『半沢直樹2』富岡義則原作ネタバレ!半沢のかつての上司で頭取から特命を受けている?

『半沢直樹2』後半では、合併前の旧東京第一銀行(旧T)の問題融資が明らかになります。

原作では、半沢(堺雅人)は箕部(柄本明)と旧Tの繋がりを調べるため、富岡義則の力を借ります。

富岡は見かけはオッサンですが、ある意味半沢を超える有能なバンカーです。

当ページでは『半沢直樹2』のトミさんこと富岡義則について原作小説からネタバレしてまとめています。

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『半沢直樹2』後半のあらすじ



半沢は、箕部(柄本明)が※旧東京第一銀行と親密な取引きがあったことに気付く。

(※旧東京中央銀行と旧産業中央銀行が合併して、現在の東京中央銀行が出来た)


そして、箕部への20億円もの融資が5年も無担保だったことに疑問を抱く。

ところが、箕部のクレジットファイルはどこを探しても見当たらない。


当時の担当者の灰谷を訪ねるが、灰谷は「そんな昔のことなんか忘れたよ」と知らぬ存ぜぬ。

ちなみに当時の灰谷の上司で審査部長は、紀本。


半沢は、もしかすると箕部への融資は旧Tの問題融資の一つなのかもしれないと思う。

旧Tの問題融資とは?

旧東京第一銀行(旧T)と半沢らの旧産業中央銀行(旧S)が合併して東京中央銀行が誕生した直後、旧Tの問題融資が発覚。

それについて説明できたのは、この融資に絡んでいた旧T頭取の牧野。

しかし旧Tの他の問題貸し出しについても調査しようとした矢先、牧野が自殺。

真相は闇に葬られた。

『半沢直樹2』富岡義則とは?

半沢が向かったのは、検査部。

半沢が「トミさんいますか?」と呼びかけると、「おう、いるぞ」と富岡義則が手を挙げた。


検査部は、“象の墓場”と揶揄される出世コースを外れた銀行員の出向待ちポスト。


富岡は検査部部長代理の肩書きのまま、7年も在籍している特別な存在。


富岡のルックスは、丸顔にタバコで黄色くなった歯は不揃いで、頭はバーコード、ワイシャツの上のボタンをはずしてネクタイを緩め、腕まくりをしている、銀行員としては相当型崩れしたタイプ。


しらふのときでも酔っぱらっているような男で口も悪いが、実は仕事は出来る。

かつて八重洲通り支店の融資課にいた富岡は、当時新人だった半沢の面倒をよく見てくれた。


また富岡は、中野渡頭取の部下だった時代もある。

つまり富岡は、半沢も一目置く一流のバンカーなのだ。

『半沢直樹2』富岡義則原作ネタバレ

半沢が富岡に調べて欲しいのは、もちろん「旧Tの箕部への20億円の融資」。

20億円の融資がマンション建設目的で融資されているが、7年の返済据え置きも異常なら、担保設定も5年後で通常では考えられない。


そして箕部のクレジットファイルは、審査部と地下書庫を探したが見当たらない。

担当者の灰谷は、おそらく詳しい事情を知っているだろうが口を割らない。


富岡が調査した結果、以下の事実がわかる。
・箕部への20億円の融資は、15年前に当時の東京第一銀行審査部にいた灰谷が稟議書を作成して、紀本が承認。

・5年間無担保だったのだが、虚偽報告で検査の目を潜り抜けた。

やっぱり箕部への融資は、旧Tの問題融資のひとつだった。

それならクレジットファイルが見つからないのもうなづける。


ここで半沢が、富岡に自分の仮説を話す。

トミさんが検査部にいるのは、頭取からの特命で旧Tの問題融資を探るためなんじゃないですか

富岡は「オイオイ、俺がそんな立派な人間に見えるかよ」と怖い顔で否定、半沢はそれ以上は聞けなかった。


富岡は、灰谷の後をつけて、旧Tの問題貸し出しの書類がある場所を突きとめる。

そこには、箕部のクレジットファイルもあった。


メモを見ると担当者は灰谷となっていて、紀本が関わった証拠はなかった。

これだと、紀本は真相は知らなかったとしらばっくれることができる。


箕部が20億円を借りた理由は、マンション建設ではなく空港建設予定地を買うためだった。

そのために甥の会社・舞橋ステートを隠れ蓑にして、巨額の利益を得ていた。


政治家のカネ問題に、東京第一銀行が絡んでいたとわかったら大問題だ。

紀本が必死で隠すのも当然だろう。


灰谷から、資料が富岡に盗まれたことを聞いた紀本は青ざめる。

紀本は「弱みでもなんでも握って、富岡から資料を取り戻せ」と灰谷に命令。


灰谷は、人事部の木原に相談して富岡の弱みを探る。

富岡は行員ローンがまだ20万円ほど残っていて、大学生と高校生の子供がいるから教育費もかかる。

きっと給与面で条件のいい出向先でいきたいと思っているはず。


灰谷は人事部の木原、検査部の幕田の協力を得て、富岡が箕部の書類を持っている現場を押さえて「窃盗だぞ!」と迫った。

しかしそこへ半沢が登場。


半沢は3人に「窃盗だと訴える前に、こんな噂は聞いたことないか。この東京中央銀行には過去に隠蔽された問題貸し出しを内偵する、頭取直轄の特命担当がいることを」と言い放つ。

3人は「ま、まさか」と動けなくなった。


半沢は、灰谷が箕部への20億円もの問題融資の稟議書を書いたことを追及。

灰谷は、紀本の命令でやっただけだと泣きついたが、半沢は「そんな言い訳がつうようすると思うかー!」。

(木原と幕田はこの時点でビビッて逃走)

こうして、灰谷は箕部への不正融資について洗いざらい吐かされた。


この後、半沢は中野渡頭取の代わりにタスクフォースで債権放棄の拒否と箕部への不正融資を話す。

中野渡頭取は、責任を取る形で辞任。


富岡は、東京クレジットの審査部長に出向。

富岡:「最後に一緒に仕事できて面白かったよ、半沢」「面白い銀行員人生だった。愉快に働かせてもらった」

半沢:「俺もいつか最後にそう言ってみたいですよ」


中野渡のように日の当たる場所で咲き誇ったわけではないが、富岡もまた一流のバンカーに違いない。

半沢は、中野渡や富岡の意思を継ぐのが自分の役割だと思うのだった。

『半沢直樹2』富岡の出演はあるのか?






『半沢直樹2』7話現在で、富岡の出演情報はありません。

大和田や女将など原作にはない登場人物も出ているので、もしかして富岡は出演しないのでしょうか?


しかし富岡は、頭取の特命を受けている痺れるほどカッコいい人物なので是非とも出演してほしいのですが。

物語後半を盛り上げるのに、不可欠だと思います。


大和田が富岡の代わりをするのではないか?の声もありますが、大和田って前作で頭取を裏切った人物ですよね?

あとは女将が頭取と繋がっている可能性ですが、こちらの方が有り得ると思います。


『半沢直樹2』8話の予告編で、半沢が大和田に何か頼んでいる映像が流れました。

これは本当に大和田が、富岡の代わりをする可能性アリです。

それから女将が頭取の部下であることも判明。

女将が頭取に頼まれて何か探っている可能性も出てきました。


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