毎回切なすぎる真実があぶりだされて、涙なくしては見られないドラマ『トレース』。
6話からは、いよいよ真野(錦戸亮)の兄が犯人とされている“練馬区一家惨殺事件”の真相に迫っていきます。
最終回には、真野は真犯人にたどり着くことができるのでしょうか?
当記事では、ドラマ『トレース』最終回結末をネタバレ予想してまとめています。
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もくじ
ドラマ『トレース』6話までの簡単なあらすじ
ドラマ『トレース』とは、科捜研の男・真野礼二(錦戸亮)が主役の月9ドラマ。
真野は、他の研究員とは一線を画す独自の視点で鑑定を行い、ベテラン刑事・虎丸良平(船越英一郎)と衝突を繰り返しながら、確固たる結果を出し続けていきます。
新人法医研究員・沢口ノンナ(新木優子)は、真野の妥協しない科学捜査に付き合わされるうちに真野に感化されて、いつしか真野を深く信頼するように。
そんな中、第4話では、同じ法医研究員・相良(山崎樹範)が、荒らされている自宅の中で、血を流して倒れている兄・浩司(やべきょうすけ)の遺体を発見。
警察から臨場の要請を受けた科捜研チームが真相を追ううちに、相良をはじめとする科捜研メンバーと真野の間に絆が芽生えていきます。
5話ラストシーンでは、真野の携帯に“何者か”が「君のお兄さんのことで話がある」と電話をかけてきました。
真野は、指定された場所で待ち続けますが、誰も来ませんでした。
6話では、河川敷でホームレス男性の変死体が発見されます。
被害者は新妻大介で、高校3年生のときに失踪して以来行方不明だった男で、捜索願も出されていました。
死因は溺死でしたが、肺や喉、鼻の奥には液体が残っていたものの、体には濡れた痕跡はありません。
また、現場には血液のようなものが付着した軍手も落ちていました。
虎丸(船越英一郎)たちは、科捜研の海塚(小雪)に、遺体から採取した液体と軍手の検査を頼むとともに、臨場を依頼。
法医科長の海塚(小雪)はそれを英里(岡崎紗絵)に任せようとしますが、現場がホームレスのたまり場ということから男である真野が担当することに。
そこになぜか沢口ノンナも加わることになってしまい……。
鑑定の結果、液体は水道水で鉄の錆と思われる成分が検出されました。
一方、軍手にはいくつかの小さな穴が開いており、男性ひとり、女性ふたりの古い血液が付着していましたが、データベースで照合しても身元は不明でした。
また、軍手の内側から検出された皮膚片は、DNA鑑定の結果、被害者とは別の人物のものでした。
臨場に向かった真野たちは、現場付近の水道から水を採取。
するとそこに、早川尚文(萩原聖人)が花を持って現れました。
早川は、新妻の高校時代の担任とのこと。
虎丸は、新妻が失踪した理由を早川に尋ねます。
早川は、新妻の友人が家族を刺殺して自殺したことにショックを受けていた、と話します。
それは、25年前、真野の家族が殺された『武蔵野一家殺人事件』のことだったのです。
練馬区一家惨殺事件とは?
練馬区一家惨殺事件とは、真野が小学生のころに、兄・義一が真野をのぞく家族全員(父、母、姉の仁美)を惨殺して自分も自殺した事件。
ある日、幼い真野(当時の苗字は源)が学校から帰宅すると、1階で父と母、仁美の3人が刺殺されていました。
そして2階の義一の部屋では、義一がドアノブで首を吊って死んでいて、そばには「僕は死んでおわびします」という直筆の遺書が。
原作ではこの事件の通報者は真野で、一番最初に現場に臨場したのは虎丸良平(船越英一郎)。
虎丸は臨場した瞬間に“違和感”を感じましたが、警視庁は「この家に住む長男が、両新と妹の3人を殺害したあと自殺した」ものとし、長男・義一を被疑者死亡のまま、書類送検。
彼の遺書の存在が、犯行を強く裏付けたのです。
その後、真野は姉の元副担任教師から以下の事実を知らされます。
- 姉・仁美は事件当時、妊娠していた。
- 兄・義一は壇浩輝、新妻大介、佐保優作の3人にいじめられていて、仁美を体育館倉庫に呼び出した。
- 体育館倉庫に行った仁美は、壇、新妻、佐保に強姦された。
- 仁美は中絶を考えておらず、産むために学校を休学しようとしていた。
- 服担任教師は、仁美の意思の強さ、魂の高潔さを前に、成すすべがなかった。
原作では、真野と元副担任教師は、協力して“練馬区一家惨殺事件”の真相の解明に乗り出します。
しかし“練馬区一家殺人事件”は上層部によってもみ消された後で、警視庁のデータベースにも捜査資料は残っていませんでした。
佐保も新妻も、お腹の子の父親ではない
真野はある事件がきっかけで、佐保優作のDNAを採取することに成功しますが、佐保は仁美のお腹の子供の父親ではありませんでした。
その後、真野はホームレスとなった新妻に再会。
真野は新妻のDNAを採取することに成功しますが、新妻も仁美のお腹に子供の父親ではありませんでした。
新妻は真野に以下の新事実を話しました。
- 檀と新妻、佐保が仁美を襲って数か月後、真野の父親が3人(檀、新妻、佐保)の家をそれぞれ訪ねて、謝罪するように要求した。
- 真野の父親は謝る気があるなら、6月20日に家に来てほしいと言った。
- 新妻だけが謝罪したいと思い、真野の家へ。
- チャイムを鳴らしても誰も出ないので、家に入っていつものように義一の部屋に行くと、義一がドアノブで首を吊って死んでいて、そばには大量のルーズリーフが(遺書めいたもの)。
- 新妻は自分たちのいじめがバレることを恐れてルーズリーフをすべて回収して逃げた。
- いじめの首謀者・壇の手に、そのルーズリーフは渡った。
- 檀は表向きは成績優秀で容姿端麗で性格も気さくな人気者だったが、裏の顔は冷酷そのもので、その素顔を知るのは手下だった新妻と佐保だけだった。
新妻はその後何者かに殺害されて、そばには4人の血液がついた軍手が落ちていました。
真野が鑑定した結果、殺された新妻の血液以外は、真野の両親と姉・仁美の血でした。
もしかして「練馬区一家惨殺事件」の犯人が新妻を殺害して、この軍手を現場に残したのか?
その後、この軍手は“練馬区一家惨殺事件”の鑑定資料だったことがわかります。
しかしもしそうなら、なぜ新妻殺しの現場に落ちていたのか?
真野の行く手に立ちふさがる男・壇浩輝
“練馬区一家殺人事件”をデータベースごと消去したのは、壇浩輝の父親・壇崇(だん・たかし)。
壇崇は現法務大臣で、事件当時は警視総監だった男。
息子である浩輝が義一をいじめていた事実を隠蔽したくて、事件そのものをもみ消したのです。
息子の壇浩輝(千原ジュニア)は、現在は刑事部長の地位に。
“練馬区一家殺人事件”の犯人は壇ではない?
その後、真野は壇のDNAも入手。
なんと壇は自分からDNAキットで自身の口腔内をこすって、笑顔で真野に渡したのです。
そして鑑定の結果、壇も仁美のお腹の子供の父親ではありませんでした。
仁美は確かに壇、新妻、佐保の3人に強姦されたのに、3人ともが胎児の父親でないなどということがあり得るのでしょうか?
ドラマ『トレース』最終回結末をネタバレ予想
ドラマ『トレース』最終回結末をネタバレ予想します。
黒幕は誰なのか?
まず最初に“練馬区一家殺人事件”の黒幕ですが、壇浩輝で間違いないと思われます。
練馬区一家殺人事件の鑑定資料は壇が持っている可能性が高く、そうなると、新妻殺しの現場に軍手を置いたのも壇である可能性が高い。
もしそうなら、新妻を殺したのも壇である可能性が高い。
しかし真野の鑑定の結果、新妻も佐保も、壇も仁美のお腹の胎児の父親ではありませんでした。
胎児の父親は兄・義一?
胎児の父親が誰なのかを探る過程で、ひとつの重大な事実があります。
それは、真野の兄・義一が、源家の養子だったという衝撃の事実。
真野はこの事実を両親から知らされておらず、虎丸から聞きます。
真野が源家の戸籍を調べると、源家の長男は生後間もなく死亡、そして両親は義一を養子として迎えた記録がありました。
2年後に姉・仁美が、さらにその8年後に次男の真野が誕生。
義一と仁美の間に血の繋がりがなかったのなら、義一が仁美のお腹の中の子供の父親である可能性もあるのではないでしょうか?
しかし真野は義一のDNAは持っているだろうと思われるので、やはりこの可能性も薄いですね。
“練馬区一家殺人事件”の当日に、仁美と父親が待っていた客とは?
真野の記憶では、“練馬区一家惨殺事件”の日は父親は仕事を休み、仁美は学校を休んで、大事なお客様を待っていました。
大事なお客様とは誰だったのか?
その人物は自分が使った客用の湯呑みを持ちかえっています。
事件のあった日、源家に何が起こったのか?
真犯人は、やはり壇浩輝しか考えられない?
虎丸良平は、“練馬区一家惨殺事件”について独自に調査していましたが、虎丸の妻が駅の階段で何者かに突き落とされて流産するという事件が発生。
その後、壇が虎丸のところにやってきて「それにしてもお子さんのことは残念でしたね。お若いんだしまたいくらでもおつくりになれば良い」と言って、その後虎丸の家からは“練馬区一家惨殺事件”に関する資料だけが盗まれました。
虎丸は家族を守るために”練馬区一家惨殺事件”から手を引きますが、「真犯人は義一ではなく他にいる。そしてそれは壇浩輝ではないか」と考えています。
もはや壇浩輝が黒幕であるのは間違いないと思われるのですが、問題は仁美のおなかの中の子供の父親です。
仁美を妊娠させた人間は他にいて、壇はその事実をうまく利用して仁美を強姦して、さらには“練馬区一家惨殺事件”を起こしたのではないでしょうか?
仁美のおなかの中の子供の父親候補として考えられるのは、義一と仁美の元副担任教師。
この2人以外には、ちょっと考えられません。
キーパーソンは、早川尚文(萩原聖人)?
ドラマ『トレース』6話では、新妻の元担任教師・早川尚文(萩原聖人)が登場します。
原作『トレース』では仁美の元副担任教師が真野と一緒に“練馬区一家惨殺事件”の真相を追うので、早川がその役割を担う可能性があります。
早川が、仁美のおなかの中の胎児の父親の可能性もあります。
ドラマ『トレース』最終回までの見どころ
ドラマ『トレース』の最終回までのみどころをご紹介します。男2人のラブストーリー
1話からデカい声で火サス並みの迫力で、真野に敵対していた虎丸良平(船越英一郎)。
松山監督によると、「最初に船越さんと錦戸さんに話したのは、『これは真野と虎丸のラブストーリー』ということ」とのことでびっくり!
具体的には、最悪の出会いをした2人がぶつかり合いながら認め合い、恋を成就させる話だそうです。
真野と沢口の恋の行方
真野は、被害者に感情移入してしまう沢口ノンナに好感を抱いています。
真野と沢口は本質的にとても似ているので、沢口は真野を好きになる可能性が。
原作の沢口は明らかに真野を意識しているし、真野も沢口には優しい態度。
真野が真犯人に下す制裁
真野は、“練馬区一家惨殺事件”の犯人に「裁きを下す」と言っています。
「裁きを下す」とは、イコール殺すこと。
真野が真犯人にたどり着いたとき、殺人犯になってしまうかどうかは、沢口や虎丸次第かと思われます。
原作の真野は、沢口や虎丸を信用しつつも、「未来だの幸せだのは僕を救ってくれない」とはっきり言っています。
真野の心が救われる日は来るのか?
ドラマ『トレース』10話で原作にはない新事実が判明!
原作とドラマでは「武蔵野一家殺人事件」について判明していく事実や順番が違います。
ドラマの10話までの流れは以下の通り。
・事件の概要は、源家の長男・義一が両親と妹の仁美を刺殺した後、自らも首つり自殺したという凄惨なもの。
・真野礼二は、武蔵野一家殺人事件の生き残り。
・史上最年少刑事部長・壇浩輝(千原ジュニア)が毎話のラストに登場。
・ある日、真野のもとに「話がある。君のお兄さんのことでだ」と電話がかかってくる。
・その直後、ホームレスの新妻大介の死に遭遇。
・さらに新妻の高校自体の担任教師である早川(萩原聖人)に出会う。
・早川によると、新妻は高校時代の友人の事件がショックでずっと失踪していたとのこと。
・その後、新妻が兄・義一をいじめていた主犯のひとりであることが判明。
・新妻殺害現場に残されていた謎の軍手には、鑑定したような跡があった。
・その軍手に付着していた血液から、真野の両親と仁美のDNAが採取される。
・この軍手は、25年前の「武蔵野一家殺人事件」で使われた物なのか?
・上司の海塚(小雪)は、武蔵野一家殺人事件の鑑定に関わった人物だったが、当時の資料は全て没収されていた。
・しかし海塚はこっそりノートに書き写していて、それを礼二に渡す。
・そんな中、新妻の事件は上層部によって捜査打ち切り命令が下される。
・海塚のノートに、仁美が妊娠3ヵ月だったことが判明。
・10話では、新妻と同じく早川の教え子で義一のいじめの主犯格・佐保(袴田吉彦)にたどり着く。
・しかし佐保は、ボイラー室で死亡。
11話(最終回)では、真野が『武蔵野一家殺人事件』の証拠品だった軍手に残されていた身元不明のDNA型と、妊娠していた姉・仁美(夏子)の胎児の絨毛のDNA型を鑑定し、その2つに親子関係が認められることを突き止めます。
つまり、仁美を妊娠させた相手が、真野の家族を殺した犯人である可能性が高いということです。
そこで真野は、佐保の心臓血のDNA型を調べましたが、親子鑑定の結果は不一致でした。
真野は佐保が死亡したボイラー室に臨場して、ガスの元栓部分に付着した手袋の皮革を発見。
その持ち主と思われる人物の皮膚片から採取したDNA型は、『武蔵野一家殺人事件』の軍手のDNA型と一致。
そして新妻の事件同様、佐保の事件にも捜査の打ち切り命令が……!
さらに仁美の交友関係を洗いなおすと、衝撃の名前が浮かび上がります。
原作とドラマの決定的な違い
原作とドラマの細かい違いは置いとくとして、大きな違いは以下です。
・ドラマでは新妻殺害現場に落ちていた軍手から身元不明のDNA型が採取されているが、原作では(今のところ)採取されていない。
原作では軍手の皮膚片が発見出来ず、DNA型の採取ができなかったのです。
ドラマの方が事件の核心に近づいていることになります。
まとめ
ドラマ『トレース』の最終回結末を予想してまとめました。今後も最終回結末に関する新事実が出てきたら、追記します。
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