「相棒18」4話【声なき声】あらすじのネタバレと感想!右京の正論がさく裂!

『相棒18』4話では、「かとく」の職員・片桐が謎の転落死を遂げます。

真実のジャーナリスト・中川(長谷川朝晴)が、事件現場を目撃しながら記事を書かない理由とは?

中川の古い知り合いで、週刊フォトスの風間楓子(芦名星)も登場!

当記事では『相棒18』4話の➀あらすじのネタバレ、➁事件の概要と真相、➂Twitter(ツイッター)の評判と感想をまとめています。

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『相棒18』4話【声なき声】公式あらすじ

厚生労働省の過重労働撲滅特別対策班、通称“かとく”の職員が転落死体で発見された。かとくのメンバーは、特別司法警察職員として違法な事業所を検察庁に送検する権限があるため、口封じに殺された可能性も考えられた。

捜査に乗り出した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、現場の野次馬の中に、真実を伝えるジャーナリストとして名を馳せている中川(長谷川朝晴)がいるのを見つける。

中川が、亡くなったかとくの職員と面識があることに不穏な空気を感じた二人は、中川と古い知り合いだという『週刊フォトス』記者・風間楓子(芦名星)に話を聞く。

すると、中川が最近、遊具による児童の死亡事故を取材していたことが分かる。かとく職員の転落死と児童の死亡事故。一見接点がなさそうなふたつの事件だが、右京と亘がそれぞれの視点から捜査を進めると、意外な繋がりが見えてくる。

謎多きふたつの死に隠された共通点
正義の記者が追う事件の背景には権力の陰が!?
現代日本が抱える闇に特命係が鋭く切り込む!

引用元: 「相棒18」公式HP


第4話は、現在も依然として問題となっている”過重労働”についての話。

事件を追いかけるジャーナリスト・中川(長谷川朝晴)が隠す真実とは?

「かとく」とは?


「かとく」とは、「過重労働撲滅特別対策班」の通称。

ブラック企業の過重労働をなくすため、悪質な長時間労働を取り締まるためにできた特別な機関。


企業側としては、ひとたび、強制捜査が入れば、企業イメージが地に落ちるだけでなく、人材も集まらず、株価も下落。

未払いの残業代や罰金も支払わなくてはならず、そのダメージは計り知れない。

結果、企業は「マルサ」よりも「かとく」を怖れている。

『相棒18』4話・ゲストキャスト

『相棒18』4話のゲストキャスト一覧です。

中川:長谷川朝晴



名前長谷川朝晴(はせがわ・ともはる)
生年月日1972年3月19日
年令47歳
身長174㎝
血液型o型
所属イイジマルーム


役柄


中川は、真実を伝えるジャーナリスト。

厚生労働省の過重労働撲滅特別対策班、通称“かとく”の職員が転落死した現場の野次馬の中に、彼もいた。

亡くなったかとくの職員と面識がある。

『週刊フォトス』記者・風間楓子(芦名星)とも古い知り合い。

最近、遊具による児童の死亡事故を取材していた。




キャスト


長谷川朝晴さんの代表作は、2時間ドラマ「月曜ゴールデン」、映画では「ハッピーフライト」「ヘブンズストーリー」「銀魂」など。

「相棒」は、season1の第8話「仮面の告白」以来の出演。


風間楓子:芦名星


名前芦名星(あしな・せい)
生年月日1983年11月22日
年令35歳
身長165㎝
血液型o型
所属ホリプロ


役柄


風間楓子は、『相棒18』1~2話では武器輸出をもくろむ片山雛子(木村佳乃)を取材。

4話では、中川の古い知り合いとして出演。

「週刊フォトス」の記者。美彌子がシングルマザーであるという暴露記事を扱ったほか、瀬戸内の出所や雛子の出家などを独占取材し、特命係と度々かかわっている。関西の広域指定暴力団傘下の組長の娘だが、その出自は一部関係者以外には知られていない。特命係との因縁は続いており、事あるごとに個人的に連絡を取る。

引用元: 「相棒18」公式HP


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『相棒18』4話【声なき声】ネタバレ

『相棒』4話【声なき声】を時系列で簡単にネタバレします。

事件の真相、犯人を知りたい方はこちら。

事件の概要


厚生労働省の過重労働撲滅特別対策班、通称“かとく”の職員・片桐晃一が転落死体で発見された。

自殺のように見えたが、片桐の靴が見当たらないことから、警察は他殺の線で捜査開始。


かとくのメンバーは、特別司法警察職員として違法な事業所を検察庁に送検する権限があるため、口封じに殺された可能性も考えられた。


捜査に乗り出した右京(水谷豊)亘(反町隆史)は、現場の野次馬の中に、真実を伝えるジャーナリスト・中川(長谷川朝晴)がいるのを見つける。

中川は、様々な事象を鋭い切り口で取り上げ、声なき声にも耳を傾け、ひとたび狙ったら相手の骨の髄までさらす男。


中川は、遺体の顔を確認していないのに「亡くなったのは、かとくの片桐さんですか?」と身元を言い当てた。

そして中川の部下の西島は、中川をかばっている様子?



週刊フォトスの記者・風間楓子(芦名星)は、中川とはたまに会って、情報を探り合う中だった。

楓子によると、中川は最近「遊具による児童の死亡事故」について調べていたらしい。


右京は「遊具による児童の死亡事故」、亘は「亡くなった片桐の職場であるかとく」と今回は二手に分かれて捜査をスタート。

事件の真相、犯人をすぐに知りたい方はこちら。

右京の捜査結果


「遊具による児童の死亡事故」とは、小学校の遊具で遊んでいた児童が、遊具のねじが外れて転落死した事故。

当初は児童の遊び方に問題があったように言われたが、実は学校側が点検を怠っていた。


事故現場に足を運んだ右京は、事故が遊具購入後間もなく起こったこと、購入先がヤクトー工業であることを聞く。

そして、中川もこの情報を掴んでいたことを知る。


亘の捜査結果


「かとく」には、伊丹・芹澤両刑事が先に事情聴取に出かけたが、かとくの女性リーダーは「情報漏洩は出来ません」と突っぱねた。


そこへ亘が登場して、巧みな人心掌握術で、女性リーダーから『片桐が調べていた告発メールのデータ』を引き出した。
CHECK!・片桐が主に担当していたのは、告発メールの裏どり。

しかし告発者は誰も会ってくれず、捜査は行き詰まる。


ヤクトー工業の闇


右京と亘は、ヤクトー工業前でばったり出会う。
右京:「遊具事故」の製造元と撤去先を調べに来た。

:片桐が調べていた告発メールの中に、ヤクトー工業について書かれたものがあった(ヤクトー工業には過重労働の疑いアリ?)。

これで、中川と片桐の接点がみつかった。


ヤクトー工業の社長はこころよく対応してきたが、どうも様子がおかしい。

亘が物置きだと言われたカーテンを開けると、中には多数の外国人労働者たちが!


亘がみつけたヤクトー工業の告発メールとは以下の通り。
ヤクトーこうぎょうのしゃちょう うそつき

みんなじきゅう300えん かわいそう

グエン しゃちょうにころされたおなじ

たすけてください

おねがいします

このグエンという社員は、ベトナムから来た技能実習生で、遊具事故の3日後に自殺していた。

右京たちがカーテンを開けて見た外国人たちも、技能実習生だったのでしょう。

彼らの中の誰かが、告発メールを送ったとみて間違いない……。


中川が記事を書かなかった理由は?


右京は、中川が運営するニュースサイトをチェック。

中川は片桐の事件現場を見たにもかかわらず、記事は短かった。


考えられるのは以下の2つの理由。
・圧力を受けた。

・中川自身がこの事件に関与している。

ヤクトー工業のバックにいた人物とは?


ヤクトー工業のバックには、代議士の松下涼介がついていた。

松下は、私利私欲のために外国人技能実習制度の悪用に目をつむっているのではないか?


松下の後援会会長とヤクトーの社長は大学の先輩後輩の間柄で、ヤクトーは松下の違法な政治献金の受け皿になっているのではないか?

事実、外国人労働者たちは、想像を絶する悪条件の中で働かせられていた。

本来は日本で学んだ技術を、帰国後に母国で役立てる人作りを目的とした制度なのに。

本当は、彼らも夢を抱いて日本に来たはずなのに。

重要参考人・西島



このタイミングで、中川の部下・西島が、片桐の靴を現場から持ち去ったことが判明。

西島は、片桐を突き落とした犯人なのか?


事件の真相


事件の真相は、以下の通り。

ヤクトー工業は、代議士の松下涼介と癒着して、外国人技能実習制度を悪用。

外国人実習生たちを、低賃金で悪条件の中、休みなく働かせていた。


そんな中、条和小学校で遊具による児童死亡事故が発生。

本当は誰のミスかわからないのに、実習生の一人・グエンは自分のミスだと自分を責めた。


そして以下の遺書を残して、自殺。
じこおきたの ぼくのせいです

ねじゆるんでるの みすごしました

ごめんなさい

ほんとうに

ねむい いつも つらい いつも

つかれた

でもだれも たすけてくれない

たすけてほしかった

たすけて ごめんなさい

外国人労働者たちは、グエンの遺書を片桐に渡した。

ところが、かとくには松下の圧力(今後、外国人技能精度を取り入れている企業への摘発を控えろ)がかかっていて、片桐は女性リーダーにこのことを言うわけにはいかなかった。


片桐は、かとくと女性リーダーの立場を守りたかったのだ。


そんな中、独自の捜査で真実にたどり着いた中川は、片桐にグエンの遺書を渡すように迫った。

追い詰まった片桐は、飛び降り自殺。


一部始終を物陰から見ていた西島は、もし中川が片桐が自殺したと知ったら記事にはしないと思い、片桐の靴を持ち去ることで他殺に見せかけようとした。


しかし中川は、記事を書けなかった。

片桐がもし自殺したならという贖罪の気持ちから、真実に目をつぶったのだ。



エピローグ


全てが明らかになった後、楓子が中川に会った。

楓子:「残念です。覚えてますか?初めてお会いした日のこと」
楓子が男性記者に「週刊誌は報道じゃないんだから後ろ行ってろよ」と言われた時、楓子は「報道の人間が差別発言ですか」と堂々言い返した。

その時、中川は「権力を監視する役割の我々が、権力を振りかざすのはいかがなものかと」とかばってくれたのだ。

中川:「そんなこともあったかな。書くのか」

楓子:「そのつもりです」

中川:「そうか。じゃあ、次回のフォトス、楽しみにしてるよ」(立ち去る)

楓子:「中川さん!」


その後、代議士の松下涼介が、かとくに圧力をかけて過重労働の実態を隠蔽したことが報じられた。

ヤクトー工業には、かとくの摘発が入った。

これで松下の政治生命は一巻の終わり、ヤクトー工業もオシマイだ。


そして風間楓子は、中川のことを記事にした。
ネットニュースサイト「トゥルース」編集長・中川敬一氏

掴んだ不当労働の事実を公けにせず

ジャーナリストとしての責任放棄

中川は、ジャーナリズムの世界から足を洗うことに。

楓子の記事が、中川のジャーナリスト生命にトドメを刺すことになったのだ。

『相棒18』4話のTwitterの評判と感想

『相棒18』4話のTwitter(ツイッター)の評判と感想を見てみましょう。

「かとく」がテーマ





4話の「相棒」は、「かとく」「外国人技能実習生問題」「過重労働」「マスコミの間違った報道」「政治家と企業の癒着」と数々の日本社会の闇がネタとなりました。

「かとく」は、過重労働による自殺が後を絶たない現代だからこそ成り立つ職業です。


今回の特命係は別行動





今回の特命係は、右京が「遊具事故」、亘が「かとく」と別行動。

以下の2人の会話がバッサリしていて、笑えますね~。

右京:「別に無理して一緒に捜査しなくていいんですよ」

亘:「じゃ、遠慮なく」(伝票を右京さんに押し付けて立ち去る)

右京さん、ちょっとムッとしていましたね(笑)。

それでも別れて捜査したことでかえっていい結果を出しているので、さすがは5シーズン目に突入するだけのことはあります!

やっぱり亘は、女性相手はめっぽう強いですよね~(かとくの女性リーダーから情報を引き出すことに成功)。


暇か?忙しそうだな




『相棒18』初の「暇か?」が出ました!

今回は「おい!暇か!なんでい、忙しそうだね~」とニューバージョンで新鮮。


右京に取って青木はパシリ?





右京にとって、風間楓子は子猫以下、青木はパシリのようです。

<風間楓子に対して>

亘:「いいんですか、子猫に情報を握らせることになりましたよ」

右京:「キミ、意外と細かいことを気にするんですね」

<青木に対して>

青木:「あの、右京さん、僕のこと、いつまでも特命係の雑用係だと思ってませんか」

右京「いいええ、そんなこと、ひとつも思ってませんよ、こんなこと頼めるのは青木くん、キミだけですから」

亘と青木の会話もサイコーです。
亘:「お前、何こんなところで油うってるんだ。ま、俺に会いたい気持ちもわかるけどね」

青木:「できれば、一生会いたくないです」

代議士がマジでクソ






4話の代議士は、自分の息のかかった企業が外国人を低賃金で働かせるのを黙認した上に、かとくの女性リーダー・たちばなに圧力&セクハラ発言。

「すぐむきになる、これだから女は。わからないのか?きみは神輿なんだよ、かとく初の女性リーダーとしておとなしく言うことを聞いていればいいんだ。キミひとりぐらいどこへでも飛ばせる」

これはかなり酷いです、現実にはこんなことはないと思いたいですが……。


ラストシーンに右京の正義感がさく裂





中川は全ての真実を知りながらも、自殺した片桐の気持ちを考えた結果、記事がかけませんでした。

以下は、ラストの右京と中川の会話です。

中川:「彼が命をかけて守ったものを明らかにする資格は、わたしには……」

右京:「片桐さん、あなたは真実を伝えるべきでした。ジャーナリストとして声なき声を伝えるためにも」

そう、中川はジャーナリストなのに記事が書けなかった、ジャーナリストとしては失格です。

右京の言うことはまさしく正論ですが、個人的に中川の取った行動が不幸だけを招いたわけではないと思いました。


それでも、悪の連鎖を断ち切るためには、正しいことを貫かないといけなかったのですが……。

グエンの声なき声を表明するためにも。


女性リーダー・たちばなのモデルは?




かとくの女性リーダーのモデルが、厚労省の村木厚子さんだという声がありました。

村木厚労省元局長を「犯罪者」に仕立て上げた前特捜部長を直撃


風間楓子(芦名星)の最後の介錯が凄かった




4話では、『相棒』の常連でヒロイン候補の噂もある風間楓子(芦名星)が登場。

最後は旧知の仲の中川を葬るエグイ記事を書きましたが、中川もこの結末をどこかで望んでいたのかもしれませんね。


右京が「彼女にとって、その記事が中川さんへの最後の介錯だったのかもしれませんねえ」と言っていたので、介錯について調べました。

【介錯】
1.つきそって世話をすること。また、その人。後見。
2.切腹する人の首を切りおとすこと。また、その役の人。

中川も楓子も、両方辛いですね~(>_<)

『相棒18』風間楓子(芦名星)全ネタバレ!初回よりも正義よりの考え方に?

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まとめ

『相棒18』4話のネタバレと感想をまとめました。

今回も重いテーマでしたが、ドラマとして面白く仕上がっていたと思います。

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