「スカーレット」十代田八郎(松下洸平)をネタバレ!喜美子と結婚するの?

『スカーレット』第8週では、丸熊陶業を日本一にすると意気込む敏春(本田大輔)が、若い新入社員を3人雇います。

その中の1人が十代田八郎(そよだ・はちろう/松下洸平)で、ヒロイン(戸田恵梨香)の結婚相手になるかもしれない重要人物。

当記事では、十代田八郎について全ネタバレしてまとめています。



『スカーレット』十代田八郎(そよだ・はちろう)を全ネタバレ・前編

『スカーレット』十代田八郎(そよだ・はちろう)を全ネタバレ・前編をまとめます。

第8週:十代田八郎初登場


第8週では、照子(大島優子)の婿・熊谷敏春(本田大輔)が、商品開発部を新設して3人の若い新入社員を雇う。
・藤永一徹(ふじなが・いってつ)

・津山秋安(つやま・あきやす)

十代田八郎(そよだ・はちろう)

十代田八郎(松下洸平)は、他の2人と違って、ぼさぼさ頭で身なりにかまわず、シャツには不慣れな縫い方で当て布がしてあった。

出身は大阪で、京都の美術大学で学んだ後に学生に陶芸を教えていたところ、縁あって「丸熊陶業」に来ることになったという。

八郎他2名は、主力製品の火鉢とは違う、新しい製品の企画開発にたずさわることに。


その日の夕方、丸熊陶業の食堂。

喜美子(戸田恵梨香)は、茶碗の返却口がわからずウロウロしている八郎に声をかけた。

「貸して、やっときます」


八郎が「僕は、ここ信楽の土が大好きなんです。火で焼き上げた時ちょっとざらざらしている感じが」と言うと、喜美子は「わかります!うちも好きです。素朴な感じ」と意気投合。

喜美子は、八郎こそが素朴な人物だと思うのだった。

熊谷敏春とは?

照子(大島優子)と結婚し、「丸熊陶業」に入る。

旧態依然とした「丸熊陶業」を変えていこうとしており、絵付師を目指す喜美子の運命に転機をもたらす。


第8週:八郎が憤慨


喜美子が、信楽初の女性絵付師として取材を受けることに。

ところが、喜美子はかわいい女性絵付師「ミッコー」として取り上げられ、「丸熊陶業」の宣伝の道具にされてしまう。

恩師である深野(イッセー緒方)の「ふ」の字も出ず、皮肉にも喜美子がデザインした火鉢の注文が増加。


深野がないがしろにされたかのような状況に、なぜか八郎が激怒。
八郎:「川原喜美子さんですね。ミッコーとは何ですか」

喜美子:「深野先生のことも話したのに、一行も書かれなかったんです」

八郎:「知ってます、深野心仙。日本画の、芸術賞もとられたこともある有名な」

喜美子:「あ、知ってはる?」

八郎:「それを一言も触れてないなんて、失礼じゃないですか」

喜美子:「すんません、すんません」

喜美子は、この八郎という男を「とてつもなくまっすぐな青年だ」と思った。

さらに「自分に似ている」とも思った。

深野心仙とは?

喜美子の師である、信楽の火鉢の絵付師。

日本画家でもある、通称フカ先生。

捉えどころのないユーモラスな人物だが、心の中には創作への強い思いが秘められている。


第8週:八郎の過去


その後、絵付けの作業場に、八郎が突然やってきた。

八郎の話は以下の通り。
かつて、八郎の実家には、深野の日本がが大切に飾ってあった。

だが、戦後の食糧難の時期、八郎は祖父の形見のその絵を、闇市で米と卵に変えた。

八郎は「大事な絵をすみませんでした!でも先生のおかげで白いご飯、卵、ありがとうございました!」と頭を下げた。


喜美子は、八郎の話を聞きながら、「ミッコー」の件で自分が流されそうになっていたものについて想った。

それは「初心」。


第9週:喜美子が八郎に壁ドン


照子の父で「丸熊陶業」の社長・秀男(阪田マサノブ)が突然倒れて急死。

深野は、4代目社長の敏春に、秀男の死を区切りとして「丸熊陶業」を辞める決意を伝えた。

八郎は、2人の会話を耳にする。


翌朝、喜美子が絵付け係に行くと、八郎がそわそわと深野を待っていた。

喜美子はまだ深野の辞意を知らず、八郎と会話が噛み合わない。
八郎:「先生が信楽去るいう話」

喜美子:「えっ?フカ先生が信楽を去る?」

喜美子は、八郎のくたくたのシャツの袖をむんずと掴んで、勢いよく体を壁に押し当てた。

顔を近づけて白状しろと迫るが、八郎がきれいな目をしていることに気が付き、急に恥ずかしくなって八郎から手を離す。


深野は、長崎で絵付けの研究をしている森田隼人の弟子になろうとしていた。

十代田は「先生はここで終わるわけやない。まだまだ先を見据えておられる、新しい挑戦です」と喜美子を励ました。
喜美子:「すみません、あろがとォ、十代田さん教えてくれて」

十代田:「ありがとう、川原さん。それにしてもさっきの馬鹿力すごかったです」

喜美子:「え、本気出したら、あんなもんやないで!」


火祭りの日。

喜美子と八郎はたいまつを神社に奉納し、火の神様に感謝した。

この後、喜美子は丸熊陶業に一人残る絵付師として賃金アップを要求、敏春はそれを認めた。


深野が去り、秋が深まった頃、喜美子がデザインした絵付け火鉢の試作品が完成。

「どんな人が買うてくれるんやろ。愛しいわァ」


第10週:喜美子が八郎の陶芸に興味を示す


喜美子が絵付け火鉢を抱えて商品開発室に行くと、八郎がろくろを回しながら何か作っている。

その、土を包み込むような手の動きに見入る喜美子。


八郎が喜美子に気付いたのは、おおまかな形が出来て、ふうっと息を吐いた時だった。

八郎は、喜美子の作った火鉢を眺めて「いとしいですねェ」と喜美子と同じ感想を言った。


八郎が作っていたのは大鉢(うどん皿)で、仕事ではなく自分の作品。

「今はまだ、陶芸家やないんで」とはにかみ、いつか陶芸家として独り立ちするのが夢だと語った。


八郎が陶芸の道に進もうと思ったのは、中学校の美術部の教師の影響だった。

油絵を描いていたが陶芸もやっていたその先生の作り上げた、褐色の壺に目を奪われて、陶芸の道へ進みたいと密かに決意したという。


そして京都の美術学校の貧乏学生だった頃、瀬戸や備前、久谷、萩、有田、伊万里、鍋島と、布のリュック一つで旅をした。

中でも一番惹かれたのが、信楽の土だったのだ。


八郎が大鉢を作る様子を、喜美子はじっと見る。
喜美子:「あの、良かったら、うち毎朝夕、ここに見に来ていいですか?こんな身近で陶芸が見られるなんてワクワクする」

八郎:「それはかましませんけど、男女が二人だけで長い時間いたら、何言われるかわからんけ

喜美子:「そんな、うちは気にしません」

なごやかな時間が流れたが、互いの心の中に、それぞれの存在がそっと忍び寄ってきていることには、まだ気づかなかった。


喜美子の心を強くつかんだのは、作業の途中でカットされる土のカス。

バケツに集めておき、また使うのだと八郎は言い、そのカスを練りながら本焼きに至るまでの陶芸の過程を説明した。


第10週:ほな、付き合ったらええやん


ふと、喜美子は前から気になっていたことを質問。
喜美子:「十代田さん、なんでうちを喜美子呼ばんのです?」

八郎:「僕にとって川原さんは女や。僕は付き合ってもない人のことを気軽に名前では呼べません」

喜美子:「ほな、付き合ったらええやん

八郎:「えっ?」

喜美子:「喜美子、呼んで。付き合ってください」

八郎:「ぼくは、一人前の陶芸家として踏み出したら、好きな人と結婚しようと思うてます」

(喜美子の胸がざわつく)

八郎:「僕は、結婚がツマらんとは思わへん、早う結婚したいなァ思てます」

喜美子:「うち、結婚は考えられません

八郎:「うん、ほな“川原さん”で。二人だけで終業後もいたら何言われるかわかりませんよって、そこは二人で言い返しましょう」

喜美子:「いわば、師匠と弟子の関係や!うち戦うの好きや!」

不器用に互いを意識しながらも、結局、喜美子は、朝と夕、ここで八郎に陶芸を教わることに。


八郎が「せや、川原さんも参加しはんのん?“お見合い大作戦”」と聞いてきた。

“お見合い大作戦”とは、信作(林遣都)がまとめ役で、信楽の若者を集めて集団見合いをするイベント。

八郎は、親しくなった信作から参加を頼まれていたのだ。


興ざめした喜美子は、信作に物申そうとする。

しかし、喜美子まで「マスコットガールミッコー」の参加で盛り上げてくれと頼まれてしまう。


その後、喜美子は2つの体験をする。
・妹の直子(桜庭ななみ)が報われぬ恋に苦しんだ時、母(富田靖子)が「好きゆう気持ちを大事にしたんやな」と肯定した。

・再会した草間(佐藤隆太)が「里子(行平あい佳)との出会いも別れも後悔してない。好きな人ができると世界が広がるよ」と言った。


その後も喜美子は八郎の陶芸を見に行くが、八郎が近づくと動機が激しくなった。

八郎は、あえて喜美子への思いを追い払おうとした。

喜美子も、教えようとする八郎の本気を受け止めねばならなかった。


第10週:喜美子が八郎に告白


“お見合い大作戦”の日。

喜美子は、昔拾った焼き物のかけらの話に興味を持った八郎を自宅に連れてきて、実物を見せた。

八郎は、何度も手に取って、見入っていた。


夕方の“お見合い大作戦”に参加するからと、八郎は帰って行った。

喜美子の八郎への思いに気付いていたマツ(富田靖子)が、追いかけるなら今だとさりげなく促すと、喜美子は家を飛び出して八郎を追いかけた。


「行かんといて!好きやねん!あんたのこと!」

喜美子は、八郎に思いを伝えながら、草間(佐藤隆太)と里子(行平あい佳)のいきさつから、結婚に消極的になっていたことを打ち明けた。

「手を繋ぐより、繋いだ手を離さんほうが難しいんとちゃう?ほやからうち結婚とか……」


その言葉を遮るように、八郎が喜美子の手を取って抱き寄せた。

僕はずっと離さへん、離しません

常治(北村一輝)と百合子(福田麻由子)、信作(林遣都)の3人がポカンと2人を見ていた。


第11週:常治の猛反対


常治が「何しとんじゃあ!」と八郎を殴り飛ばした。

家に連れ戻された喜美子は、どこぞのハレンチ野郎だと激高する常治に、八郎は陶芸家になる夢を持っていて、付き合うなら結婚するという考えを持つ誠実な人間だと説明した。

「うちはあの人と一緒になりたい」

「結婚なんてせんでええ!」


一方、信作は2人を結び付けようと、一計を案じた。

喜美子を追いかけようとして足をくじいた八郎をアパートに送り届け、そこに喜美子を呼び出した。


百合子を通じて、こっそり喜美子に場所を教えたのだ。

喜美子が到着すると、信作は八郎の手当てを任せて、“お見合い大作戦”へ。


2人きにりになった喜美子と八郎は、今後のことを話す。

喜美子は、頑固な常治に、2人のことを理解してもらい糸口がみつからず、気落ちしていた。


八郎は「これからは僕がおる。一緒に頭下げよ」と言った。

八郎の優しさに包まれ、喜美子はうれしさで胸がいっぱいに。


一緒になろな。結婚しよな

喜美子は、生まれて初めて、父親以外の男の両腕にしっかりと包まれていた。


八郎の部屋の壁には、喜美子が送った絵と、深野の絵が貼られていた。

八郎は、机の引き出しから一冊のノートを取り出す。


そこには、八郎がコツコツと陶芸に向き合い、研究に没頭した記録が綴られていた。

「なかなか目指している色にはたどり着けん。自分にしか出せへん色」と八郎。


恋に関しては奥手の八郎が、こと焼き物に関しては別人のようになった。

運動が苦手でどんくさくてもいい、生き方が器用でなくてもいい。好きなことに真っ直ぐなこの人を尊敬する、心から好きだと喜美子は思えた。


第11週:百回でも二百回でも会いに行く


翌朝、喜美子が「十代田さんに会うてください」と言うと、常治は「分かった。せやけど結婚は許さへんで」と言った。

八郎は「会うてくれるだけでもありがたい。百回でも二百回でも会いに行くわ」と素直に受け止めた。


八郎は、敏春にも、喜美子と真剣交際していることを報告。

敏春と照子は、2人の交際に好意的で、八郎の将来性についても太鼓判を押した。


八郎が常治に殴られて一週間が経った日、常治は八郎の来訪を許した。

大喜びの八郎は一張羅の背広を着て川原家にやってきたが、常治は「殴ってすまんな、以上!」とだけ言って出て行った。


これが一度目の訪問で、二度目以降は、常治は口も利かず、家にも上げない。

居留守を使ったり、あかまつに逃げ込むことも。

喜美子と八郎は、七回も無駄足を踏まされることに。


そんな中、周囲の応援を受けて、2人の絆は深まっていった。

八郎は、周りの目を考えて、喜美子から陶芸の授業料を取ることを思いつき、夫婦貯金と名付けた。


第11週:常治が遂に折れる?


照子が八郎に「こいつ、変わってるねん、女なのに働くのがすきやねん」と言うと

僕は、そういう喜美子が、働いてる喜美子が好きです。せやから、結婚してからも好きなことやったらいいと思うてます」と八郎。


すると、照子の陣痛が始まり、喜美子と八郎は照子のお産に付き添うことに。

その後、照子は可愛い女の子を出産。


その頃、常治は、帰りが遅い喜美子のことを心配していた。

帰宅した喜美子と八郎が照子の出産の報告をすると、常治が「あああーッ!上がれや!」と八郎を家に上げた。


話を聞いてみると、八郎は両親を早くに亡くし、苦労して美術大学を出たという。

常治は、八郎は気骨のありそうな男だと思ったが、ひとつだけ気がかりなことがあった。


それは、八郎が陶芸家になる夢を持っていること。

常治は、結婚するなら八郎に「丸熊陶業」という安定した仕事に就いてほしいと思っていた。


そんな常治の親心がわかり、八郎の気持ちが揺れるが、喜美子はいまさら後戻りはできない。

「うちがこの人、支えます!陶芸家として食べて行けるようになるまで」


それから八郎は、自分の学校の8年先輩である山田龍之介という男の話をした。

加賀の出身で、全国の陶芸作家の発掘と育成を目的とする<陶芸展>というコンクールに入選して、陶芸家として活躍すると、小さな湯呑でも一つ5万円で売れるということを。


第11週:夢も結婚も叶えたい


八郎は「僕は、そのコンクールで賞を取ります!陶芸家になります!」と宣言。

さらに「夢を見させてください、どうか喜美子さんと結婚させてください」と頭を下げた。

「取れるもんなら、取ってみい!受賞祝いと結婚祝い、一緒にやったる!」と常治。


翌日から、常治は<陶芸展>に出品する大鉢作りに本腰を入れた。

しかし賞を取ることばかりが頭を占領し、思った物が作れない日々が続く。


八郎は、混乱して悩み続け、頬がこけていった。

喜美子は、そんな八郎を見て居られず、気分転換にと、信作の店に珈琲を飲みに行こうと誘った。


コーヒーを味わっていると、大野夫婦が、年明け1月15日頃の開店までに、珈琲茶碗を作って欲しいと八郎に頼んできた。

八郎は快諾したが、喜美子は心配する。


陶芸展の〆切も、1月末に迫っているからだ。

しかし八郎は、自分の作品を好きだと言ってくれた大野夫婦の珈琲茶碗を作りたいと言った。


作品作りに返せる、力をもろた。大丈夫。やるで。作品作りも、珈琲茶碗も

わかった、と喜美子は目でうなづいた。

まとめ

『スカーレット』十代田八郎の全ネタバレ・前編をまとめました。

後編のあらすじが分かり次第、追記します。