半分、青い。鈴愛と律のキスシーンを原作ネタバレ!もの凄い気持ち悪いけど大事に至ってない?

鈴愛(永野芽郁)と律(佐藤健)の扇風機作りがスタートして、大きな盛り上がりを見せる『半分、青い。』。

原作では扇風機の発明だけでなく、鈴愛と律の恋も進展するんです。

当記事では『半分、青い。』鈴愛と律のキスシーンについて原作からネタバレしてまとめています。


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『半分、青い。』鈴愛と律のキスシーンを原作ネタバレ



追い詰められる律


鈴愛(永野芽郁)と律(佐藤健)の扇風機の発明は、順風漫歩(じゅんぷうまんぱん)にはいかず、経費(=律の退職金)は日に日に減っていきます。

「時間がないんだ。時間がかかればかかるほど、コストが増えていく」と強い焦燥(しょうそう)を滲ませる律。

お金が底を突いたら、2人の夢は潰れるというところまで、追い詰められます。


鈴愛と律がキス


翌日、鈴愛はネイビーのワンピースを着て、首からマグマ大使の笛を下げて、「スパロウリズム」へ。

扉はあいていて、結局律は帰らなかったことがわかり、ふうっとため息をつく鈴愛。


律はブランケットをかけて、ソファで眠っていました。

朝日に照らされて、律の繊細なまつ毛が影を落としています。

それがあまりに綺麗で、みとれる鈴愛。


触れたいと不意に突きあげるように思い、鈴愛は律に体を寄せ、ゆっくりと唇を近付けます。

しかし、唇が触れる直前、律の目がかっと開きました。


鈴愛は思わずフリーズ。

至近距離で、みつめあう鈴愛と律。


鈴愛は、反射的に逃げようと後ずさりますが、律はそれを許さず、腕の中に捕らえました。

鈴愛は泣きそうになりながら、お互い息のかかる距離で、律をみつめます。


お互いに「おはよう」「今何時」など普通の会話をします。

ブランケットの端を持ち上げて「入る?」と聞く律。


鈴愛は少し迷ってから、するりとブランケットのス隙間に入り込みました。

鈴愛は律の腕の中にいて、抱きしめられました。

「なに、これ……」と震える声でつぶやく鈴愛。


律は何も返さず、ただ鈴愛を抱きしめます。

鈴愛はまた泣きそうになり、自分がマグマ大使の笛を握りしめていることに気が付きます。


鈴愛は律の腕の中で、小さく三回笛を吹き、「リ……ツ」と囁くように律を呼ぶのでした。

「リツの真ん中で、リツを呼ぶなんちて」


鈴愛の言葉に、くすっと笑う律。

律が鈴愛の顔をじっと見ますが、その視線に鈴愛はたちまち、落ち着かなくなります。

鈴愛は律の視線を避けるように俯き、そしてまたおずおずと律を見ました。


律はずっと鈴愛を見つめています。

その視線に促されるように、目を閉じる鈴愛。


2人は小さくキス。

「音は、こわく、風は、やさしく、リツはあったかい」


律の腕の中で、つぶやく鈴愛。

律が「そう?」と言うと「ずっと、ここに来たかったような。ずっとここにいたような」と鈴愛。


「ん」と答える律。

律の短い言葉とも言えない声を聞いただけで、鈴愛は、自分の言葉が少しの狂いもなく、そのままに伝わったとわかりました。


その律の相槌を、鈴愛は世界で一番優しい相槌だと思うのでした。


もの凄い気持ち悪い?


その時、廊下からガタガタと音がします。

鈴愛は反射的に勢いよく体を起こし、鈴愛の頭は勢いよく律の顎にヒット。


鈴愛は一応、痛がる律を気にしながらも、こんなところを人に見られるわけには、と勢いよくブランケットから出ました。

律が「鈴愛、隣の部屋じゃ」と言って、思わず脱力して床にしゃがみ込む鈴愛。

片耳が聞こえない鈴愛にとって、音の方向を判別するのは困難。


鈴愛はゆっくり顔を上げて、冷静な顔で言います。

「どうしよう、律。律とこんなことになってまうやなんて。なんか、もの凄い気持ち悪い」

「気持ち悪い言うな」と律。


鈴愛:「じゃ、所在ない。なんか、ムズムズする。あの、かき氷食べてキーンとする感じや。からすない、感じや」

律:「からすない、か。そりゃ、あかんな」


律は淡々と言いました。

「からすない」は岐阜の方言で、足がつるあの感じをいう。


鈴愛:「どこにおっていいか、わからん感じや。プールの時に水泳着忘れてきた感じや」

律:「そうか……」


律はしばらくポーカーフェイスで、床をみつめていました。

その様子からは、鈴愛の反応がショックなのか、ただ眠くてぼんやりしているのか。よくわかりません。


律は素朴な疑問を口にします。

「え、でも、お前がキスしようとしたんだよね」

鈴愛はまつ毛のゴミを取ろうとしただけと誤魔化そうとしますが、律にじとっと見られて「嘘です」と認めました。


「鈴愛、まだ引き返せる。俺たちは、ただ、小さくその、キ……」

律はキスというたった二文字の言葉の後半を呑み込みました。

「……をしただけだ。しかも、軽く」


鈴愛:「軽かったか。そうか、まだダイジには至ってはないな」

律:「うん、至ってない」


鈴愛と律は、妙に明るく頷き合います。

鈴愛が「じゃあ、そういうことで」と言って、律が「え?どういうこと?」と聞いた時に、今度こそ本当に「スパロウリズム」の部屋がノックされます。

そしてこの件は、うやむやになってしまうという……。

『半分、青い。』鈴愛と律が両想いなのか原作ネタバレ



今まですれちがってばかりだった鈴愛と律ですが、お互いにどう思っているのでしょうか?

原作では、鈴愛は正人(中村倫也)から愛の告白をされた時に、律が一番大事な人だと言います。

そして律を好きな気持ちを言わないで、と正人にお願いします。

その理由は、フラれるのが怖いから。


結婚も離婚もして、子供までいるのに、鈴愛は初めて恋をした少女のような顔をしていたのです。

そして「今のままでいい」と気持ちに蓋をするように呟くのでした。



一方、律も鈴愛を愛している発言を正人にするシーンがあります。

正人って鈴愛と律の間にいるキューピッドみたいな存在ですね~(^_^;)


原作では、東日本大震災でユーコ(清野菜名)が亡くなるのですが、鈴愛はユーコの家に行きます。

その時に律は「スパロウリズム」で鈴愛が帰ってくるのを待ち、正人に言います。


「僕の、生まれてきた意味は、それなんで。鈴愛を守ることなんで」

律はその意味を義務のようにも、存在意義のように感じることも、当たり前のように感じることもあったけど、常に変わらずありました。

今は、ただ、自分が、鈴愛を守れる場所にいることを、幸せに思うのでした。


正人が「それ、本人に言わないの?」と聞くと「言わないね」ときっぱり言う律。

そして正人を見つめ、「言うなよ」と釘を刺しました。


このように、鈴愛と律は両想いなのですが、お互いに正人には話すけど、黙っているという感じなのです(^_^;)

正人はそれぞれから聞いた、それぞれの思いを胸に秘めたまま、ふわんと微笑むのですが……。

まとめ

『半分、青い。』鈴愛と律のキスシーンについて原作からネタバレしてまとめました。

もどかしいけれど、誰よりもお互いを思い合ってる鈴愛と律。

ドラマで実際のキスシーンを見たら、泣いてしまいそうです。


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