


父親の前でも必死に音をかばう天馬


その後、音と晴は気持ちを確かめ合います。

そんな中、音は天馬の父に呼び出されて、「何故婚約を解消したのか」聞かれます。


天馬は必死で音をかばいますが、天馬の父は音の気持ちを聞きたいのです。

音は「私に好きな人ができたからです」と答えながらも、どうして大事な人である天馬の前でこんな残酷な言葉を言わなけれなならないのだろうと思うのでした。

まとめ

2018年4月期の新ドラ『花のち晴れ』江戸川音と婚約者・馳天馬の関係について、原作(1巻~9巻)からネタバレしてまとめました。

音のことが大好きな天馬と、天馬に辛い顏をさせたくない音の結末はどうなるのでしょうか?


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