『相棒18』8話のネタバレと感想【檻の中 前篇】!右京が推理を外す?

『相棒18』8話「檻の中 前篇」では、杉下右京(水谷豊)が捜査2課時代から知っている大学教授をめぐる事件が発生。

右京は事件の裏に隠れている闇を推理しますが、結果は大ハズレ?

9話では「僕としたことが!」のセリフで慌てる右京の姿が!

8話は、9話との前後編の前編にあたります。

当記事では『相棒18』8話「檻の中 前篇」のあらすじのネタバレと、Twitter(ツイッター)の評判と感想についてまとめています。

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『相棒18』9話【檻の中 後編】ネタバレと感想!右京が女心を読み間違う?

2019年12月12日



『相棒18』8話「檻の中 前篇」公式あらすじ

奪われた保釈金3000万円!!
獄中の大学教授をめぐる襲撃事件に秘められた疑惑とは!?

研究費の横領容疑で逮捕された大学教授・皆藤(中村育二)の保釈金3000万円が奪われる事件が発生。襲撃された准教授の佳奈恵(中村優子)によると、犯人はテーザー銃(遠距離対応型スタンガン)を使う3人組の男だったという。

事件を耳にした右京(水谷豊)は捜査二課時代に皆藤と面識があり、研究に並々ならぬ信念を持っていた皆藤が横領を犯したこと、さらに保釈を過度に急いでいることに疑念を抱き、真相の究明に乗り出す。いっぽう、亘(反町隆史)は、旧友で週刊誌記者の桝本(山崎樹範)から、皆藤の事件の情報がほしいと相談を受けていた。図らずも、皆藤をめぐる事件にかかわることになった右京と亘が捜査を進めると、皆藤の研究室の周辺で、転落事故やストーカー被害など不穏な出来事が相次いでいることが分かり…。

研究室の周囲で相次ぐ不穏な出来事は偶然なのか!?
そして、保釈を急ぐ大学教授の目論みとは?
失われた3000万を追い、特命係が深い闇と対峙する!

ゲスト:中村育二 山崎樹範 中村優子
脚本・監督
脚本:神森万里江
監督:権野元

引用元: 『相棒18』公式HP


『相棒18』8話「檻の中 前篇」は、9話との前後編の前編にあたります。

杉下右京の捜査二課時代の話


かつての杉下右京は、キャリアとして警察庁に入庁後、警視庁に出向となり、経済事件などを扱う捜査二課で辣腕を振るっていました。

しかし、切れモノ過ぎるゆえに上層部からにらまれ、特命係という閑職に追いやられてしまって現在に至っています。

『相棒18』8話は、右京が捜査二課時代に面識があった大学教授・皆藤(中村育二)にまつわる話です。

『相棒18』8話のゲストキャスト一覧

『相棒18』8話のゲストキャストを一覧にまとめます。


皆藤武雄(かいどう・たけお):中村育二

東修大学教授。遠隔操作技術の第一人者で、研究成果は医療や災害対策の分野で幅広く活用されている。しかし、研究費を横領した容疑で逮捕され、拘置所に収容中。罪は認めているものの、一刻も早く保釈されることを望んでいるらしい。


高瀬佳奈恵(たかせ・かなえ):中村優子

東修大学准教授。長年に渡って皆藤の研究を手助けしてきた。横領容疑で逮捕された皆藤のために保釈金を集めたが、運搬中に奪われてしまう。


桝本修一(ますもと・しゅういち):山崎樹範

『週刊真相』記者。元々は新聞記者だったが、より突っ込んだ記事を書きたいという思いから週刊誌の記者に転身。しかし、最近はスクープに恵まれていないようで、皆藤の横領の件を記事にしようと、旧友である亘に連絡してくる。

『相棒18』8話「檻の中 前篇」ネタバレ



『相棒18』8話を時系列でネタバレします。

事件の概要


3億円の研究費の横領容疑で逮捕された大学教授・皆藤武雄(中村育二)の保釈金・3000万円が奪われる事件が発生。

襲撃された准教授の佳奈恵(中村優子)によると、犯人はテーザー銃(遠距離対応型スタンガン)を使う3人組の男。

杉下右京(水谷豊)は、捜査二課時代に皆藤と佳奈恵と面識があった。

20年前、皆藤は大学長の研究費の横領を告発した。

現在では皆藤の研究である“遠隔操作技術”は、自立支援ロボットや災害対策ロボットなど多くの人の役になっているが、当時はなかなか結果が出ない状態だった。

皆藤は「私は何より研究が大事だ」と言い放ち、右京は彼からすさまじい執念を感じ取った。

右京は、以下の2点で今回の保釈金強奪事件に疑念を抱く。
  • 研究一筋の皆藤が自らの研究費に手を付けたこと(皆藤が研究費に手を付けるとは思えない)。
  • 保釈を急いでいたのは何故か?

横領は、大学の事務局に「皆藤が横領している」という内容の匿名の文書が送られてきて発覚。

調べてみると経理上のデータが改ざんされていることが発覚して、警察が皆藤を告発(経理データにアクセスできたのは皆藤だけ)。

皆藤は最初は容疑を否認していたが、途中で容疑を認めたとのこと。

右京の推理はこちら


亘が旧友・桝本と再会


一方、冠城亘(反町隆史)は、旧友で週刊誌記者の桝本(山崎樹範)から十何年ぶりに連絡をもらって会う。


桝本は、皆藤の事件の情報がほしいと亘に頼んできた。

3億円の横領事件の3千万の保釈金事件とあっては、マスコミも注目しているのだ。


皆藤の左手薬指の指輪を見て「人間って結婚すると変わるもんだな」と亘。

しかし実は皆藤の妻は……。

偶然にも、皆藤をめぐる事件を2人して追うことになった右京と亘。


皆藤と面会


右京と亘は、留置所の皆藤と面会。

皆藤は、20年前の右京を覚えていた。
皆藤:「あ~、あの慇懃無礼な刑事さんか。キミも変わらないね」

右京:「人間はそう簡単には変わりません。あなたは本当に横領したのですか?

皆藤:「留置所は寒くて腰も痛い」

右京:「だから供述をひるがえした?」

皆藤:「なんだ?」

右京:「いや、ずいぶんつまらない理由だと思いまして

呪われた研究室と怪しい男


右京と亘が捜査を進めると、皆藤の研究室の周辺でこの3ヵ月不穏な出来事が続いていたことがわかる。
  • 雑誌に掲載されるはずだった皆藤のインタビュー記事が差し替えられた。
  • 企業(ライフケアテクノロジー)からの年間12億円の支援金が急に打ち切られた。
  • 3000万の横領事件が起きて、研究員たちは階段から落ちたり、ストーカー被害に遭って辞めたり。

ライフケアテクノロジーとは、皆藤の研究支援をしていた“医療機器メーカー”。

右京は、研究員たちの被害現場のカメラに共通して映っていた男が怪しいと目を付けた。

その後の調べで、この男がライフテクノロジーに出入りしていたことが判明。


右京と亘は、さっそくライフテクノロジーへ。

しかし三島社長は、カメラに映っていた男については知らないと言った。

ところが掃除のお姉さんは、この男が社長のお客さんだと証言した。


さらに、桝本が皆藤のインタビュー記事を書いたことも判明。

どうして桝本は、このことを亘に黙っていたのか?


右京が事件を整理



右京は、ホワイトボードに今回の一連の事件を整理。

・事件の発端は、3ヵ月前のインタビュー記事。

・おそらくそれが原因で、皆藤教授は三島から年間12億円の研究支援を打ち切られ、脅迫されることとなった。

・記事の内容は、ライフテクノロジーにとって表に出ては困るもの。

・なので、記事は圧力をかけて潰された。

・しかし皆藤は告発をあきらめなかったので、脅迫はエスカレート。

・結果、研究も研究員も危険にさらされた。

・もしかしたら保釈金の横領事件も、教授が檻の外に出るのをはばむためかも?

・強盗団は、保釈金を運ぶ車をピンポイントで待ち伏せしていた。

・つまり、内通者が強盗団に情報を与えていた。

この事件には、皆藤教授の身近な人物が関わっている?

亘は、内通者は桝本ではないかと疑う。

桝本はライフテクノロジーの圧力に屈して、ライフテクノロジーに情報を渡し続けたのではないか?

桝本は「とんだ思い違いだ」と一笑した。


サルウィンのテロ事件


その後、桝本が一昨年前にサルウィンのテロ事件妻(佐久間美佳)を亡くしたことが判明。

難民キャンプに来ていた要人を狙ってのテロで、何の罪もない市民や日本人3名が巻き込まれてしまった事件だ。

亘は「言ってくれれば力になれたのに」とつぶやくが、「君には知られたくなかったのかもしれませんねえ」と右京。


その頃、桝本と佳奈恵が密会。
佳奈恵:「問題はありません」

桝本:「じゃあこのまま計画通りに。誰にも邪魔はさせない」

右京の推理


右京と亘は留置所へ行き、皆藤と面会。

右京は、自身の推理を聞かせる。
・皆藤と桝本は、協力してライフテクノロジーの何かを告発しようとしていた。

・その内容とは、桝本の妻が命を落とすことになったサルウィンのテロ事件に関わることではないか?

・ライフテクノロジーは圧力をかけてきて、皆藤は仕組まれた横領容疑で捕まった。

・皆藤があえて身に覚えのない罪を認めたのは、保釈されるため。

皆藤はもう1度告発の機会を得ようとしている。

しかし皆藤は何も答えなかった。


佳奈恵の自作自演?



その後今回の事件が、佳奈恵の自作自演である可能性が浮上。

准教授である佳奈恵は、犯人である谷口と共謀して被害者を演じたのではないか?

動機は、皆藤の研究を自分のものにしたいと思っていたから?


青木の調べで、谷口たち強盗団が佳奈恵のところへ向かっていることが判明。

亘たちが駆けつけると、谷口が佳奈恵の頭をハンマーで殴っていた!

伊丹&芹沢も駆け付け、強盗団を一網打尽に。


ICUで治療を受ける佳奈恵を見守る右京と亘。

亘が悪い顔で立ち去り、その後ろ姿を疑いの目で見る右京。

『相棒18』8話のTwitterの評判と感想

『相棒18』8話のTwitterの評判と感想を見てみましょう。

亘に顎で使われる右京さん






神経質な亘(反町隆史)のせいで、早すぎる大掃除を手伝わされる右京さん(水谷豊)と角田課長(山西淳)。

亘、完全に右京さんを顎で使っております(^_^;)

角田:「警部殿を顎で使うなんてあんたもやるねえ」

亘:「これでも遠慮がちに言ってますからね」

角田:「あれで?」

右京の相棒候補が出現?






右京と亘が皆藤の研究室に行くと、見守りロボット「アポロ」が登場。

右京:「おや、君、大丈夫ですか」

アポロ:「こんにちは!ボク、アポロです」

6話で「ヘイ、バディー」と仲良くなって以来、右京さんはAIに馴染んだようですね(^_^;)

見守りロボットとは、出先からいつでも見られるロボットで、数年後には見守るだけではなく家事や介護もできるようになるとのことです。


青木の排〇シーン






トイレで排〇中の青木のスマホをうるさく鳴らす特命係。

青木の「こんな時くらいゆっくりさせろよーーー!」の絶叫が響き渡りました(笑)。


それでもきちんと調べてくれる青木は、いい子です。

亘が「お前、本気で調べたのか?」と煽るのに対して、右京は「君のことですから、これだけということはないですよね?」と青木の取り扱いが完璧。

青木もちょっとにやっとしていましたね~(完全に右京の思うつぼ)。


亘が右京に“離婚理由”を聞く





桝本がどんな事故で妻を亡くしたかを聞けない亘に、「なぜ?」と右京。

亘は右京に「右京さんはなんで離婚したんです?」と右京が答えにくい質問で返します。


右京は「離婚の原因は一言では言えませんが、死因は一言で言えるじゃないですか」とやっぱり屁理屈で返してきました。

亘:「時々右京さんのことがわからなくなりますねえ」

右京:「意地悪で聞いているわけではないのですがねえ」


サルウィンに興奮





杉下右京の初代相棒・亀山薫(寺脇康文)が行っている国・サルウィンが出て来て、視聴者は大興奮!

『相棒7』9話で、亀山は特命係を去っただけではなく、警察自体も退職してサルウィンへ。


その目的は、国が腐敗しているサルウィンの子供たちを救うため。

高校時代の友人がサルウィンで事件に巻き込まれて死亡したので、その遺志を継ぐためでした。


まだ亀山はいるのでしょうか?

もしかしたら『相棒18』9話で、亀山薫の登場があるかも?


イタミン達からも適当な扱いを受ける青木




伊丹&芹沢刑事も、青木から情報を引き出すだけ引き出しといて、お礼も言いません。

特命係だけでなく捜査一課にも軽んじられる可哀想な青木(^_^;)

『相棒18』9話「檻の中 後編」の公式あらすじ


疑惑の教授の保釈により新たな局面を迎える事件
背景には右京さえ解き明かせない驚きの事実が!


遠隔操作技術の第一人者である大学教授の皆藤(中村育二)は、横領の罪で逮捕されていたが、それは研究の乗っ取りを目論む准教授・佳奈恵(中村優子)がでっち上げた冤罪であることが判明。3000万円の保釈金も戻り、皆藤の保釈も決定的になった。

亘(反町隆史)は、旧友で週刊誌記者の桝本(山崎樹範)が、皆藤の保釈を受けて、何か事を起こすのではないかと危惧していたが、本人を問い詰めても軽くかわされてしまう。いっぽう、右京(水谷豊)は、佳奈恵が皆藤を陥れた巧妙な手口を解明したものの、なぜ彼女が危険な橋を渡ってまで皆藤を檻の中に閉じ込めようとしたのか、動機が掴めずにいた。

そして、いよいよ皆藤が保釈される。右京と亘が今回の事件の背景にまだ見えていない何かがあると感じ捜査を続ける中、ついに皆藤の恐るべき“復讐計画”が動き始める…。

混沌とする状況の中、未曾有のテロ計画が発動!?
そこには特命係と因縁を持つ権力者の影が…
特命係は真相を突き止め“現代の戦争”を止めることができるのか?

ゲスト:中村育二 山崎樹範 中村優子
脚本・監督

引用元: 『相棒18』公式HP


皆藤の恐るべき復讐計画が始めるとのことですが、右京が恒例の「僕としたことが!」と叫んでいるので8話での推理が外れたことは間違いありません(^_^;)

佳奈恵の自作自演であるところまでは合っていたようですが、その動機は教授の研究を横取りするためではなかったようですね。

佳奈恵も右京に「あなたはまるでわかっていません」ときっつーい一言をかましてますもんね。

事件の真相に繋がるヒント




8話の事件の真相に繋がると思われるヒントをまとめてみます。

・ライフテクノロジーの社長と会っていた怪しい男の正体。

・皆藤の研究室の鏡が下向いてしまっていた理由。

・桝本は何度も誰かに電話しているが、その相手は?

・皆藤とサルウィンのテロ事件にも関係が?

まとめ

『相棒18』8話のネタバレと感想をまとめました。

ラストシーンの亘の悪い顔が気になります。

『相棒18』9話【檻の中 後編】ネタバレと感想!右京が女心を読み間違う?

2019年12月12日