『恋する母たち』5巻のネタバレと感想!
杏(木村佳乃)は、離婚した夫・慎吾(渋川清彦)と1ヶ月限定で一緒に暮らすことに。
まり(仲里依紗)は、夫の繁樹(玉置玲央)を愛人から取り戻したものの、丸太郎(阿部サダヲ)への恋心が絶ち切れない。
優子(吉田羊)は、赤坂(磯村勇斗)との情事をズルズル続けてしまう。
当ページでは、『恋する母たち』5巻のネタバレと感想についてまとめています。
もくじ
『恋する母たち』4巻をおさらい
『恋する母たち』4巻の簡単なおさらいです。石渡杏(木村佳乃)、蒲原まり(仲里依紗)、林優子(吉田羊)は、名門高校に通う息子たちが落第の危機に陥ったことで知り合ったママ友達。
杏は、夫・慎吾(渋川清彦)と正式に離婚を果たして、斉木巧(小泉孝太郎)と交際をスタート。
そんな中、斉木の元妻で慎吾と駆け落ちした由香(瀧内公美)が訪ねてきて、息子の研(奥平大兼)が杏に不信感を抱くことに。
そんな中、島の妻に全てがバレた慎吾が杏の元へ。
まりは、夫・繁樹(玉置玲央)の愛人・のり子(森田望智)からベッドでの会話録音が送られてきて動揺。
丸太郎(阿部サダヲ)は「健気な妻を演じれば勝てる」とまりにアドバイス。
丸太郎のアドバイス通りにしたまりは、夫をのり子から奪い返すことに成功。
優子は、赤坂(磯村勇斗)と別れなければと思いつつズルズル関係を続けていた。
そんな中、夫のシゲオ(矢作兼)が「家族で与論島へ行かないか?」と持ち掛けて来た。
シゲオの叔父が与論島にフリースクールを作るので、教員免許を持っているシゲオに声をかけたのだ。
優子は、会社を辞めて与論島に行くかどうかの決断を迫られることに。
杏は、夫・慎吾(渋川清彦)と正式に離婚を果たして、斉木巧(小泉孝太郎)と交際をスタート。
そんな中、斉木の元妻で慎吾と駆け落ちした由香(瀧内公美)が訪ねてきて、息子の研(奥平大兼)が杏に不信感を抱くことに。
そんな中、島の妻に全てがバレた慎吾が杏の元へ。
まりは、夫・繁樹(玉置玲央)の愛人・のり子(森田望智)からベッドでの会話録音が送られてきて動揺。
丸太郎(阿部サダヲ)は「健気な妻を演じれば勝てる」とまりにアドバイス。
丸太郎のアドバイス通りにしたまりは、夫をのり子から奪い返すことに成功。
優子は、赤坂(磯村勇斗)と別れなければと思いつつズルズル関係を続けていた。
そんな中、夫のシゲオ(矢作兼)が「家族で与論島へ行かないか?」と持ち掛けて来た。
シゲオの叔父が与論島にフリースクールを作るので、教員免許を持っているシゲオに声をかけたのだ。
優子は、会社を辞めて与論島に行くかどうかの決断を迫られることに。
『恋する母たち』5巻の原作ネタバレ
5巻まで読みました。
— イエガスキー (@ryotaro_1974) June 11, 2020
取り返しがつかないところまで来た感じがありますね。
読んでいて共感したのは自分が歳を重ねてきたからでしょうね。
面白いですけど大人のためでなくて初老のための恋愛漫画です。#今日の漫画#恋する母たち pic.twitter.com/Od3bahEBMG
優子と赤坂はズルズル
優子(吉田羊)は、社内にバレないことを条件に赤坂(磯村勇斗)との不倫を続けていた。
ルールを破れば即終了の関係だ。
そんなある日、シゲオ君(矢作兼)が優子に「家族で与論島に住まないか?」と提案。
シゲオの叔父が与論に不登校の子供のためのフリースクールを開設して、教員免許を持つシゲオに声をかけたのだ。
優子は、仕事を続けるか、仕事を辞めて与論島に行くか、選択を迫られる。
そんな中、赤坂が合コンへ。
優子は気になりつつも、家族と向き合う決意をする。
そこへ赤坂が帰って来て「僕はやっぱりあなたじゃなきゃダメなんだ」と優子を抱きしめる。
そして2人は社内で再び結ばれた。
赤坂が「離婚はないの?」と聞いてきて、優子は「これ以上はマズイ」と思うのだった。
まりが丸太郎にプロポーズ
まり(仲里依紗)の家には「情熱大陸~蒲原繁樹」の取材が入っていて、繁樹(玉置玲央)は「私のエネルギー源は家族なんです」と嘘八百を語る。
高校中退した長男の繁秋(宮世琉弥)は、外聞が悪いという理由でアメリカ留学させられていて不在。
まりは、トイレに駆け込んで丸太郎(阿部サダヲ)との思い出を反芻して乗り切る。
そんな中、丸太郎から動画付きメッセージが。
動画では、アメリカの繁秋がラップ漫才をして多大な人気を集めていた。
まりはすぐに丸太郎に電話。
丸太郎は「今まで見くびっててゴメン。息子さんの才能、信じてもいいんじゃない?」と言った。
まりはその動画を繁樹にも見せるが、繁樹は「おチャラけてないで英語を身に付けろと言っておけ」と言うだけで全く関心を示さない。
まりは、もう限界かも……と思う。
繁樹は最上階マンションから人を見下ろすのが好きな男で、まりもかつては繁樹の後ろに立って一緒に見下ろしていた。
しかしもし今まりが繁秋に手を差し伸べたら、2人とも突き落とされる。
なんとしても息子を守らなきゃ。
そこへ丸太郎から「まりちゃんの息子の動画を関係者に見せたら好評。まりちゃんの息子が褒められたら俺まで嬉しい」のメッセージが来た。
まりは、繁秋のことを我が子のように思ってくれる丸太郎に心動かされる。
まりは「新しい母」として、「冷たい父親」ではなく「温かい父親」を迎え入れることを決意。
丸太郎のところに行って「私が愛しているのは丸太郎さんよ」と泣きながら告白。
「私夫とは別れるわ。丸太郎さんがもう結婚しないことは知ってるけどお手伝いさんでいいからそばに置いてください」
丸太郎の答えは「子供は?幼い娘さんの気持ちはどうなる?」だった。
そして家事はこなせるから、家政婦はいらないとのこと。
まりは完全にフラれたと落ち込むが、確かに丸太郎の言う通りで「安易に離婚」ではなく「最善の道」を選ばないといけない。
帰宅したまりは、娘の奈々が「パパみたいな弁護士になりたい」と言うのを聞いて、やはり娘から父親を奪うことはできないと思うのだった。
そんな中、繁樹が元愛人・のり子(森田望智)の逆襲で政治家の秘密を漏洩した罪に問われる。
その結果、半年間の懲戒免職に加えて刑事告訴されることに。
もし刑事告訴されて敗訴したら、社会的信用は地に落ちる。
杏と斉木の関係は微妙
まりに泣きつかれた杏(木村佳乃)は、斉木(小泉孝太郎)になんとか蒲原繁樹の記事を差し止められないか頼んでみる。
杏は、研(藤原大祐)のことがあって以来、斉木とは以前ほど会わなくなっていた。
(慎吾が突然帰ってきたときもメールで連絡しただけ)
その日の夕方。
杏は斉木と久しぶりに会うが、記事の差し止めは難しいと言われてしまう。
杏は、まりから送られてきた動画を斉木に見せる。
動画内で斉木は由香とモメて「人生で一番愛して憎んだ由香」と言っていた。
杏は「私は慎吾さんが帰ってきたことを正直に言ったわ。もう隠し事は嫌」と叫ぶ。
斉木は、由香に会ったのは彼女が「がん」の手術を受けるからで、落ち着かせるために言った言葉だと説明。
そして今はそんな気持ちは一切ないし、愛しているのは杏だけと言った。
しかし杏は、斉木が誠実に答えれば答えるほど、由香との深い絆を感じずにはいられなかった。
厄介だわ、若いまっさらな恋人同士ならこんなややこしい感情を持たなくてすむのに。
斉木と由香は15年の付き合い、自分とは3ヶ月。
斉木は来週からは金沢へ行く。
杏が1ヶ月限定で慎吾と暮らす
杏と研が住むマンションが耐震工事をするため、仮住まいに移動しなければならなくなった。
すると綾子が「慎吾と4人で私のマンションで暮らしましょうよ」と強引に提案してきた。
そんな中、杏は階段から落ちて骨折して1ヶ月安静の重体に。
話を聞いた斉木は「工事が終わるまでの1ヶ月4人で暮らしたらどうですか?」と言ってきた。
杏が「あなたは平気なの?」と聞くと、斉木は「平気ではありませんが、たとえ慎吾さんとあなたが同じベッドで眠ってもあなたへの思いは変わらない。待っていてください、あなたと研くんを受け入れる準備が整うまで」と強い意思を見せる。
杏は、斉木が大人で自分の弱い心が揺れているだけだと気付く。
その後、まりの夫・蒲原繁樹の記事は出なかった。
斉木が、義父に頼んでくれた結果だった。
この件で杏は、斉木は素っ気ないけど人として誠実であることを改めて思い知るのだった。
杏は慎吾に「私いま付き合っている人がいます」と告げる。
慎吾は「本当に良かった、幸せになってください」と本気の笑顔?
研は慎吾とキャッチボールを楽しみ、なんだかいい雰囲気?
杏は人たらしの慎吾に呑み込まそうな不安を感じるが「1ヶ月の辛抱よ」と自分に言い聞かせるのだった。
慎吾の記憶喪失の原因は杏?
そんなある日、突然由香(瀧内公美)がやってきて研にとんでもない嘘を吹き込む。
「10年前、慎吾さんは家を出た直後、一度家族の元に戻ろうとしたの。でもその時杏さんが男とホテルに入るところを目撃して。そのショックで記憶喪失になったのよ」
研から話を聞いた杏はパニックに。
10年前、慎吾はホテルに入る杏と斉木を目撃したのだろうか?
由香が思いついた「嘘」にしては出来過ぎている。
1週間後、杏は由香が入院する病院に行き、研に嘘を吹き込んだことを怒る。
この女のせいで研の心が揺れて、私から遠ざかろうとしている。
由香は真実を話す。
・駆け落ちした直後、実は慎吾と由香は東京にいた。
・そして由香が自宅のPCメールを消すのを忘れたから、慎吾が代わりに消してきてあげると言った。
・しばらくすると、慎吾が青ざめて帰ってきた。
・杏が男とホテルに入るのを目撃したと言った。
・由香は「見間違いよ。家族にやましい気持ちがあるから見間違うのよ」と言った。
由香が嘘をついているのか、慎吾が本当にあの日杏と斉木を目撃したのか、どちらなのかはわからない。・そして由香が自宅のPCメールを消すのを忘れたから、慎吾が代わりに消してきてあげると言った。
・しばらくすると、慎吾が青ざめて帰ってきた。
・杏が男とホテルに入るのを目撃したと言った。
・由香は「見間違いよ。家族にやましい気持ちがあるから見間違うのよ」と言った。
ただひとつ言えるのは、子供がいる母親は決して男とホテルに入ってはいけないということ。
赤坂のモトカノ・有馬ひとみ
優子(吉田羊)は赤坂(磯村勇斗)に別れを切り出せず、ずるずる関係を続けていた。
赤坂が優子にシゲオ(矢作兼)との馴れ初めを聞いてきた。
優子は「たいした話じゃないわ」と言いながらも説明する。
・シゲオは与論島出身で、優子は親が転勤族、2人は鹿児島の高校で出会った。
・1年から同じクラスでいい友達で、シゲオはすぐに告白してきたが優子は断った。
・それから学年が代わるたびにシゲオが告白してきたが、優子は断り続けた。
・シゲオは九州の大学に受かったが、優子と同じ大学に行きたいからと大学を受け直した。
・ここで優子は根負けして付き合い始めた。
優子に千葉支店へ異動の話が出る。・1年から同じクラスでいい友達で、シゲオはすぐに告白してきたが優子は断った。
・それから学年が代わるたびにシゲオが告白してきたが、優子は断り続けた。
・シゲオは九州の大学に受かったが、優子と同じ大学に行きたいからと大学を受け直した。
・ここで優子は根負けして付き合い始めた。
2年営業職で頑張れば本社に戻してもらい、女性初の役員になれるとのこと。
そんな中、優子は赤坂のモトカノ・有馬ひとみとセミナーで会って話すようになる。
思いのほか、有馬ひとみはいい子だった(赤坂は自己チューな女と言っていたが)。
有馬が赤坂の子供を流産したことを聞いた優子は、ショックを受ける。
有馬は、赤坂に未練タラタラだった。
時を同じくして、シゲオが叔父のフリースクール開校の打ち合わせで与論島へ。
優子は慣れない母親の仕事をしてみるが、大介との距離は縮まらない。
優子は以下の選択を迫られていた。
- 仕事を辞めて家族で与論島へor千葉で2年営業職を頑張る
- 赤坂と続けるor別れる
杏は「16歳の息子は母親の物ではなく別の生き物。優子さんが仕事を辞めるのは勿体ないわ」とアドバイス。
しかし優子は「私は杏さんとは違う」と言った。
杏には母性があるが、自分はあまりない。
だからこそ与論行きが大介と心を通わせる最後のチャンスかもしれない。
優子は「あたし会社辞めて専業主婦になる。君との関係も終わり」と故郷に帰省している赤坂にTEL。
驚いた赤坂は「すぐにそっちに行く」とランニングウェアのまま車を飛ばして来た。
赤坂の姿を見た優子は、自分が本当は仕事も赤坂も手放したくないことに気付く。
赤坂は「離婚して俺の正式なパートナーになってください」と言ってきた。
そこそこの人生を歩んできた赤坂だが、優子ほどエネルギーのある女性に出会ったのは初めてだったから。
トイレに立った優子は、いつもの15秒ルールで自分の気持ちを打ち消す。
そして赤坂に別れを告げた。
シゲオが優子と赤坂の不倫現場を目撃
2人はこれで最後だからと赤坂の車の中で抱き合うが、その現場をシゲオが目撃。
(シゲオは島付近の飛行機が飛ばず、結局戻ってきた)
慌てた優子は眼鏡もかけずに車を飛び出したが、シゲオは「あれだけ眼鏡を外すなと言っただろう」と激怒。
シゲオは再び与論に旅立った。
このままシゲオが戻らなければ、シングルマザーで大介を育てなければならない。
ひきこもりの大介を育てながらフルタイムで働けるのか……でもやるしかない。
赤坂は「仕事だけは辞めないでください」と言ってきたが、優子の腹は決まっていた。
シゲオが戻ってきたら平謝りして、仕事を辞めて与論島に行く。
すべてはシゲオ君次第。
その夜、シゲオが帰宅。
シゲオは大介に「与論島にパパと一緒に行かないか。ママは来ない」と告げ、大介は「ママはいてもいなくても同じ」と答えた。
優子は、一緒に島に行って放ったらかしにした時間を取り戻そうとした自分が甘すぎたことを思い知らされる。
そうしてやっと気づく、自分がどれだけ大介を愛していたかを。
シゲオと優子はファミレスへ。
シゲオは「僕は優子ちゃんの理解者だ。でも理解者は恋してもらえない」と言った。
そして「大介は与論島に連れて行く。君は東京にいろ」と最終結論を出す。
優子は「でも大介は……」と食い下がるが、シゲオは「大介は俺の子供だ!」と厳しい顔をした。
こうして大介は、麻蔵を中退してシゲオと2人で与論島へ。
優子とシゲオの離婚は、しばらく互いを見つめなおす期間を持とうということで延期に。
優子の選択
そんな中、優子の千葉行きの辞令が出る。
しかし優子と赤坂の不倫を嗅ぎ付けた鯵沢部長が、優子を陥れようと画策。
有馬ひとみは「私がスキャンダルをもみ消すので赤坂君を私にください」と言ってきた。
優子はその場で赤坂に電話して「君とのことはただの性欲」と冷たい別れを告げる。
優子は、有馬ひとみほど人を好きになったことがなかった。
シゲオなら「優子ちゃん、我を忘れて恋愛にのめり込むタイプじゃないんだよ」と言うだろうか?
優子は、あらためて何でも話せる相手=シゲオを失ったことを後悔した。
でも、15以上数えてもぬぐい切れない。
『恋する母たち』5巻の感想
有馬ひとみが、思った以上にいい子。
スキャンダルをもみ消す代わりに優子に赤坂と別れてほしいと脅迫したのはちょっとアレですが、赤坂の子供を流産していたりと同情の余地があります。
むしろ、家族を放って不倫している優子の方が良くない。
それでも気持ちを抑え込めないのが恋。
杏は、慎吾と義母、研の4人暮らしがスタート。
慎吾は笑顔で人をあざむく人間だから、大変です。
一見いい人って、実は一番の悪人かも。
まりは、いよいよ金しか取り柄がない繁樹に愛想を尽かしました。
丸太郎に家政婦としておいて欲しいとプロポーズしますが、意外にも断られちゃいましたね。
そして繁樹が捨てた愛人・のり子から逆襲されました。
まさに自業自得ですが、とばっちりを食らったまりと子供たちは最悪です。
スキャンダルをもみ消す代わりに優子に赤坂と別れてほしいと脅迫したのはちょっとアレですが、赤坂の子供を流産していたりと同情の余地があります。
むしろ、家族を放って不倫している優子の方が良くない。
それでも気持ちを抑え込めないのが恋。
杏は、慎吾と義母、研の4人暮らしがスタート。
慎吾は笑顔で人をあざむく人間だから、大変です。
一見いい人って、実は一番の悪人かも。
まりは、いよいよ金しか取り柄がない繁樹に愛想を尽かしました。
丸太郎に家政婦としておいて欲しいとプロポーズしますが、意外にも断られちゃいましたね。
そして繁樹が捨てた愛人・のり子から逆襲されました。
まさに自業自得ですが、とばっちりを食らったまりと子供たちは最悪です。