天才勝負師・零ゼロ(加藤シゲアキ)が、生きるか死ぬかのサバイバルゲームに挑むドラマ『ゼロ 一攫千金ゲーム』。
原作は「カイジ」や「アカギ」シリーズなどで人気の福本伸行のコミック「賭博覇王伝 零」(講談社・全8巻)と「賭博覇王伝 零 ギャン鬼編」(講談社・全10巻)。
当記事ではドラマ『ゼロ 一攫千金ゲーム』原作あらすじのネタバレ前編(「賭博覇王伝 零」のあらすじのネタバレ)をまとめています。
続編記事はこちら!!!
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「賭博覇王伝 零」登場人物
『ゼロ 一攫千金ゲーム』の原作漫画「賭博覇王伝 零」に出てくる登場人物を紹介します。宇海零(うかい・ぜろ):加藤シゲアキ
天才的な勝負勘を持つ男で、仲間思い。
現代版ねずみ小僧である義賊(ぎぞく)のトップ。
標(しるべ):佐藤龍我
謎の少年。
零をも凌ぐ勝負勘と頭脳の持ち主。
野望を持っている。
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ユウキ、ヒロシ、ミツル
自殺サイトで知り合って、自殺しようとしていたところを零に助けられる。
ドラマではチカラ(加瀬諒)、ヒロシ(岡山天音)、スナオ(杉野遥亮)の3人を指す。
ミツルという名前はドラマには出てこなくて、ユウキは小関裕太の役柄(但し、頭脳明晰で自殺サイトとは無関係)。
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末崎さくら:ケンドーコバヤシ
ヤクザ。
頭脳のキレは悪い。
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板倉:間宮祥太郎
慶大出のインテリヤクザ。
さくらの弟。
ドラマでは間宮祥太郎の役柄。
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山口カズヤ:増田貴久
零の中学時代の同級生。
鬼みたいな秀才の零をねたんでいる。
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在前無量(ざいぜん・むりょう):梅沢富美男
財前グループ総統。
個人資産だけでも三兆円突破という日本一の資産家。
通称「金神」で、政界・財界・裏社会にも絶大な影響力を持つ。
「一攫千金ゲーム」の開催者。
後藤利根雄
在全グループ幹部秘書。
ゲーム進行役を担う在全の片腕。
ドラマでは小池栄子の役柄で、名前は後藤峰子。
「賭博覇王伝 零」あらすじ(結末)ネタバレ
ブックオフでは暑くても寒くても皆様にオススメの作品を毎日ご紹介していきます( `・ω・´ )
— ブックオフ市原辰巳台店 (@bookofftatsumi) 2018年7月17日
本日のオススメ作品はこちら
ドラマが放送中のゼロ一攫千金ゲームの原作、賭博覇王伝零です✨
先輩スタッフのオススメ作品となっておりますので、気になった方は是非お声掛け下さい#ブックオフ pic.twitter.com/RCIUrc2TXW
ドラマ『ゼロ 一攫千金ゲーム』の原作漫画「賭博覇王伝 零」のあらすじ(結末)のネタバレをします。
要点を押さえて、簡潔にまとめてあります。
それぞれのゲームの詳しい内容については別記事にする予定です。
義賊登場
世の中は、現代版ねずみ小僧・義賊(ぎぞく)の話で持ちきり。
今回は振り込め詐欺の被害者のお金が、メディアを通して返還されました。
義賊の正体は、天才少年・宇海零(うかい・ぜろ)(加藤シゲアキ)、ユウキ、ヒロシ、ミツル。
ユウキ、ヒロシ、ミツルは“自殺サイト”で自殺しようとしたところを零に助けられたことをきっかけに、義賊に参加しました。
振り込め詐欺の組織のヤクザ・末崎さくら(ケンドーコバヤシ)は、ユウキ、ヒロシ、ミツルを捕えて、零を呼び出しました。
しかし零は状況を逆手に取って、逆にさくらを追い込むことに成功。
在全無量が現れる
そこへ在全グループ総統・在全無量と秘書の後藤が現れました。
在全は「ここにいる全員を“王になる試験”に参加させてやる」と言い放ちました。
“王になる試験”は命がけ
三日後、零たちは〇✖県山中の一大スペクタルランド・ドリームキングダム(夢王国)に行きました。
そこには他にもたくさんの参加者が集まっていました。
在全の秘書・後藤(小池栄子)が、“王になる試験”について説明を行います。
資産一兆億円を超える富豪の約半数(52家族)が参加。
日本からの参加者は、在全だけ。
つまり今回の“王になる試験”とは、その在全家の資産を種銭に闘うギャンブラー(代打ち)を探そうという趣旨。
もし群がる富豪を打ち砕き、完全勝利統合を成し遂げた場合は、一千億円のギャラを得られる。
参加者たちは「やるぞ!」と大興奮の嵐でしたが、零だけは冷静。
一千億円ははした金?
零は考えました。
一兆円以上の資産家が52家族参加するなら、最終的勝者は百兆は得られるはず……。
その圧倒的勝ち金を考えたら、一千億円はたったの0.1%。
まさにはした金なのです。
そのときミツルが「これだけあれば、振り込め詐欺にあった全ての人を救える!」と叫びました。
「一千億円はあくまでも代打ちとしてのギャラ……きちんと話をして王としての報酬も求めれば……もっととんでもない額も可能だ……!」
ミツルは零と全く同じことを考えていたのでした。
鉄球サークル
ドリームキングダム(夢王国)に入場するには、「鉄球サークル」というゲームで勝たなければなりません。
後藤がゲームの説明をします。
1~6までの鉄球サークル(上に鉄球がぶら下がっているサークル)で、正解の目の下に入れば金券が舞い散る。
不正解の目の下に入れば、鉄球が落ちてくる。
鉄球に潰されたら、おそらく即死。
参加者たちは悲鳴を上げます。
後藤は最後に「目は当てられなくても時間内にサークルに入ることができた者には、その度胸に免じて“当たり”とみなす」と言いました。
みんながビビッている中、標(しるべ)(佐藤龍我)は真っ先に1のサークルに入りました。
さくらをはじめとする多数の人間は、後藤が3回連続1を出したことを理由に“グラサイ”(1しか出ないサイコロ)だと予想。
「今度も1だ!」と1のサークルへ。
しかし零がサイコロの映像が100ニセで、1の出る確率が6分の1であることを告げると、みんな1のサークルから逃げ出しました。
しかし標だけは1のサークルに座ったまま。
零は2のサークルにヒロシとユウキとミツルと一緒に入って、出来るだけエリアの外側に背中をくっつけるように言いました。
そして後藤が出した目は4。
零たちがいる2のサークルにも、鉄球が落ちてきました。
しかし零たちはみんな無事でした、なぜなら鉄球の被害はエリアの外側には届かないから。
この試験はサイコロの目をあてるゲームではなく、後藤の「当てられなくてもサークルに入ることができたら合格」の言葉からサークルに入りさえすればいいことを見抜くゲームだったのです。
零と同じくゲームのからくりを見抜いた標も、もちろん無事でした。
突然2のサークルの鉄球が落ちてきて、零を守ろうとしたミツルが犠牲に!!!
2のサークルの鉄球は根元がゆるんでいたのです。
ミツルは「仲間である零が苦しんでる人を助けたら、俺は今死んでも義賊だ」と言って、担架で運ばれていきました。
ドリームキングダムに入場
零たち「鉄球サークル」の合格者・23名がドリームキングダムに入場すると、他のゲートからの合格者もやってきました。
後藤がゲームについて説明します。
自由に入り、ゲームに勝てば、リングがもらえる。
制限時間3時間で、リングを3つ獲得した者が合格。
次の決勝ステージに進める。
ゲームのレベルは「セーフティー」「マイルド」「ハード」「ジュニア」の4段階に分かれる。
リングを多く受け取れるギャンブルは「マイルド」と「ハード」だが、負けたら肉体的精神的ダメージを負う覚悟が必要。
「セーフティー」は負けてもただ退場するだけ。
「セーフティー」「マイルド」「ハード」の3つは負けたら即退場だが、「ジュニア」は負けても退場しなくていい。
参加者たちは当然、「ジュニア」のゲームに長蛇の列で並びます。
指切り
零はレベル「マイルド」の「ジャックルーム」に入りました。
ここでは勝てば、2つのリングが獲得できます。
中には、顔半分を髪の毛で隠した不気味な男(ジャック)が待ち構えていました。
戸棚には、今までジャックがコレクションしたホルマリン漬けの指が入ったボトルが並んでいます。
このゲームは「指切り」。
指入れ台に5本の指を入れて、相手にわからないように指を鉄板でガード、相手はガードされてない裸の指をノミで狙うというゲーム。
裸指は突かれれば、あっさり落ちるだけ。
まさに即修羅場の指切りギャンブル!
ジャックは今まで「指切り」をしてきて、たった1度しか負けていないという。
ジャックは右手の小指を失っていましたが、他は無事。
零はまず、ジャックが常に半身で正面を向かないことに違和感を感じます。
しかしジャックが子供の頃に顔半分を失ったことを聞いて、それ以上質問できなくなります。
零はポーカーフェイスを貫き、ジャックが裸指を当てることを阻止。
さらにジャックが失った顔半分に赤外線カメラが入っていて、裸指を透視できることを言い当てました。
そしてジャックの左手の指は全て義指でした。
つまり攻・守ともにイカサマ!
このゲームはジャックの“ペテン”を見抜けるかどうかを試す試験だったのです。
満点(リング2個)は部屋に入ってすぐに、ジャックの顔と指にさわり、戦わずして勝つこと。
零は1度指をさらしてから見抜いたので、リングは1個。
迷宮のトライアングルルーム
零とヒロシとユウキは、3人で出来る「マイルド」のゲームがあると聞いて挑戦を決意。
零は3人で参加すれば、残りの2人を自分が守れると考えたのです。
零たちは奇妙な三角形の部屋に案内され、ヒロシは拘束されて水槽の中に。
このゲームのリング獲得数は3個(3人が1個ずつ)ですが、恐るべきことに命の保障はありません。
零たちが問題を解く間に、ヒロシは少しずつ水責めにされタイムオーバーになったら溺死するから。
そして零たちのいる三角の部屋の隣も同じ三角の部屋で、そこには別の3人組がゲームに参加(またその隣も同じ)。
このゲームは三角の部屋にいるどのチームが「問い」の正解に辿り着いても、全員救済されます。
今回の「問い」は
零は隣り合う二等辺三角形の部屋が反転せずに隣り合う形が「風車」であることに気が付き、見事正解。
既に溺死したヒロシの心臓マッサージをして、生き返らせることにも成功。
他の三角の部屋の溺死者たちも、みな生き返りました。
現在の零のリングの数は、これで二個。
しかし謎の少年・標は、このゲームをなんとわずか7~8分でクリア(零は30分ギリギリ)。
しかも標は水槽役だったというのです!
標の凄まじすぎる能力に、ご機嫌取りの輩が群がります。
零VS.標「クォータージャンプ」
在全の主催者特権で、零と標が闘うことになりました。
ゲームの内容は「クォータージャンプ」。
このゲームの勝者は相手のリング2個とボーナスの3個、つまり合計5個のリングを一気に手にすることが出来ます。
「クォータージャンプ」とは
つまり生存率25%(クォーター)のゲームで、レベル「ハード」。
そして4方向には4人の声役がいて、挑戦者を跳ばせたら1個リングを獲得できる。
挑戦者は、声役が本当のことを言ってるのか見破らなくてはならない。
「アウツ」側の人間は、リング欲しさに「セーフ」だと嘘をつくのだから。
先攻は零。
4人の声役のうち2人は零の友達で、心が揺さぶられる零。
一体誰の声を信じればいいのか、わかりません。
零は冷静にひとつひとつ潰していき、最後には声役・在全の「セーフ」に跳びました。
在全が零が落下する姿を全部見られる席(=見晴らしのいい「セーフ」エリア)にいると見破ってのことでした。
後攻は標。
「クォータージャンプ」は後攻のほうが有利であるという理由から、とんでもない負荷をかけられる標。
なんと「アウツ」の声役の3人が“のぞき鏡”という小道具を持ち、壁の上から挑戦者・標の様子を見ることが出来るのです。
零は標を救うために、主催者側にわからない形でヒントを伝えました。
標は見事に零のヒントをキャッチし、完璧な作戦を立ててわずか40秒で「セーフ」に跳ぶことに成功(零は制限時間ギリギリ)。
零は、標と自分の能力の差に落ち込みます。
零は標に2個のリングを取られて、0個に。
そんな零をなぜかさくらがなぐさめてくれました。
「バーカ!お前も大したもんだ」
零はさくらから標に関する情報を得るかわりに、次のゲームはさくらも一緒に参加することを認めてしまいました。
「クォータージャンプ」零と標の闘いについて詳細にネタバレした2つの記事は、以下です。
ゼロ 一攫千金ゲーム 2話「クォータージャンプ」原作ネタバレ前編!声役が怖い!の記事はこちら
→ゼロ 一攫千金ゲーム 2話「クォータージャンプ」原作ネタバレ前編!声役が怖い!
ゼロ 一攫千金ゲーム 3話「クォータージャンプ」原作ネタバレ後編!セイギが登場の記事はこちら
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21人が協力して突破するゲームとは?
さくらによると、次のゲームは“21人が協力して突破するゲーム”。
そして正解に辿り着いたら、リングは人数分の21個獲得できるというのです(しかしレベルは最難関の「ハード」)。
零は「そのギャンブルは危険すぎる」とさくらに言います。
なぜなら多数の人間がいると、それぞれが自分の説を主張しあってまとまりがつかなくなるから。
しかしさくらは「俺たち全員、零に命をあずけるから」と笑顔。
どうやら他のみんなも意見が一致しているようです。
零は、この勝負の過酷さをまるでわかっていないさくらたちに呆れます。
魔女の館(レベル「ハード」)
零たち21人は、魔女の館に到着。
門には「鏖(みなごろし)の魔女」と書かれています。
零は館に入る前に「オレが必ずみんなを生還するから、なにがあろうとオレに乗り続けてくれ」と言いました。
零ひとりが答えることで、統一をはかる作戦です。
「信じます……」と言う20人のメンバー。
主催者側の狙いはもちろん「身内の不調和」でした。
零たちは出入り口のない密室で、魔女からの「問い」と解くことに。
1枚目の魔女通信が、魔女の仏像の口から出てきました。
それが基本。
逃れたかったらこの部屋に埋め込まれた見えない暗号呪いを解いて。
道を誤れば、死。
続いて2枚目の魔女通信も出てきました。
それが今この部屋の運命。
チャンスは2回。
100分の2。
答えは魔女の胸にあるパネルで打ち込みます。
入力できる数字は00から99で100通り、そして解答掲示板が2個あるからチャンスは2回、つまり100分の2。
魔女の言うところの“見えない暗号や呪い”を解くことができるかどうかが問題。
つまり何かこの部屋の真実を表す象徴的数字に辿り着けるかどうか……。
突破口は砲丸の右9番目と10番目がこのままでは「4」「2」……という文章。
魔女はこのままではマズイと言っているのです。
壁一面に並んでいる兵隊たちの頭には、全部番号が付いています。
これにも意味があるはず。
零はこの部屋が正方形で、一辺が√2であることに辿り着きました。
√2とは、誰もが暗記している1.41421356……。
兵隊の数字は数列で、砲丸は小数点だったのです。
魔女はこのままでは9桁目と10桁目が「4」「2」と言っています。
つまり1.4142135642。
21をはこでくくると、その先は「見殺しに」と読めます。
零たちは「4」「2」に代わる正しい9桁目と10桁目の数字を計算して出さないといけません。
次の瞬間、壁からたくさんの槍(やり)が現れました。
魔女は零たちを串刺しにして殺すつもりのようです。
槍は少しずつ進んでいます!
みんなは大パニックになりますが、板倉(間宮祥太郎)が静かにするように言います。
零は√2の9桁目と10桁目の正確な数字を、“数学の法則”を使って、簡単にはじき出しました。
もし普通に計算していたら、計算間違いで魔女の思うつぼでした。
零は9桁目の数字「2」と10桁目の数字「3」を打ち込みました。
しかし不正解!
零を信じられなくなり、暴動を起こす参加者たち。
さくらと板倉がみんなを制圧してくれているあいだに、再び問題に取り組む零。
しかし参加者たちは、零にも攻撃をしてきました。
みんなに蹴られながらも、問題を考え続ける零。
そしてとうとう、手紙の外枠に鏡文字が隠されていることに辿り着きました。
「10番目の右の死者の誤入がカギ」と書かれています。
これは手紙本文の「11人並んでいて」の箇所を指すので、11番目の数字(5よりも大きい)を四捨五入して「24」。
零が「24」を打ち込むと「正解」!
槍は下がっていき、大喜びの参加者たち。
不意に、魔女の仏像が倒れて割れました。
これで「勝ち」かと思って、万歳をするみんな。
しかし正面のボードに無数の「矢」の文字が映し出され、その後的に向かう矢の画像も。
そして壁では矢がセットされた音がしました。
そして魔女通信がまた2通。
1通目
そう、「24」が正解。
よく辿り着いたわ。素晴らしい。
でも、まだまだ皆さんには死んでもらいますね。
2通目
そして、皆さんの人数「21」
実はこの二つにはちょっとした関係があるの。
さてどんな関係かしら?
その答えが自ずと生き残りのカギネ。
抱きしめてあげる。
零は制限時間が短いことから「ひらめき一発」の問題であると考察。
そして「カギネ」の濁点は汚れで、実は「カキネ(垣根)」であることに気が付きました。
そう……21人を囲めるのは24枚の魔女の板。
板はさっき魔女が割れたときに落ちてきて、ちょうど24枚。
零たちはいそいで24枚の板を地面の穴に設置し、鉄壁のシェルターを作成。
矢の攻撃を見事に、かわしました。
しかし魔女の攻撃は、まだ終わりではありませんでした。
「それではみなさん、秒読みです」というアナウンスが流れて、凍り付くメンバー。
そしてまた魔女通信が。
しかし司法の判決は無罪。
そんなこの誤報。誤報だから死ね。
最後の最後 誤報が皆さんを殺しますね。
お楽しみに。
零はやはり制限時間が短いことから、この問題も「ひらめき一発」の問題であると考察。
ただ、今回は魔女はまだ何を使って零たちを殺すのか伝えてきていません。
時間が刻一刻と迫る中、零は「司法→四方」「誤報→五方」であることに気が付きます。
零は「五方向目、天井からの攻撃に気を付けろ!」。
みんなは零が一度間違えているので疑心暗鬼になり、横からもくるかもしれないと主張。
零は板を抜いてみんなで丸い壕(ごう)を作って横からの攻撃を防御して、上からの異変を感じたら板を頭の上に持っていくように指示。
上から落ちてきたのは、ロープでした。
零は「五方は上ではなく下」であることに気が付いて、「ロープを持て!魔女の呪いはまだ終わっていない」と叫びました。
案の定、床が抜けて下には針山のようなものが設置されていました。
零のとっさ判断で、全員助かりました。
零のリング獲得数は1個。
21人の命を背負った零は、ヘトヘトに疲れてしまいました。
「在全の欲望のために、生き死にの博打をさせられるなんてもう御免だ」と言う零。
標の野望とは?
標が零に、本心を打ち明けました。
標:「組まないか、決勝で2人」
零:「俺はもう愛想が尽きた。勝ち進んだところで所詮は在全の駒」
標:「そこが違う!倒す!2人で在全を……。王になるのは君か僕だ。世界を変える……君と僕で……!」
零:「ある訳ねえだろ……!そんなこと……!だってそれは俺たちが現実に在全と取って変わる……逆転するって意味なんだろう?」
標:「現実に在全を倒す!」
零:「どうやって?圧倒的に差がある。土俵が違う」
標:「僕に策がある。在全の個人資産、法人も含めた十兆、二十兆を一瞬で強奪する必殺の策が……!」
標は零に“必殺の策”について話しました(漫画にはその内容は書かれていません)。
零は「とんだ抜け道!強奪だ!」と驚きます。
しかしこの作戦が成功する確率は10パーセント以下で、零か標のどちらかが死ぬ……。
標は「生き死には関係ない。この世界を変えたい。在全は確かに王になる資格はあるが、世界は変わらない」と言いました。
いつの時代も世界を変えるのは命を惜しまない若者だから。
零は、自力で決勝まで上がれたら相棒になることを約束します。
「決勝で待ってるよ」と標。
零はヒロシとユウキに「こんな危険なゲームはもう降りるべきだ」と諭します。
しかしヒロシは言うことを聞いてくれず、アトラクションの方へ行ってしまいました(ヒロシはあと1個リングを手に入れたら決勝)。
ユウキは零を追いかけました。
ユウキにとって零は一緒に戦いたい星だから。
アトラクションはクリアした者が現れたら、閉鎖されていきました。
もう残っているアトラクションは、あとわずか。
「おっさん(さくら)が、アトラクションをみつけてきてくれた」と零に言うユウキ。
またさくらの世話になるのは気が進みませんが、背に腹は代えられない零。
ザ・アンカー(レベル「ハード」)
「ザ・アンカー」は、でっかい半円の異様な建物でした。
完全クリアーでリングを2つ、暫定クリアーでリングを1つ、参加者それぞれ3人に進呈。
つまり3人で戦うアトラクション。
零はこれ以上自分の思いに他の人間は巻き込めないと拒否しますが、「俺たちは自らの意志で巻き込まれてんだ」とさくら。
それに一人でやる「マイルド」と「ハード」は、今はないのです。
決勝に進むにはこれしかありません。
ユウキも「今やっと明らかな形で零の力になれるんだ!」と意気揚々。
零が「わかったよ。でも保障はなしだ。それでもよけりゃあ」と言うと、「やったあ」と喜ぶ2人。
零は必ずこの2人を守って、リングを2個手にすることを誓うのでした。
会場に入ると、零たちは3人川の字に寝る形でベルトで固定されました。
そして司会進行のMC・城山小太郎(手越祐也)が登場、巨大なアンカー(船のいかりのような刃)も現れました。
アンカーは、寝たまま台に縛り付けられた零たちの少し上空を振り子のように揺れています。
零がその刃にふれると、すぐに怪我。
小太郎がゲームの内容を説明します。
パネルをめくると、その問題を解いて得られるポイント数が出てくる(1ポイントなら1が出てくる)。
その問題を解いて、正解ならそのポイント数「アップ」の目盛りが増加、不正解ならそのポイント数「ダウン」の目盛りが増加。
パネルをめくった時に数字ではなくAが出てきたら、それはアンカー問題。
アンカー問題が正解か不正解かで、アンカーがアップかダウンのどちらが執行されるか決まる。
アンカー問題は合計5つ隠されている。
そしてぽつんとひとつ離れたところにあるAは、最後に強制的に答えさせられるアンカー問題。
当然ながら、アンカーが零たちの頭の位置に降りてきたら粉砕。
ユウキとさくらは「零なら全問正解さ」と思いますが、クイズに答えるのは順番制でした。
しかも、もしカンニングをしたら、不正解とみなされます。
ミスの責任は個人が負うことでお互いに最後には罵り合いになり、友情と命を同時に消滅させるのが目的。
零は順調に全問正解ですが、ユウキとさくらは不正解ばかり。
そしてアップとダウンの目盛りはそれぞれ上がっていくのですが、アンカーが実際に上がったり下がったりした形跡はなし。
アンカーパネル(パネルをひっくり返すとAが現れる)の問題を解いた時に、アップとダウンのどちらが執行されるのかはじめて決まるのです。
残酷にもユウキがアンカーパネルの問題を外し、3ポイント分アンカーは落下。
アンカーが最初あった位置より高い位置でゲームが終了すれば、完全クリアー(ひとりリング2個受け取れる)。
アンカーが最初あった位置より下がって顔面ギリギリでも、それでゲーム終了ならば、温情の暫定クリアー(ひとりリング1個受け取れる)。
要するに、生き残ってさえいればクリアーなのです。
ユウキは「ダメダメダメ。とても出来そうな気がしない」と嘆きますが、「光明だ」と思う零。
つまりはアンカー問題さえなんとかクリアーすれば、生き残れるのです(アンカー問題は全部で6問)。
さくらが意外にも1問正解したり、小太郎が零だけ超難問(「在全の愛人の数は何人?」という問い)を出してまさかの不正解になったり、ゲームは大荒れ。
その後さくらがアンカー問題を外し、アンカーは4ポイント下がって零たちの顔面スレスレに。
零は改めてアンカー問題さえクリアすれば勝てる、と確信。
とうとう零は、残りのアンカー問題がどこに隠れているのか気が付くことに成功。
しかしそれを小太郎に知られてはなりません。
零はうまく誤魔化して、違うパネルをチョイス。
そしてユウキが奇跡的に1問正解。
次に順番が回って来たとき、零は、いよいよアンカー問題をチョイス。
小太郎は零に超難問を出しました。
「僕の頭は後ろから見ると字になってるんだ。ある漢字一文字……」
零は想像力を膨らませて、小太郎の後頭部の文字を言い当てました。
それは「城」をさかさまにしたもの。
名前の小太郎に組み入れて、「殺したろう」と読ませるのが目的でした。
いつもいじめられていた小太郎の仲間へのメッセージだったのです。
この2年間誰にも気付かれなかったことを見抜かれた小太郎は、零に殺意むきだしに。
零がアンカー問題を正解したので、アンカーは3ポイントアップ。
零はユウキとさくらに「パネルの下部からつぶしてってくれ」と言って、自分がアンカー問題を解けるように誘導。
零がアンカー問題を解くことでしか、勝利は有り得ないから。
ところが途中で小太郎が、零がアンカー問題の位置に気が付いていることに勘付きました。
小太郎が零たちに黙ってシャッフルしたので、さくらがアンカー問題を引き当ててしまいました。
さくらは必死で考えましたが、不正解!
12ポイントダウンです!
もはや絶対絶命かと思われましたが、アンカーは零たちの頭上2センチのところを通過。
頭の大きいさくらは皮一枚を負傷しましたが、他2人は無事。
なんとか生き延びて、繋ぐことが出来ました。
零はユウキとさくらが何回不正解を出しても、決して責めませんでした。
それどころかアンカー問題さえ正解すれば勝てるんだと、勇気を与えるのでした。
友情が深まっていく3人の姿を見て、面白くない小太郎。
そして零の番がきて、チョイスしたのはアンカー問題。
しかし零の答えはまさかの不正解!
アンカーが下がってきました。
目をつぶる零たち……。
しかしアンカーは、なんと零たちが寝かされている台に突き刺さりました。
ぎりぎりの状態から7ポイントも下がったアンカーは、零たちの顔の領域より下まで下がったのです。
零はわざと間違えたのでした。
零は緻密な計算で、アンカーが1ポイントで3センチ動くことが分かっていたのです。
そしてここからは問題に答えず、ひたすら時間切れを待てば、二度とアンカーが顔まで上がってくることはありません。
零たちはリングを1個ずつ得て、暫定クリアーに成功したのです!!!
しかし零が決勝に進むためには、あと1個リングを手に入れなければなりません。
失われたリング(宝探しの部屋):レベル「ジュニア」
制限時間があと5分を切りました。
時計が0になる前に、アトラクションに着手しなければなりません。
零は「失われたリング」(レベル「ジュニア」)の前で、ヒロシに再会。
ヒロシはユウキが3つリングを持っていることに気が付いて、「仲間外れにしてズルい!」と零を責めました。
零は笑顔で自分のリングを1つヒロシの首へ。
これでヒロシのリングも3つになりました。
零は「失われたリング」に敗れたヒロシから、できるだけ詳しくゲームの内容を聞き出しました。
本当は情報交換はルール違反ですが、ヒロシの情報では当てにならないので、後藤は見逃がします。
零は一番前に並んでいる人間に自分の持っている残り1つのリングを与えることで「失われたリング」(宝探しの部屋)への挑戦権を得ました。
これで現在、零のリングは0個。
「失われたリング」をクリアした人間はまだひとりもいないけれど、うまくいけば3つリングが手に入ります。
零はこのゲームに全てを懸けるのです。
零が「失われたリング」で選んだ部屋は、G=ゴミ屋敷。
よりによって、一番探しにくい部屋です。
この部屋から5分以内に小さいリングを3つ探すのは、正直神業。
零は案内人の男の「今、この部屋には確かに3つ、このリングが隠されている」のフレーズから、部屋の扉をしめるとリングが外に出てしまうトリックに気が付きました。
つまりリングはドアの取っ手に3つ隠されていたのです。
ヒロシから事前に情報を得て仮想シュミレーション出来ていたおかげで、うまくいったのです。
零はリングを3個獲得!
ドリームキングダム決勝進出
ドリームキングダム決勝進出・有資格者は、総勢24名。
「素晴らしい!素晴らしい!息子!と呼ばせてもらう!」と歓喜の表情の在全。
そして零たち決勝進出者24名は、数名ずつリムジンで移動。
山道を滑走して、目指すは疲れた彼らを慰労する「ドリームキングバレー」。
零たちのリムジンに乗っていた在全は、いきなり「おしっこ!」と叫んで出ていきました。
そしてリムジンのドアは中から開かなくなりました。
車を降りた在全はラジコンで、リムジンを動かし始めました。
ユウキとさくらにシートベルトを締めるように指示する零。
在全は非情にも、リムジンを次々に崖から落としていきます。
個人資産三兆超えの在全の全てを託す圧倒的なギャンブラーは、強運でなければならないから。
在全はスピーカーで「出でよ!生き残った者で決勝を……」と崖に向かって呼びかけますが、誰も出てきません……。
終わり……?
まさかお前等
これで終わり?
終わり……???
(『賭博覇王伝 零』完)
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