『半沢直樹2』9話のネタバレ視聴率と感想!頭取が半沢の敵に?真意は半沢に賭けている?

2020年9月20日(日)放送の『半沢直樹2』9話の視聴率ネタバレと感想!

9話では、箕部の錬金術の全てが判明。

しかし肝心の送金記録がどこを探しても見つからず、なんと頭取が箕部に渡しちゃった?

まさかの頭取の裏切りに、半沢が「1000倍返し」を誓います。

当ページでは『半沢直樹2』9話の視聴率とネタバレ、感想についてご紹介。

  • 『半沢直樹2』(2020)9話は「TVer(ティーバー)」と「TBS FREE」(1週間限定での無料配信)で見ることが出来ます。

  • 動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で前作と共に視聴可能です。

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『半沢直樹2』9話の視聴率



『半沢直樹2』9話の視聴率は24.6%。

『半沢直樹2』9話のネタバレ

『半沢直樹2』9話のネタバレです。

半沢が謝罪、黒崎は飛ばされた


半沢(堺雅人)は合併前の旧Tが箕部幹事長(柄本明)に不可解な融資をしていた事実を突きとめ、実態を探ろうとしたが、箕部から亡くなった牧野元副頭取が不正融資を手掛けていた証拠を突きつけられ、東京中央銀行の業務停止命令の発出か20億円の融資の追及をやめるかどちらかを選べと迫られた。

半沢は仕方なく謝罪したが、牧野の不正融資の証拠が箕部の捏造であることは明らかだった。

そして同じく箕部を追っていた金融庁の黒崎(片岡愛之助)にも箕部の魔の手が伸び、金融庁から出されることになった。


伊勢志摩ステートへ


黒崎から半沢へのヒントは「伊勢志摩ステートを調べなさい」。

半沢半沢派の黒崎のこのヒントを得て、巨悪・箕部への倍返しを誓うのであった。


大和田(香川照之)は、今回の責任を全て半沢に押し付けて自宅謹慎処分にして、箕部のクレジットファイルを紀本(段田安則)に渡してしまった。

そんな中、半沢はかつての部下・森山(賀来賢人)と伊勢志摩へ。


目的はもちろん「伊勢志摩ステート」を調べるため。

同社は老舗の不動産会社で年商75億円、この地域では5本の指に入る企業。

そして……あの箕部の地盤でもある。

伊勢志摩ステートの社長・野川久志の車から笠松(箕部の秘書)が降りてきたのを見た半沢は、やはり伊勢志摩ステートと箕部が繋がっている確信を持つ。


笠松と一触即発


半沢と森山は、東京中央銀行伊勢志摩支店へ。

半沢の同期で副支店長の深尾の力を借りて、半沢と森山は伊勢志摩ステートの決算報告書を見る。


伊勢志摩ステートの社長・野川は、箕部の甥だった。

箕部は、銀行から借りた20億円を名目上現金処理したと見せかけて、甥の会社・伊勢志摩ステートに転貸したのだった。


箕部は甥を助けるために転貸したのか?

しかし伊勢志摩ステートが箕部に返済した記録がない。


そこへ笠松がやってきて、半沢と森山は逃走。

笠松は、半沢が見ていた決算報告書の写真を撮った。


半沢と森山は、伊勢志摩ステートが箕部からの20億円で買った土地へ。

そこは以前は二束三文の安い土地だったが、現在は伊勢志摩空港に!

これが箕部が仕組んだ錬金術の正体だったのか!


その頃、的場内閣が箕部と白井を呼び出した。

的場は「まだ銀行に債権放棄を承諾させられないのか、このままでは我が党の面目は丸潰れだ。1週間以内に結果を出せ」と言った。


箕部の錬金術の正体


箕部の錬金術とは、銀行から借り入れた20億円を伊勢志摩ステートに転貸して空港予定地を買わせて、大儲けしたこと。

伊勢志摩ステートはV字回復、当然箕部の懐にも大金が入ったのは間違いない。


しかしこれは大スキャンダルになる。

クリーンなイメージの新政党は大打撃を受け、金の目的を知りながら貸した東京中央銀行(旧T)もただではすまない。

しかし伊勢志摩から箕部への送金記録がどうしても見つからない。

それさえ見つかれば……。


半沢らは荻窪西支店(架空支店)の段ボールを探そうとするが、誰かが持ち去った後だった。

防犯カメラをチェックした結果、持ち去った犯人は紀本ではないことが判明。


大和田を脅す



「残るはあと1人しかいない」と思い定めた半沢は、大和田のところへ。

しかし大和田は「私に聞かれてもわからんよ」と答えた。


半沢は「じゃあ他の証拠はどうですか?箕部のクレジットファイルには何が書いてあったんです?」と迫る。

半沢にツーショットを撮られた大和田は、仕方なく箕部のクレジットファイルの写しを見せる。


そこには、20億円の融資の担当者が灰谷であることが書かれていて紀本の捺印もあった。

そして意味不明のアルファベットと金の流れが書かれたメモが多数挟まれていたが、解読できない。

半沢はこの画像を自分のスマホに送信!


乃原が中野渡に債権放棄を迫る


乃原弁護士(筒井道隆)と白井大臣(江口のりこ)が銀行にやってきて、中野渡頭取(北大路欣也)に再度債権放棄を迫った。

中野渡は「債権放棄は拒否する方針です」と答えるが、乃原は含みのある笑顔を見せる。


乃原:「一週間後にタスクフォースに来て説明してください。

箕部幹事長の前で御行の考えを聞かせてもらいたいんですよ。

良ければ今夜2人で食事しませんか、お耳に入れたいことがあるんです。

たとえば旧Tのこととか」

中野渡:「興味深いですな~是非」

実はこれは乃原の独断で白井には何の相談もなかった。

乃原の勝手な発言に、怒りを隠せない白井。


乃原と紀本の関係


乃原は、以前伊勢志摩の企業の弁護をしたときに、箕部の土地買収の話を掴んで旧tとの関係も嗅ぎ付けた。

実は乃原と紀本は、同じ小学校・中学校の先輩・後輩の関係だった。

34年前に乃原の父親の町工場が経営不振に陥った時に融資しなかったのが紀本の父親で、乃原は銀行を恨んでいた。


正直、乃原はどっちに転んでもいいと思っていた。

銀行に債権放棄を認めさせればタスクフォースのリーダーとして成り上がれる。

だがそれに失敗しても銀行と箕部の不正を暴露すれば、正義の告発者として名が上がる。

どちらも銀行を倒すことに代わりはない。


今日の乃原の中野渡への挑戦も、債権放棄しなければバラすぞという意味だったのだ。

富岡(浅野和之)は「頭取はそんなにヤワじゃない。これまで行内融和を目指して海千山千を相手にしてきたんだ」と言った。

半沢は「全てを明るみに出して世間に謝罪して2度と同じことを繰り返さないと誓わないといけない。そしてこれには中野渡頭取の覚悟が必要だ」と言った。


メモを解読


半沢は、箕部のクレジットファイルのメモを部分的に解読。
TDI:旧東京第一銀行・伊勢志摩支店

TCI:東京中央銀行・伊勢志摩支店

IS:伊勢志摩ステート

S:審査部

H:ひつぎの会

MK:箕部

筆跡は全て同じで、伊勢志摩ステートから各所への送金記録(賄賂や口止め料)と見て間違いない。


富岡の正体



荻窪西支店(架空支店)の段ボールを持ち去った犯人は、富岡だった。

富岡は中野渡の特命で旧T時代の不正融資を調べていて、今回半沢に協力したのはメリットがあるからだった。

ちなみに女将(井川遥)もこの件に噛んでいた。

全ては10年前の牧野の死の真相を明らかにするためだった。


半沢は「時間がありません、箕部の不正を暴く証拠を」と富岡に詰め寄る。

しかしこの資料の中には箕部が伊勢志摩ステートから金を受け取った記録だけがなかった。


そこへ紀本登場。

半沢と富岡が資料を持ち出したことを糾弾するが、半沢は紀本が箕部の錬金術に加担したことを追求する。


黒崎が登場



紀本は「私は何も知らんよ」と言うが、そこへ黒崎が登場。

(なんと半沢が黒崎に応援を頼んだのだ)


黒崎は、箕部のクレジットファイルのメモを書いたのが灰谷であることを突きとめた。

しかし灰谷はただ指示に従っただけで、首謀者は紀本だった。


灰谷がゲロッたテープを聞かされた紀本は万事休す。

黒崎は、紀本の銀行口座への入金記録がメモと一致することまで突き止めていた。

(全て箕部からの口止め料)


以下、観念した紀本の話。

牧野元副頭取は、最初から箕部への融資に反対していた。

しかし箕部から旧tの不正融資をバラすと脅されて、泣く泣く承諾。

牧野がいつ警察に口を割るかわからないと思った箕部は、牧野が賄賂を受け取っている証拠を捏造した。

牧野は言い逃れることもできたがそうなれば旧tの闇が明らかになってしまう、牧野はすべての罪を背負って死んだ。

半沢は「あなたたちが背負わせたんでしょう!あなたたちが牧野さんを殺したんだ~!」と叫ぶ。


その頃、頭取は乃原から「債権放棄かスキャンダルか」迫られていた。

そこへ1本の電話がかかってきて頭取は何かを決意。

「乃原さん、失礼ながらあなたの話はとても退屈だった。表沙汰にできるもんならやってみろ。あなたが言ったことは仮設に過ぎない、証拠を出しなさい。出せるもんなら出してくれ」


紀本は、伊勢志摩ステートから箕部への送金記録を地下5階に隠したと告白。

半沢らは急ぐが、既に送金記録はなかった。

(そう言えば、さっき福山が大和田に連絡していた!)


3人は箕部、中野渡、大和田



大和田の社用携帯のGPSをたどると、ホテル・ニューオータニだった。

半沢は、箕部、中野渡、大和田がいる部屋へ。

(なんと中野渡が箕部を呼んだとのこと)


実は大和田も、中野渡の特命で旧tの過去について調べていた(富岡には内緒)。

地下5階から盗まれた箕部の資料は、中野渡の判断で箕部に渡っていた。


半沢は「頭取、なぜですか。これは当行にとって重要な証拠です。どうか本来あるべき正しい銀行の姿を示してください」と言うが、中野渡は「半沢、君には帝国航空の担当を外れてもらう。出て行きなさい。もし従えないのであれば……(出向)」と言い放つ。

箕部は「謝りなさい、中野渡さんに。私にもだ。土下座しなさい。そしたら許してやる。こわっぱあ、はよやれええ」と叫んだ。


大和田が半沢の上に乗る形で無理やり土下座させようとするが、半沢は振り払った。


「頭取、あなたのしていることは懸命に働く全銀行員への裏切りに他ならない、到底許すことなど出来ない!」

大和田が「なんてこと言うんだ~」と叫ぶが、半沢は「大和田さん、あんたもだ!」。


半沢は箕部に向かって吠えたてる。

「誰より許せないのが箕部幹事長、あなたです。あなたはもはや政治家ですらない、欲にまみれた醜い老いぼれだ~!

私を銀行員として抹殺したいならどうぞご自由に!しかし銀行の正義を信じる全ての銀行員のために、そしてこの国の正義を信じるすべての国民のためにあなたの悪事はきっちり暴かせていただく」


最後に半沢は、箕部、中野渡、大和田の3人に言い放つ。

3人まとめて1000倍返しだ

感想とまとめ

物語全体の緊迫感が継続しつつ、ラストは息もできない展開に。

まさかの中野渡頭取がラスボス?


しかし中野渡は行内融和のために、海千山千を相手にしてきたお方。

こんな箕部なんかに呑まれてしまうタマとは思えません(富岡もそう言ってましたよね)。

第一こんなの亡くなった牧野が一番望んでない。


中野渡は、一世一代の大芝居を打ったのではないでしょうか。

全てを半沢に賭けて。

そう信じたい。


それにしても、半沢が大和田とのツーショット写真で脅したのには笑いました。

自宅謹慎中の半沢と仲良くすると、箕部への裏切りになるんですね~(^_^;)

半沢の「私が死ねばあなたも死ぬ。クレジットファイルには何が書いてあったんです?しゃべるか死ぬかどっちなんだ~?」がすごい迫力でした。


白井大臣が単なるお飾りでけっこう振り回されている感じが目立ってきました。

もしかしたら白井が半沢の味方につく展開も?

箕部の秘書の笠松が伊勢志摩ステートを調べているようなので、もしかしたら笠松も半沢の味方につくのかも?


前回寂しく去った黒崎のパワーアップした再登場は嬉しかったです。

灰谷がマジでかわいそうでしたが。