1話で、全裸で海岸に打ち上げられた通称・ヘミング・ウェイ(斎藤工)。
「勝者には何もやるな」のセリフや、誘拐された少女の居場所を思わせる絵を描くなど、彼には解明できない点が多すぎる!
そんな中、第二の少女誘拐事件が発生。
少女の居場所を描こうとしたヘミング・ウェイはなぜか涙を流す?
そして精神科医・国原(船越英一郎)が、ヘミング・ウェイの正体を極秘に探った結果、惨殺されてしまいます。
当ページでは『漂着者』2話のネタバレと感想についてまとめています。
もくじ
『漂着者』2話のネタバレ
『漂着者』2話のネタバレをしていきます。
1話ラストで5階から飛び降りたヘミング・ウェイが助かった
ヘミング・ウェイ(斎藤工)は、5階の病院の窓から後ろ向きに飛び降りた。
NPO法人「しあわせの鐘の家」代表・ローゼン岸本(野間口徹)が現れ、柴田俊哉(生瀬勝久)は「ヘミング・ウェイの詐欺仲間か?」と疑う。
岸本は「無知がいけないんです」と軽く嘲笑う。
岸本は、ヘミング・ウェイを心配していなかった。
岸本:「彼がヘミング・ウェイなら大丈夫です。(その理由は)そのうちわかります」
新谷:「ヘミング・ウェイが飛び降りたのはあなたのせいでは?」
岸本:「かもしれません」
柴田:「お前、何を知っている?」
岸本:「彼が死なないということなら知っています」
ヘミング・ウェイは、本当に一命をとりとめた!
植え込みに落ちたからだとのことだが、まさに奇跡!
なんと、右足の骨折と全身の打撲のみですんだのだ。
女子高生3人組(ラぺ、ぺり、リモ)が見舞いに来た。
女子高生:「普通、飛び降りる~?」
ヘミング・ウェイ:「ちょっと試したくなったんですよね。私はここにいていいのかな?生きていていいのかな?ふと本能的にそう思った」
そこへ、松園真弓と遥が入って来た。
「遥ちゃん失踪事件」の母娘だ。
遥ちゃんが、自分の居場所を絵に描いたヘミング・ウェイに会いたいと言ったらしい。
遥ちゃんは胸の前で手をクロスさせた。
ローゼン岸本もヘミング・ウェイに会った時に同じポーズをとった。
後宮教授の死は自殺で片付けられる
後宮の死は自殺で片付けられた。
他殺の証拠が見つからないからとのことだが、柴田は納得できない。
後宮がぐるぐるにテープで巻かれていた理由の説明がつかないからだ。
しかし後宮は担当医から十分な下剤をもらって排泄も済ませていた。
首をくくった時に脱糞しないためと考えれば、覚悟の自殺と思われる。
しかし遺書はない。
後宮は、ヘミング・ウェイがどこから来たのか知っていた
柴田と部下の野間、新谷(白石麻衣)は、後宮が死ぬ前の夜に、エレベーター内でヘミング・ウェイに会っていた事実を掴む。
後宮がヘミング・ウェイの足のタトゥーを見てつぶやいたのはロシア語で「着いたのか?」だった。
後宮は、ヘミング・ウェイがどこから来たのか知っていたらしい。
精神科医・国原栄一(船越英一郎)は、ヘミング・ウェイを亡くなった後宮の病室に連れて行く。
病室の壁には、ぎっしりと謎の計算式が書かれていた。
その理由は、エレベータで会った時に後宮はヘミング・ウェイを知っていたから。
特に、足首のタトゥーを見るなり驚いていた。
だから後宮の病室に来れば何かあるのではないか?と思ったのだ。
後宮は、日本を代表する遺伝子工学の権威だった。
ヘミング・ウェイは、全く理解できない状態で、壁に書かれた式の続きを書いていった。
新潟市内少女行方不明事案発生
7月23日午後3時40分ごろ、秋葉区で、バレエ教室が終わって母親のひろみさんの迎えを待っていた市川妙子ちゃんが行方不明になった。
もうすぐ3日、67時間が経過。
身代金を要求するような電話や脅迫状はない。
ここ半年に起きている「女児連続殺人事件」との関連も疑われる。
柴田、野間、新谷が病院に行くと、国原が「ヘミング・ウェイは退院した」と言った。
なんと、ローゼン岸本が「しあわせの家」に連れて行ったのだ。
ローゼン岸本は「ヘミング・ウェイが失った記憶は(君たちが)持っている」と言ったとのこと。
新谷は「ヘミング・ウェイはあの後何か描いてませんか?」と聞いたが、国原は「描いてません」と嘘をついた。
そして画像検索の依頼を何者かにメールで行った。
ヘミング・ウェイがしあわせの鐘の家へ行く
ヘミング・ウェイとローゼン岸本が、しあわせの鐘の家へ向かう車内
ヘミング・ウェイ:「あなたは私のことを知っているのですか」
岸本:「今のあなたよりは知っています」
ヘミング・ウェイ:「以前の私に会ったことがある?」
岸本:「ありません」
ヘミング・ウェイ:「そうですか」
岸本:「こちら側であなたに会った人間はおりません」
ヘミング・ウェイ:「こちら側とは?」
岸本:「世界はこちら側とあちら側しかないということです」
ヘミング・ウェイ:「なぜそんなまどろっこしい言い方を?」
岸本:「あなたのためですよ。今のあなたは完全ではない。記憶のほとんどを喪失していますから。私たちがその記憶の1ピース、1ピースを繋ぎ合わせて、あなたを完全なものに復元しなければならないのです」
ヘミング・ウェイ:「そんなことができるんですか」
岸本:「ええ。そのために私たちは1400年以上お待ちしていたわけですから」
ラぺ、ぺり、リモは、岸本からしあわせの家へ招待された。
3人は、再びヘミング・ウェイを取材きることに喜びを感じる。
しあわせの家とは、新興宗教ではないが、新しい自給自足のコミュニティーを標榜している。
そして挨拶の際には、必ず胸の前で手をクロスさせる。(後宮や岸本がとったポーズと同じ)
ヘミチャンネルがスタート。
岸本はカメラに向かって「みなさんは奇跡がどうして起こると思いますか?」と質問。
岸本:「奇跡は未来への希望なんです」
女子高生3人:「未来への希望?」
岸本:「だってどんなにつらいことがあっても奇跡が起こると思えば、希望を捨てないでしょう」
女子高生3人:「なんか、理屈っぽいよ」
岸本:「大切なのは、理屈ですから。
自分はなぜ生まれたのか、何のために生まれたのか、何ができるのか、全て理屈の中に応えがあります」
女子高生3人:「ここは宗教団体ですか」
岸本:「まさか。単なる自給自足するコミュニティですよ」
女子高生3人:「ローゼン岸本さんはどうしてヘミング・ウェイを引き取って面倒を見ているのですか?偽善?金儲け?」
岸本:「君たち3人が海岸で彼を発見したところから、奇跡が起きたと感じたからです。
私達はずうっと待っていたのですよ、未来への希望を」
ヘミング・ウェイが絵を黒く塗りつぶして泣く
ラぺ、ぺり、リモは、市川妙子ちゃん行方不明事件についてヘミング・ウェイに絵を描いて欲しいと頼む。
ヘミング・ウェイは「あれは偶然ですよ」と言いながら、絵を描き始めた。
しかし赤い魚を描いた後に真っ黒に塗りつぶす。
ヘミング・ウェイは涙を流しながら「何も見えないんだ」と言った。
その後、秋葉区の越後丘公園で、妙子ちゃんの遺体が発見された。
現場に駆け付けた柴田と野間の元に、新谷が「見せたいものがあります」と現れた。
新谷が見せたのは、ヘミング・ウェイが赤い魚を描いた後に黒く塗りつぶす様子を撮影した動画。
新谷は「もしかしたらヘミング・ウェイはこの事件で妙子ちゃんが死んでいることを知っていたのではないでしょうか?予知能力は本物なのではないかと今では思ってしまうんです」と言った。
国原が極秘に動き出す
その夜、新谷はヘミング・ウェイが後宮の病室で描いた謎の文字や式の解析結果を電話で受け取っていた。
後宮が行っていたのは、遺伝子工学で最大の難関とされてきたゲノムの解析方法で、長年の研究課題だった。
電話の相手:「完成してる?それは間違いないのか?」
国原:「ああ、途中までは後宮教授がかいた。
続きをかいた研究者についてはまだ言えない(電話を切る)」
(物陰から誰かが見ている)
新谷がヘミング・ウェイに会いに行った。
新谷:「皆が笑顔だと何か隠しているのかと思ってしまいます」
ヘミング・ウェイ:「そうだね。皆なにか隠している。詠美と一緒だ」
新谷:「えっ?」
ヘミング・ウェイ:「僕にはいつも詠美が重い鎧身に着けて、隠そうとするものを見せまいと戦っているように見える」
新谷:「あなたの方こそ何か隠しているんじゃないですか」
ヘミング・ウェイ:「僕は人生ぜんぶ隠されちゃってるようなもんだからね」
新谷:「本当は自分でかくしているんじゃないですか?それが意識的か無意識的かわかりませんけど」
ヘミング・ウェイ:「じゃあ、詠美が暴いてよ」
僕が隠しているもの、新聞記者として」
新谷:「どこから来たんでしょうか、あなたは」
ヘミング・ウェイ:「地球以外の星。だとしたら誰も僕を知らなくてもおかしくない」
新谷:「それはオーバーだとしても、他の国からやってきたとしたら。例えばスパイとか」
ヘミング・ウェイ:「スパイか」
新谷:「何か思い当たることでもあるんですか」
ヘミング・ウェイ:「知ってる?すべての記憶を失ったのになぜ日本語を話せるのか、なぜ生活習慣を覚えているのか」
新谷:「いえ」
ヘミング・ウェイ:「病院の先生が言うには、そういう記憶は別の回路で蓄えられているからだって。
この前ここにいる人たちが漬けたおしんこでお茶漬けしたけど美味しかった。ローゼン岸本さんがごちそうしてくれたどんな料理よりも。
僕は少なくとも、おしんことお茶漬けが好きな国のスパイだね」
公安がヘミング・ウェイとしあわせの鐘の家の関係を探る
ヘミング・ウェイと新谷の様子を、遠く離れた公安が盗撮・盗聴していた。
柴田が理由を聞くと、1カ月前にある国の工作船とみられる漁船が座礁した。
乗組員はほぼ死亡したが、その中の一人が国内に潜伏したという情報があってな。
それがヘミング・ウェイではないかなと。
なぜしあわせの鐘の家に目を付けたのかと言うと、表には出ない金がしあわせの鐘の家に流れ込んでいることがわかったから。
しあわせの鐘の家が、工作員の受け入れ先である可能性がある。
場面は変わって、ヘミング・ウェイと新谷。
ヘミング・ウェイは、はじめは綺麗な魚が見えてそれを描こうと思ったが、何かで視界を塞がれた気がして黒く塗りつぶしたのだという。
新谷:「あなたは彼女が死んでいるとわかったから泣いたのではないですか」
ヘミング・ウェイ:「わからない、僕の体が勝手にそう反応した。
僕の頭はクリアだ、記憶を失ったいるから。
目の前で起こったことしか事実として認識できない」
新谷:「過去の記憶がないから目の前の出来事を事実として受け入れられるのは、ちょっとうらやましい気がします」
ヘミング・ウェイは立ち上がり、新谷をバックハグ。
ヘミング・ウェイが描いた葉っぱの絵(217)とは?
ヘミング・ウェイは画用紙に絵を描き始めた。
風に舞う葉っぱと217。
(黒いページに続きがあるかのような描き方)
その後、妙子ちゃんの葬儀に出席した新谷と柴田は、妙子ちゃんの家の近くに泊まっている「2174」の番号の車を発見。
「2174」の車は盗難車だった。
そんなリスクをおかしてませ、犯人は何を見に来たのか
上越工科大学・准教授の古群俊哉
国原は、上越工科大学・准教授の古群俊哉に会いに行っていた。
古群によると、後宮はある特殊な遺伝子を探していたとのこと。
古群:「人間には第六感があるというじゃないですか。
それは人類が人類と呼ばれる前、外敵から身を守るために本能として持っていたらしいのですが、その遺伝子を受け継ぐ人間が今も存在しているという荒唐無稽な話です」
国原:「その話なら私も知っています。
旧ソビエトはそれらの能力を持つ人間をなんとか軍事利用できないかって研究を続けていた」
古群:「それで後宮教授はモスクワの大学に留学していた。
その遺伝子は見つからなかったが、後宮教授は取りつかれたかのように探していた」
(古群は、後宮とヘミング・ウェイが病室の壁にかいた計算式の画像を見て驚く)
古群:「えっこの図式、完成していますよ。後宮教授、遂に完成させたんだ。
ずっと解けなかった問題なんです(興奮)」
国原:「この遺伝子を見つける何か手掛かりのようなものはあるのでしょうか」
古群:「我々がスーパーコンピューターを使ってシュミレーションした結果では、翼を広げた鳥のような配列だと言われています」
国原は、ヘミング・ウェイの足首に「翼を広げた鳥のようなタトゥー」があったことを思い出す。
しあわせの家の岸本とヘミング・ウェイ
岸本「もう時間がなくなってきました」
その後、目と口、耳を縫い合わされて、手をクロスした状態の国原の遺体が見つかった!
『漂着者』2話の感想
考察できん‼️笑
— 栄☆アテレコ魔王👿 (@e0905) July 31, 2021
早く3話見たいです‼️😭
ヘミングウェイ(斎藤工)は人間ではないんだろうな🤔#漂着者
夏になると、サイコなドラマが増えるなぁ🥺 #漂着者 #船越英一郎 pic.twitter.com/AB76uLl9Lt
— TAKE7700 (@take7700gh5fs) July 31, 2021
#漂着者
— ぶー たん (@WDDnmN9fptC5gjK) July 31, 2021
ローゼン岸本の
もう、時間がなくなってきました
は‥どういう意図を表してるんだろ
2話で、ヘミング・ウェイの正体が随分わかりましたね。
ざっくり言うと、第6感を持つ人種で、翼を広げた形の遺伝子を持っている。
しかし真相を突き止めようとした国原が、無残な死を遂げましたね。
目、口、耳を塞がれたということは、見ざる、言わざる、聞かざるでしょうか?
それにしても、ローゼン岸本、気持ち悪いですね。
野間口さんの演技が凄すぎて(^_^;)
岸本がラストで「もう時間がない」と言った理由は何なのでしょうか?
国原を殺した犯人を徹底考察
あな番でなぁちゃんが犯人だったように、まいやん黒幕説ありえるかな?秋元先生が絡んでるし。#漂着者 pic.twitter.com/89Ng7kK81d
— しゅん (@nomusyujp2011) July 30, 2021
ヘミちゃんは詠美が犯人だと知ったから黒で塗りつぶした感じがする
— きょんきょん⊿⁴⁶麻衣ちゃん愛💕 (@maiyan920820lov) July 30, 2021
#漂着者
国原を殺した犯人は、後宮の遺伝子工学研究の内容やヘミング・ウェイの正体を知られたくない人物。
となると、やはりローゼン岸本しか考えられません。
もしくは、秋元さん脚本なのでまいやん(白石麻衣)?
まいやんの「一杯だけ」が気になります。
酒を飲むと記憶がなくなるとか?