『テセウスの船』2話では、心(竹内涼真)が音臼小の臨時教員になって鈴(白鳥玉季)のクラスを担当します。
しかし心が新聞配達員の長谷川翼(竜星涼)を疑ったことが原因で、翼を兄と慕う明音(あかね/あんな)と心をかばう鈴が喧嘩になってしまいます。
その後、鈴と明音は行方不明に!
その後、明音と長谷川翼の死体が発見されます。
田中義男の家にあった薄気味悪い少女の絵は鈴と明音?
当記事では『テセウスの船』2話で明音(あかね)を殺した犯人について原作ネタバレしてまとめています。
『テセウスの船』ドラマの明音事件は原作と違う?明音が生きてる!を追記しました。
もくじ
『テセウスの船』2話で鈴と明音が失踪
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— kooss公式 編集室(run) (@jfifdecoder) January 19, 2020
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他の番宣,予告編はページ下方一覧より。#テセウスの船
『テセウスの船』2話では平成元年にタイムスリップした田村心(竹内涼真)が、木村さつき(麻生祐未)の計らいで事件が起きる音臼小学校の臨時教員として働くことに。
心は父・文吾(鈴木亮平)と村で起こる事件を阻止していくことで、父が逮捕される過去を変えようと決意します。
由紀(上野樹里)の事件ノートによると、3日後に田中義男(仲本工事)の家が火事になります。
ところが、原作では田中義男の家の火事が起こりません。
代わりに、鈴(白鳥玉季)と明音(あんな)の失踪事件が起こります。
由紀の事件ノートでは、明音の失踪は田中義男の火事の後に起こるはずなのに。
そして鈴は失踪しないはずなのに。
心は、由紀の事件ノートに書かれてない事件が起こったことでパニックになります。
過去が変わった理由
どうして田中義男の火事ではなく、明音の失踪事件が起こったのでしょうか?
以下、原作情報を元に考察していきます。
ドラマ『テセウスの船』2話のラストで、犯人はワープロに「次のモルモットを決めた」と打っています。
いよいよ『本番』に向けてカウントダウンだ。ワクワクする。
このモルモットとは、田中義男。
犯人にとって、体が悪く寝たきりの老人は格好の餌だったのです。
ところが、ここで邪魔が入ります。
それは2020年からタイムスリップしてきた心(竹内涼真)。
心は、次に起こる田中義男宅の火事を防ぐために佐野(鈴木亮平)と協力して厳重な警護にあたるのです。
これでは犯人は手も足も出せません。
殺人衝動を持て余した犯人は、次のターゲットを狙うことにします。
それが明音だったというわけです。
犯人が明音を狙った理由は、明音が鈴に意地悪していたから。
『テセウスの船』田中義男の家の不気味な絵は鈴と明音?
田中義男は詩人で、部屋には詩を書いたノートがあります。心と佐野は、そのノートに2人の女の子の不気味な絵を発見。
一人は黒く塗りつぶされ、一人は泣いています。
この絵は犯人が描いたもので、泣いている方が鈴で黒く塗りつぶされているのが明音。
『テセウスの船』鈴と明音が喧嘩した理由は?
原作では心が音臼小の臨時教員として鈴や明音がいるクラスを担当した後、小学校のうさぎが殺される事件が起きます。心は新聞配達員の長谷川翼(竜星涼)を疑って、生徒たちに近づかないように注意します。
すると、三島明音が激怒。
その理由は、両親が共働きの明音にとって、翼はよく面倒を見てくれる大好きなお兄ちゃんだから。
明音は「パラコートを盗んだ心が千夏殺しの犯人ではないか?」と責めます。
すると、心を命の恩人と慕う鈴が明音に反論、2人は大喧嘩してしまいます。
明音は「私が親友の証としてあげたSのキーホルダー帰してよ!」と鈴からキーホルダーを奪おうとします。
鈴は思わず心に「明音ちゃんなんか死んじゃえばいい」と言ってしまい、心に怒られます。
『テセウスの船』明音と翼の死体が発見される
次の日曜日、鈴は謝罪するために明音の家へ。2人は公園で立ち話をした末に喧嘩になり、謎の失踪を遂げます。
心は「明音が行方不明になるのは由紀のノートでは来月のはず。そしてなぜ鈴まで行方不明になったのか?」
と当惑します。
鈴と明音が行方不明になった後、吹雪になります。
みんなは手分けして、必死で鈴と明音を探します。
その日の夜遅くに心は、吹雪の中を山を下りてきた長谷川翼(竜星涼)を目撃。
心は「鈴と明音ちゃんを知りませんか?」と聞きますが、翼の様子は明らかに変でした。
その後、鈴が帰ってきました。
心は「今までどこにいたのか?」と聞きますが、鈴は何も答えません。
数日後、音臼神社の前で長谷川翼と明音の死体が発見されます。
そばにあった小屋には、長谷川と明音の足跡と吐しゃ物、Sのキーホルダーが落ちていました。
sのキーホルダーは、鈴の物です。
事件は、翼が明音を暴行した後に殺害して自らも毒をあおったということで一応決着しますが、
その後鈴が犯人として疑われることに。
鈴が明音と言い争った後に2人が失踪したこと、現場に鈴のキーホルダーが落ちていたことが理由です。
『テセウスの船』鈴が犯人なのか?キーホルダーは誰が置いたのか?
鈴が明音殺しの犯人なのか原作ネタバレします。鈴は、明音殺しの犯人ではありません。
鈴が夜遅くに帰宅した理由は、吹雪をしのぐためにバス停にいたから。
たったそれだけのことだったのです。
しかし鈴は自分のせいで明音が死んだとふさぎ込み、自分を責めることになります。
鈴のキーホルダーを小屋に置いたのは、真犯人。
鈴に、自分が鈴のために明音を殺したことを知って欲しかったから。
『テセウスの船』長谷川翼の事件への関わりは?
鈴が犯人ではないなら、やはり翼が明音を殺して無理心中を図ったのでしょうか?
しかし翼も明音を殺していません。
あの日翼は真犯人に小屋に呼び出されて「明音ちゃんをここで翼くんの好きなようにして」と頼まれて、その通りにしました。
翼は幼い子供に性的な趣味があり、真犯人にもいたずらしたことがあって逆らえませんでした。
真犯人に言われて青酸カリを調達したのも翼。
翼は同棲相手の佐々木紀子(芦名星)にDVを働き、木村メッキ工場から青酸カリウムを盗ませたのです。
当初の犯人と翼の約束では、翼が明音を乱暴した3日後に明音は解放されるはずでした。
ところが、真犯人はその約束を守りませんでした。
真犯人は、翼に乱暴された明音に青酸カリを飲ませて、最後は絞殺したのです。
明音が殺された事実を知った翼は、同棲相手の紀子に
「明音ちゃんを隠しに行ってくる。どこか人に見つからないところに」
と言って出て行きました。
その翌日、翼と明音が雪の中に倒れて死んでいるのが見つかりました。
おそらく翼は明音を小屋から連れ出した後に、罪の意識から自殺したのでしょう。
『テセウスの船』明音殺しの真犯人を原作ネタバレ
明音殺しの真犯人は、加藤みきおです。加藤みきおとは、鈴や明音と同じクラスの生徒。
みきおは、田中義男の家にあった2人の女の子が描かれた奇妙な絵の中のタケコプターが音臼岳の小屋の屋根のプロペラだと見破りますが、それはこの絵を描いたのがみきお本人だから。
泣いているのが鈴で、黒く塗りつぶされたのが明音。
みきおが明音を殺そうと思った理由は、以下の2つの理由。
・明音が鈴をいじめるから。
みきおは、以下の手順で明音を殺しました。
- 明音を小屋に閉じ込める。
- 翼に明音を襲わせる。
- 明音に青酸カリを飲ませて殺すはずが、なかなか死ななかった。
- 仕方なく最後は絞殺。
みきおは、翼に明音殺しの罪を擦り付けるつもりでした。
ところが翼が明音を小屋から連れ出して自分も青酸カリを飲んで自殺したせいで、計画は破綻。
金丸刑事は、翼が明音を襲った後に洋服を着せなおして証拠隠滅を図ろうとしたことに、疑問を抱くのです。
『テセウスの船』金丸刑事が真犯人に気付いた理由は?
金丸刑事のねちっこさはユースケ・サンタマリアで十二分に表現されていると思う #テセウスの船
— ぼの人 (@bonohit) January 19, 2020
それにしても、展開早い! pic.twitter.com/4wIALnqFPH
明音ちゃん事件の犯人が誰なのか最初に気が付くのは、金丸刑事(ユースケ・サンタマリア)です。
金丸は、以下の2点から犯人がズブの素人(子供)であることに確信を持つのです。
・犯人が明音に青酸カリを飲ませたのに最後は絞殺した理由は、青酸カリの知識がない素人だから。
遂に金丸は真犯人のみきおと対峙しますが、みきおの手によって崖から突き落とされてしまいます。
犯人の犯行と犯行動機の記事はこちら
『テセウスの船』ドラマの明音事件は原作と違う?明音が生きてる!
ドラマ『テセウスの船』の明音事件は、原作と違います。まず明音と鈴が失踪する日が、原作とは違って1989年1月16日。
明音と鈴の失踪日 | |
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原作 | 1989年2月5日 |
ドラマ | 1989年1月16日 |
失踪翌日、明音は風速計のある小屋内で見つかりますが、生きていました。
そして音臼神社近くの雪の上で、翼の死体が発見されます(青酸カリで自殺?)。
『テセウスの船』3話で、明音の意識が戻って自分を監禁したのが翼だと証言しました。
警察では犯人は翼ということで結論付けられますが、金丸だけは明音事件の捜査資料を見て疑念を抱きます。
『テセウスの船』原作ネタバレ記事と最終回予想記事
まとめ
ドラマ『テセウスの船』2話で明音を殺した犯人が誰なのかについて原作ネタバレしました。ドラマが放送された後は、ドラマ情報も追記します。