『ストロベリーナイト・サーガ』7話・8話の原作は、誉田哲也氏の小説「インビジブルレイン」。
2013年に竹内結子さん主演で映画化された作品ですが、なんと姫川(二階堂ふみ)が最重要参考人・牧田勲(まきた・いさお)と恋に落ちると言う衝撃的な内容です。
誰にも言えない過去を持つ姫川が、我を失うほどのめり込んだ牧田とはどんな男なのか?
当記事では『ストロベリーナイト・サーガ』7話・8話に登場する牧田勲について、原作小説「インビジブルレイン」からネタバレしてまとめています。
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もくじ
『ストロベリーナイト・サーガ』7~8話【インビジブルレイン】の原作とは?
『ストロベリーナイト・サーガ』7~8話の原作は、誉田哲也氏の小説『インビジブルレイン』。
『インビジブルレイン』は、誉田哲也氏による警察小説「姫川玲子シリーズ」の第4作。
『インビジブルレイン』は、2013年の竹内結子さん主演の映画『ストロベリーナイト』で初映像化されました。
『ストロベリーナイト・サーガ』7話公式あらすじ
暴力団組織である六龍会の構成員、小林充(古野陽大)が何者かに殺害された。顔は傷だらけで、凶器は大ぶりで幅の広い刃物と推測。致命傷は胸部のものと思われるが、怨恨で何度も刺したというより、刃物の扱いに慣れていない者がメチャクチャに切りつけたように見えた。殺害されていたアパートは小林が同棲中の志村恵実(玉井らん)の部屋。第一発見者でもある恵実に事情聴取が始まった。
特別捜査本部が立つ中野北署に集められた姫川班の面々。被害者が暴力団員であることから、刑事課と組織犯罪対策課の合同で捜査に当たることになった。その矢先、特捜本部にタレコミの電話が入る。それは「小林を殺したのは“ヤナイケント”」という内容だった。容疑者“ヤナイケント”を追おうとする姫川玲子(二階堂ふみ)に、警察上層部は当人を追求しないよう指示を出す。指示の裏には、過去の不祥事を隠ぺいしようとする上層部の思惑があった。巨大な警察組織の後ろ盾を失ったまま、姫川は菊田和男(亀梨和也)たちの力を借りることもせず、無謀な単独捜査を進めていく。そんな中、同じく“ヤナイケント”の居場所を探していた極桜会会長、牧田勲(山本耕史)と出会う姫川。相手の素性を知らないまま、姫川と牧田はお互い惹かれ合っていくが―。引用元: 参照記事のタイトル
『ストロベリーナイト・サーガ』牧田勲(山本耕史)とは?
『ストロベリーナイト・サーガ』牧田勲とは、謎の男“ヤナイケント”の居場所を探している極桜会会長。
姫川には「不動産屋」と身分を偽って近づいてきます。
映画『ストロベリーナイト』で牧田勲を演じたのは、大沢たかおさんです。
大柄でセクシーな牧田勲は、原作に忠実で高評価でした。
原作の牧田勲とは?
原作の牧田勲は、極清会の会長で48歳。
身長192㎝で、精悍な顔立ちで、男臭い雰囲気の持ち主。
平たく言うと、ワイルドなハンサムです。
原作に近いのは、山本耕史さんではなく大沢たかおさんだと思います。
しかし山本さんも演技派の俳優さんなので、期待しています。
『ストロベリーナイト・サーガ』牧田勲(山本耕史)原作ネタバレ
牧田勲を原作小説「インビジブルレイン」からネタバレします。姫川との出会い
暴力団組織である六龍会の構成員、小林充(古野陽大)が何者かに殺害される事件が発生。
警察に「ヤナイケントが犯人だ」という謎のタレコミが入ります。
今泉ら上層部から「捜査線上にヤナイケントの名前が上がっても深入りするな」と命令が下り、納得できない姫川玲子(二階堂ふみ)は禁断の単独捜査に乗り出します。
そしてヤナイのアパートの前で、不動産屋・牧田勲(山本耕史)に出会います。
牧田はヤナイから引っ越したいという相談を受けているとのことでした。
牧田勲の正体
牧田の正体は不動産屋ではなく、極清会会長でした。
柳井健斗は仁勇会絡みのネタを握っていて、牧田は今石堂組が抱えている問題を綺麗さっぱり掃除するためにその情報を買ったのですが、柳井はその情報を渡す前に謎の失踪を遂げたのです。
牧田はヤナイケントの捜査情報を引き出すために、不動産屋と身分を偽って姫川に会います。
第二の犠牲者・藤元
仁勇会の藤元が、拳銃で殺害される事件が発生。
藤元とは石堂組組長の跡目になるはずだった男で、彼が死んだことで牧田が跡目第一候補になりました。
しかしこれは、牧田が望んだ結果ではありません。
惹かれ合う2人
牧田と姫川は、ヤナイケントの情報交換をしつつも、互いに惹かれ合っていきます。
2人は逢瀬を重ねていましたが、ある日、牧田の正体が姫川にバレてしまいます。
姫川と牧田がプリンスホテルの地下ラウンジで話をしているときに、2人の男が現れて槇田と乱闘騒ぎになったのです。
牧田は2人に頭突きとパンチをくらわせて、姫川の手を握って横断歩道を渡りました。
牧田は「騙すつもりはなかった。素性を偽ったことは謝る。でも」と言って姫川の手を握りました。
姫川が「じゃあ、あなたは一体誰なんですか?」と聞くと「極清会の牧田勲だ」と牧田。
姫川は涙を流しながら、自分の涙の意味を知りたくないと思いました。
牧田の過去
牧田は、生まれも育ちも極道とは無縁の人間でした。
父親は町の土建屋の社長で、勉強が苦手だった槇田は父の会社「株式会社マキタ」に就職。
槇田が就職して初めての夏、「株式会社マキタ」は新興住宅地の造成を一手に請け負うことになり、社員一同、これで大儲けができると沸き返りました。
職人や現場監督を大幅に増やし、新規にリースの契約もして、地元の金融機関には融資を頼んで回りました。
しかし土壇場になってこの話はひっくり返されました。
その理由は、大西土木が割り込んできたから。
大西土木とは、白川会系暴力団徳永一家がバックについていると噂の、業界でも悪徳の高い業者。
怒り狂った槇田の父は、親会社を契約不履行で訴えました。
その裁判が始まる直前に、父は公園で何者かに金属バットで殴打されて死亡。
犯人は捕まらず、それ以外に「株式会社マキタ」が請け負った仕事も次々に大西土木に奪われていきました。
母は首つり自殺、妹は行方がわからなくなりました(何年もたって薬物中毒で死亡したことが確認された)。
「株式会社」マキタは全ての現場を失い、解散同然の状態に。
牧田は、父を陥れた2人の人物・井川と徳永を包丁で殺害。
家族も会社もなくした牧田には、怒りしか残っていなかったから。
そして槇田は自首。
未成年だった牧田は6年服役しただけで、出所できました。
この時声をかけてくれたのが、現在の石崎組組長・石崎神矢でした。
牧田の過去を知った姫川の反応は?
ヤクザだということがバレてしまった牧田は、もう2度と姫川に会ってもらえないだろうと覚悟していました。
ところが、姫川の方から電話がかかってきます。
牧田が「なぜもう一度会ってくれる気になったのか」と尋ねると、姫川は「それは、あなたが暴力団員だから会わないのは違うと思ったからです」と答えました。
姫川は牧田の過去も調べ上げていて、牧田が殺人の前科があることも知っていました。
牧田が「(2人殺したことを)軽蔑しましたか?」と聞くと「いえ、むしろ納得しました」と姫川。
牧田が「何をですか」と聞くと「あなたの抱く……殺意の種類についてです」と姫川。
姫川は「当時の捜査資料を読む限りでは、あなたの殺意を理解できます。私もある男を殺したいほど憎んでいます。わたしはあなたを少し身近に感じて、ほっとしたんです。」と真っ直ぐ牧田を見ました。
「2人殺している過去を知ってほっとした?」と驚く牧田。
この女は、自分がヤクザであることも、2人殺していることも、関係ないと言うのか?
本心から、そう言っているのか?
それを確かめる術はあるのか?
触れたい、この女に。
姫川は牧田に、ヤナイケントとの本当の関係を教えて欲しいと言ってきました。
牧田は「ヤナイケントは情報屋で、自分はその情報を買っていたが、情報の内容は言えない」と答えました。
ヤナイが提供していたのは警察内部の情報なので、まさか刑事である姫川に言えるはずもありません。
牧田は姫川から、ヤナイケントが小林、藤元両名の殺人事件の容疑者になっていることを知って、驚愕します。
なぜなら、そんなはずがないから。
牧田とヤナイケントの関係とは?
牧田とヤナイケントの関係は、牧田がヤナイケントが調べ上げた警察内部の捜査情報を買うという関係でした。
牧田はヤナイの情報を全部買って売りさばく役割も引き受け、2人の関係は良好そのものでした。
そんなある日、牧田はヤナイケントから“殺し屋”を紹介してほしいと頼まれます。
牧田は、500万円とヤナイが入手した“仁勇会のフロント企業に対する地検の捜査情報”と引き換えに、引き受けました。
牧田は、ヤナイの憎むべき相手・小林充を殺し屋に殺させ、その映像をヤナイケントに見せました。
ヤナイは出来るだけ早く情報を渡すと約束したのに、失踪。
牧田と川上の関係
牧田と川上義則の出会いは、12年前。
川上は当時伊藤留美という女と付き合っていたのですが、彼女に横恋慕してきたヤクザにボコボコに殴られました。
川上の店「タコライス専門チェーン」の客だった牧田は、川上を怪我させたヤクザの親分に話を付けに行ってやりました。
その後、川上義則は牧田の舎弟になりました。
川上は、牧田が独立しろと言ってもいつまでも子分でいたいと言って、牧田に心酔している様子。
牧田と姫川が一線と超える?
牧田は、ヤナイケントが使っている他人名義(偽名)の銀行口座の情報を姫川に与えました(正確には、姫川に喋らされた)。
牧田は「いい情報を渡した引き換えに、ビール一杯ぐらい付き合え」と姫川を車の助手席に乗せました(車を運転してきた川上は帰らされた)。
姫川:「あの、牧田さん、どこに行くんですか」
牧田:「俺はどこでもいいよ。2人きりになれるとこなら」
姫川:「どういう、意味ですか」
牧田:「欲しいんだよ、あんたが」
姫川:「……」
牧田:「ヤクザもんじゃ嫌か。俺は、あんたが刑事だろうが関係ない。欲しくなった」
牧田はしばらく運転して、いきなりマンションの地下駐車場のようなところに車を止めました。
逃げるならおそらく最後のチャンスと姫川は体をドアに向けましたが、「待てよ」と牧田。
逆らえないほどの力ではないのに、姫川はシートに引き戻されました。
そのまま引き寄せられて、思わず目をつぶってしまう姫川。
まだ間に合うかもしれない。
もう自分は17歳のひ弱な女子高生ではない。
その一方で、黙っていればわからない、秘密にしておけばいいと囁く自分もいます。
姫川は拒絶できないまま身を任せていましたが、今泉から電話がかかってきたので出ました。
なんでも、偽名口座からヤナイケントが借りているもう一つのアパートが見つかったとのこと。
ヤナイケントはハメられたのかも?
姫川は牧田と一緒にその住所に向かいますが、部屋を開ける前にわずかに死臭を感じました。
姫川は「今から通報して警察が来たら、あなたとの関係を説明しなければならなくなるが、現段階ではそれは避けたい」と言って、牧田を帰らせました。
牧田には死臭がわからず、急に姫川のことを不気味な存在に感じるのでした。
ヤナイケントは遺書を残して部屋で自殺(?)していました。
遺書には、自分が連続殺人事件の犯人であると書かれていました。
「そんなはずない」と思う姫川。
ヤナイはひょっとしたら誰も殺していなくて、誰かにハメられたんじゃないのか。
ヤナイが残した録音テープに牧田の声が……
そんな中、姫川はヤナイケントが録音した音声データを発見します。
そこには、牧田がヤナイケントから依頼されて小林充殺害を請け負い、他の誰かに実行させ、その証拠をヤナイが確認した会話がありました。
その頃、牧田は姫川からなかなか連絡がないので、気にしていました。
あそこまで協力したのだから、一言くらい何か結果報告があってもいいと思っていました。
しかし意に反して、牧田からはなかなか電話をかけられずにいました。
自分の弱い部分を認めたくないと言う気持ちもあったし、姫川の刑事の部分が怖くもあったから。
姫川が牧田を疑う
そしてとうとう、姫川から牧田に連絡がありました。
待ち合わせ場所は、この間愛し合った駐車場。
姫川は「ヤナイケントから小林殺しを依頼されたあなたが、ヤナイケントを裏切ったあげく、小林、藤元両名殺害の罪をヤナイに擦り付けて殺したのではないか?」と牧田に言いました。
「違う、信じてくれ。俺は」と牧田。
姫川は牧田を信じたかったのですが、事態はまさに牧田の都合のいいように転がっていったのです。
「好きだったのに。信じてたのに」と姫川。
そこへ牧田の舎弟・川上が現れて、姫川に拳銃を突きつけます。
さらに川上の愛人で“殺し屋”のシゲルも現れ、刃物を突き出してきました。
川上に自由を奪われている姫川は「しまった」と思いますが、シゲルは姫川を見ておらず、牧田を刺しました。
牧田は無実で、真犯人は川上とシゲルでした。
シゲルの本名は伊藤留美で、川上の愛人(シゲルと川上はいわゆる男色の関係)。
川上は牧田を石堂組のトップに立たせるために今回の計画を立て、シゲルが実行犯だったのです。
姫川は牧田に向かって手を伸ばし、牧田は姫川の腕の中に落ちてきました。
白いシャツのみぞおち辺りに黒い柄が立っていて、根本に赤いシミが浮き出てきます。
「牧田さん!しっかりして!牧田さん!」
牧田はこの後病院に運ばれて大手術を受けますが、生死の境をさまよって死亡。
姫川の恋は、とても悲しい結末を迎えてしまいました。
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姫川の後悔
事件の後、姫川は牧田を思い出して後悔します。
自分は、牧田がヤクザ者と知った上で、抱かれようとした。それは事実だし、後悔もしていない。
死ぬ直前に「好きだ」といえたことも、今となっては唯一の救いのように思っている。
ただ、彼を最後まで信じきれなかったことは強く悔いている。
相手が何者であろうと、愛した人を疑った自分を、いまだ玲子は許していない。引用元:「ブルーマーダー」姫川玲子の心の声より
まとめ
『ストロベリーナイト・サーガ』7話・8話に登場する牧田勲について、原作小説「インビジブルレイン」からネタバレしてまとめました。姫川が菊田を裏切ってまで牧田に恋したのに、牧田が死亡する結末は本当にショッキングです。
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