『半沢直樹2』7話のネタバレと感想!箕部が中野渡頭取を呼び出した理由は?

2020年8月30日放送の『半沢直樹2』7話の視聴率ネタバレと感想・判明した事実!

半沢と大和田が再びタッグを組み、銀行内の裏切り者をあぶり出す!

そして遂に迎えた「タスクフォース合同報告会」の日。

半沢に影響を受けた開投銀の谷川(西田尚美)の結論とは?

当ページでは『半沢直樹2』7話の視聴率とネタバレ、感想についてご紹介。

  • 『半沢直樹2』(2020)7話ダイジェストと8話の予告はTverで見ることが出来ます。
  • 『半沢直樹2』(2020)の動画配信サービスは発表されていません。

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2020年9月7日



『半沢直樹2』7話の視聴率



『半沢直樹2』7話の視聴率は24.7%。

『半沢直樹2』7話のネタバレ

『半沢直樹2』7話をネタバレします。

白井の圧力



帝国航空の再建による余剰人員の大切な受け入れ先であるスカイホープ航空の新規路線の認可が下りなくなった。

国交大臣の白井(江口のりこ)が、スカイホープ航空の出資銀行である開投銀に圧力をかけたのだ。


白井は「もう私のタスクフォースに任せた方がいんじゃありません?わ・か・り・ま・す・よ・ね」と半沢に宣戦布告。

その後テレビ出演した白井は、政府に都合のいいことばかり言って、債権放棄を拒否する東京中央銀行を悪者扱いする。


裏切り者は大和田か紀本


半沢直樹(堺雅人)は、金融庁検査で数値の改ざんを曽根崎(佃典彦)に指示した裏切り者が銀行内にいると睨む。

裏切り者は、政治家たちに銀行内の情報を漏らしている。

考えられるのは大和田(香川照之)か紀本(段田安則)。


半沢は、スカイホープ航空への融資を提案するが、紀本も大和田も猛反対。

特に大和田は、政府に逆らえばまた中野渡頭取(北大路欣也)に屈辱的な思いをさせることになると半沢を叱責する。

「私が必死に恩返しをしようとしているのに、君は屈辱の倍返しをしようとしているんだぞ!」

「キミは負けたんだ。債権放棄は絶対だ。責任は全て君に取ってもらうから」


森山が入院



そんな中、森山(賀来賢人)が骨折して入院。

なんと半沢のために、スカイコープ空港への出資先と帝国航空の余剰人員の受け入れ先を一人で探し回ったあげくに、事故に遭ったのだ。

半沢は、森山のためにも改めて帝国航空とスカイホープの未来を守る決意をする。


その後、融資を断った開投銀が代わりに白水銀行をスカイコープに紹介。

谷川(西田尚美)は、政府の債権放棄案がおかしいと思いつつも、政府系銀行として政府の言うことを聞かざるを得ない苦しい立場にあったのだ。

そんな谷川にとって、白水銀行を紹介することだけがギリギリできることだったのだ。


その夜、半沢は女将(井川遥)の店で妻の花(上戸彩)に会う。

最近フラワーアレンジメントの仕事を再開した花が、店に飾る花を買いに来た女将とバッタリ会ったのだった。


紀本が進退を懸けて債権放棄案を通す



東京中央役員会議。

半沢は、(頭取の意思を通すという意味でも)債権放棄を拒否すると結論付けようとする。

最初大和田が徹底的に反論していたが、不意に「キミがそこまで言うなら私も債権放棄を拒絶しよう」と味方に。


半沢の視線は、まっすぐ紀本に注がれる。

大和田が行内を債権放棄の拒絶でまとめようとする中、紀本が「お待ちください」。


なんと紀本は、自身の進退をかけて債権放棄を通すと言ってきた。

これは頭取も認めざるを得なくなるが、半沢は「開投銀が債権放棄を拒絶したら当行もそれに準ずる」の条件を付けさせた。


半沢と大和田が再びタッグを組む



会議終了後、半沢と大和田が話す。

大和田:「紀本は頭取を裏切った。しかしなぜあそこまで債権放棄にこだわるんだ?」

半沢:「それを確かめるために協力していただけませんか」

大和田:「人にものを頼むときと大事な7文字が抜けてる」

半沢:「お~ね~が~い~し~ま~す!」


その夜。

半沢と大和田が料亭に曽根崎を呼び出す。


大和田は、曽根崎の出向先を瀬戸内海のしょぼい営業所から年収が1千万も多い東京クレジットにする代わりに、銀行内の裏切り者を吐けと迫る。


半沢と大和田の2人から「(義理立てを取るか1千万を取るか)さあ、さあ、さあ」と言われた曽根崎は「1千万を選びます。紀本さんです」と白状した。

紀本は、自分の後ろ盾には政府がついていると言ったとのこと。


つまり紀本は、白井か箕部と繋がっているということだ。

大和田は心当たりがあるようだが、半沢に何も話さない。

「これは大きな闇への入り口かもしれませんよ~」


タスクフォース合同報告会


債権放棄への回答期限である「タスクフォース合同報告会」の日が刻々と迫る中、半沢は、最後の望みをかけて、開発投資銀行の谷川の元を訪れた。

谷川の本音

・帝国航空が現在の状態に陥ったのは、開投銀が甘やかしたからとわかっている。

本当は、債権放棄なんか拒絶するのが正しいとわかっている。

・でも別の銀行を紹介するのが精いっぱいで、これ以上できない。



タスクフォース合同報告会当日。

乃原(筒井道隆)の計画では、取引銀行6行が集って白井大臣に忠誠を誓う絶好の場となるはず……だった。


融資額が低い順番で発表していくが、4行が「主力及び準主力銀行の決定に従わせていただきます」と宣言。

半沢は内心「よく言った」。


準主力銀行である半沢の番になった。


半沢は携帯をチラリと見た後に「わが東京中央銀行は、この債権放棄を拒絶します」と宣言。


部下の田島春(入江甚儀)は、思わず「ええ~?」と驚く。

役員会での結果を知っている乃原も白井も驚く。


主力銀行・開投銀の谷川の結論とは?


そこへ谷川が登場。

債権放棄を見送らせていただきます!


先ほどの閣議で開発投資銀行の民営化が決定し、もう政府の言いなりになる必要がなくなったのだ!

(このことをメールで知らされていた半沢は、堂々と債権放棄の拒絶を表明できたのだった)


こうして全ての銀行が債権放棄を拒否することとなった。


もし白井が閣議で民営化に反対していればこんなことにはならなかった。

責任を感じた白井は、大臣職を退くことを決意。


しかし離党届は、箕部に握りつぶされた。

箕部にとって白井は大事な広告塔で、まだ利用価値があるから。

2度と私に逆らうんじゃないよ~!


その頃、紀本は誰かに電話していた。

「半沢にしてやられた。別の手を打つ。絶対に債権放棄をみとめさせてやる!」


その夜、半沢家。

半沢は、妻の花から、女将が元銀行員で中野渡頭取の部下だった事実を知らされる。


箕部と頭取。

箕部:「政府と銀行、共存共栄、持ちつ持たれつでやっていこうじゃあありませんか」

『半沢直樹2』7話で判明した事実と感想・考察

『半沢直樹2』7話で判明した事実と感想・考察についてまとめます。

白井亜希子の秘書・笠松茂樹(児嶋一哉)がキーマン?




白井亜希子の秘書・笠松茂樹(児嶋一哉)が、半沢の帝国航空の再建案を見て感心していました。

政治は政治と割り切っているような発言もしていましたが、白井に担架を切った半沢の熱弁にも聞き入っていました。


笠松は以前は大物代議士である箕部を長年にわたり支えていたので、箕部の秘密も握っていそう。

後半の半沢の協力者になる可能性も?


裏切り者の正体は紀本!ラストの電話の相手とは?



曽根崎に数字の改ざんを命じ、政治家と裏でつながっていた裏切り者とは、紀本常務でした。

ラストで紀本が「半沢にしてやられた。別の手を打つ。絶対に債権放棄をみとめさせてやる!」と電話していた相手は誰なのか。


原作では紀本は箕部と繋がっていますが、話し方がタメ口なので箕部相手ではないと思われます。

となると、残るは女将or乃原?

もしくは紀本の昔からの部下でしもべとなって動いている人物。


頭取の気持ちを一番理解しているのは半沢



半沢ですが、実に中野渡頭取の気持ちを理解しています。

まず債権放棄の拒否ですが、半沢個人の思いもありますがそもそもは最初に頭取が言った意見なのです。

頭取の意見とは?

当行にとって債権回収は重要な使命だ。我々銀行のプライドを懸けた大仕事になる。


半沢は「頭取が金融庁の意見書を受けて公然で頭を下げたのは、政府に屈服したからではないはずです。我々中央銀行は、正しいことは正しい、間違っているものは間違っていると、素直に認める銀行であることを世間に示すためではなかったのですか。顧客第一、それが頭取の、そして当行のスローガンです」など、頭取の真意を汲み取った発言もしています。

頭取も半沢の発言には心揺さぶられている様子でしたよね。


大和田の頭取への忠義は本物だった?




シーズン1で頭取の椅子を狙っていた大和田ですが、シーズン2で頭取に助けてもらって以来頭取への忠義を誓っているようです。

その証拠に大和田の本音は、債権放棄の拒否と頭取の意見と同じ。

つまり実は半沢の意見に賛成だったのだが、このままでは役員全体の賛同を得られないため一芝居売ったのでした。


「私は頭取に救われた。頭取のご意向をまっとうするのが私の使命だ」と言っていますが、どこまで信じていいものやら?

個人的に、驚くべきほどのキャラ変なのですが(^_^;)

(とはいえ、役員たちが債権放棄を認めれば自分も認めるつもりだった。どちらに転んでも損がないようにするのは相変わらず抜け目がない)


ラストで大和田が「これは大きな闇への入り口かもしれませんよ~」と言っていたのは、原作の旧Tの問題融資のことを言っているのでしょうね~。


鉄の女・谷川の決断に感動





鉄の女が最後まであきらめずに、正しい道を貫きとおしたのはかっこよかったですね。

手を下に下げたままの密かなガッツポーズも良かったです。


女将が頭取の元部下だったことが判明



ラストで女将(井川遥)が頭取の元部下だったことが判明。

8話予告では、女将が誰かのお墓参りに行っている?

これは後半は、原作の牧野の自殺話が出てくるのではないでしょうか。


箕部が中野渡頭取を呼び出した理由とは?



箕部が白井に「心配しなくていい、あの銀行には私の言うことをよ~く聞いてくれる者がいるからねえ」と言った相手は、中野渡頭取だったのですね。

まさか中野渡頭取が箕部と癒着しているのでしょうか?


原作とは違って、中野渡頭取は旧T(旧東京第一銀行)の人間。

旧Tは合併前に様々な問題融資を行い、その責任を取る形で牧野頭取が自殺しています。


さらに旧Tは、箕部のカネ問題に深く絡んでいます。

おそらく中野渡自身は清廉潔白なバンカーですが、箕部に逆らえないのは自分がコケたら旧Tどころか東京中央銀行の行員全てがスキャンダルに巻き込まれて世間のバッシングにさらされるから。

「生放送!!半沢直樹の恩返し」ネタバレと感想!香川照之の大和田モードが面白い!

2020年9月7日