ドラマ「テセウスの船」原作との違い24選!心と由紀の恋愛要素が結末に影響する?

ドラマ『テセウスの船』が、2020年1月19日(日)から始まります。

原作は東元俊哉さんによる同名漫画ですが、ドラマとの違いが気になります。

1話から早速たくさんの違いがみつかりました、今後もどんどん追記していきます!

当記事ではドラマ『テセウスの船』の原作との違い24選についてまとめています。

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ドラマ『テセウスの船』とは?




ドラマ『テセウスの船』とは、2020年1月19日(日)から始まる新日曜ドラマ。

原作は東元俊哉さんによる同名漫画で全10巻。


日曜ドラマで初主演を務める竹内涼真さんが演じるのは、殺人事件の犯人として父親が逮捕されて世間の目を気にしながら生きてきた田村心。

なぜか父親が逮捕される直前の平成元年の世界にタイムスリップした心は、長年その存在に苦しめられてきた父親と遭遇。


父が本当に犯人なのか探る展開や、家族のために心が過去を変えることで巻き起こる出来事から目が離せません。

さらに父と子の時空を超えた友情、絆に泣けること間違いなし。

『テセウスの船』原作とドラマの違い24選

『テセウスの船』原作とドラマの違いについてまとめます。

ドラマ放送後に随時追記していきます。

➀現在の年が違う


音臼小無差別毒殺事件が起こったのは、1989年(平成元年)6月24日。

原作では2017年が現代で、1989年は28年前。

ドラマでは2020年が現代で、1989年は31年前。

      過去現代
原作1989年2017年
ドラマ1989年2020年(令和2年)

➁登場人物の年齢設定


原作の田村心(竹内涼真)は27歳、ドラマの田村心は30歳。

原作の佐野文吾(鈴木亮平)は32歳、ドラマの佐野文吾は35歳。

原作の佐野和子は31歳、ドラマの佐野和子は34歳。

その他の登場人物も、原作とドラマで年齢設定が3歳違います。


➂原作にはない登場人物


ドラマ『テセウスの船』には、以下の原作には出て来ない登場人物が登場します。

田中正志:せいや(霜降り温泉)



田中正志は、元町議会議員の父親・田中義男の介護のために音臼村に通う青年。

原作にはあまり出てきませんが、ドラマでは活躍する可能性も。


徳本卓也:今野浩喜



徳本卓也という人物は、原作には出てきません。

農業を営む口数の少ない男ということです。

ただの村人なのか、事件のカギを握る重要人物なのか?


井沢健次:六平直政



井沢健次も、原作には出てきません。

陽気な性格で村のまとめ役ということですが……?


➃ドラマの舞台が北海道から宮城県へ変更





物語の主要な場所となる音臼村(おとうすむら)は、原作では北海道にあります。

しかしドラマでは、宮城県になっています。


「音臼村=北海道音更町と羅臼町の混ぜ語」と思っていた人が多く、なぜ宮城県に変更したのか理由が知りたいところです。

宮城県にしたことで、佐野家名物・蟹ラーメンの設定も浮いてしまいます。


➄鈴が最初から車椅子の男と一緒にいる



『テセウスの船』第1話で、心が車椅子の男(安藤政信)と一緒にいる姉・鈴(貫地谷しほり)とすれ違いました。

この設定も、原作とドラマで全然違います。


ドラマの鈴は、冒頭から車椅子の男と一緒。

原作の鈴は、心が過去を変えた後に車椅子の男と同棲・妊娠するんです。

▼鈴が車椅子の男といる理由を原作ネタバレ

原作で心が長谷川翼を疑ったせいで、鈴と明音が喧嘩。

その結果2人は吹雪の日に一緒に失踪して、鈴だけが帰宅。明音は遺体で見つかる。

明音が殺害された現場に鈴のキーホルダーが落ちていたことから、鈴が明音殺しの犯人と疑われてしまう。

心が過去を変えたせいで心を病んだ鈴は、車椅子の男の正体を知りつつも懺悔の気持ちから付き合ってしまうんです。


➅犯人の犯行記録の取り方が違う



原作の犯人は、犯行記録をカセットテープに録音。

ドラマの犯人は、ワープロで記録しています。

設定変更した理由はおそらく、(ドラマだと)声で犯人がわかるのを防ぐためかと思われます。


原作ではこのカセットテープの録音記録が真犯人を決定づける重大な証拠となるのですが、ドラマではワープロの記録が証拠になるのでしょうか?

少し証拠として弱いような気はしますが。


➆由紀のノートの内容が違う


心の妻・由紀は、音臼小無差別毒殺事件とその前に起こった不可解な事件の記事をノートにまとめていました。

その内容が、原作とドラマで違います。

原作のノート
  1. 1989年1月7日 音臼小学校の児童・佐野鈴(11/白鳥玉季)が自宅屋根の除雪中に転落

    (たまたま通りかかった長谷川翼に助けられたが、凍傷で顔にあざが出来る)

  2. 1月7日 音臼村三島医院の次女・三島千夏(5)が※パラコート中毒で死亡

    (自宅倉庫にあった除草剤パラコートを誤って飲んだと見られ、激しい腹痛と嘔吐で病院に搬送された)

  3. 1月12日 木村さつき(30)の父親・木村敏行が車で運転中に事故にあう

    (雪崩に巻き込まれて重体に)

  4. 2月5日 元町議会議員の田中義男(90)が心筋梗塞で死亡

    (田中は心臓に持病があった。第一発見者は近所に住む少年)

  5. 2月12日 佐々木家の飼い犬が死んでいるのを妻の佐々木紀子が発見

    (犬の死因は不明)

  6. 3月12日 音臼村三島医院の長女・三島明音が行方不明になる

    (その10日後に捜査打ち切りとなり、明音がみつかることはなかった)

  7. 4月6日 佐々木紀子が青酸カリで自殺

  8. 6月24日 音臼小無差別毒殺事件が起こって39名が病院に搬送、21名が亡くなった


ドラマのノート
  1. 1989年1月7日 佐野鈴が神社の階段から転落

  2. 1月7日 三島医院の次女・千夏が自宅倉庫にあった除草剤を誤って飲んで死亡

  3. 1月9日 木村さつきの父親(木村メッキ工場の工場長)が雪崩にまきに巻き込まれて死亡

  4. 1月15日 元町議会議員・田中義男が1人暮らしで自宅の火事により死亡

    一階の寝室で就寝中で、火元は居間(なぜ?)

  5. 1月16日 三島医院の長女・明音が失踪・今も行方不明

    学校のクラブ活動を終えた後夕方5時頃帰校、目撃証言なし

  6. 2月19日 佐々木紀子が青酸カリで自殺

  7. 3月12日 音臼小無差別毒殺事件が起こる


見ての通り、日付も内容も違う部分が多いです。


➇鈴の事件の日付けと内容が違う



1989年にタイムスリップした心が最初に助けるのが姉・鈴(白鳥玉季)。

この時の鈴の状況が原作とドラマで全然違います。

原作では、鈴は自宅屋根の除雪中に落下。

ドラマでは、鈴は神社の階段から落下。


➈木村さつきの父親の事件の内容が違う



原作では木村さつきの父親の雪崩事故が起こるのは、1989年1月12日で荒川橋の雪崩に巻き込まれて重体。

ドラマでは、木村さつきの父親の雪崩事故が起こるのは1989年1月9日で荒川橋の雪崩に巻き込まれて死亡。

心が雪崩が起きることを事前に警告して木村さつきの父親が無事なのは同じですが、日付や生死についての内容が全然ちがいます。


➉うさぎの殺され方が違う



『テセウスの船』2話では、音臼小学校のウサギが毒殺されます。

原作では、毒物を与えられた後にスコップで首を切断されています。

さらにこの事件以外にも、以前からウサギが様々な方法で殺されています。


⑪田中義男事件の日付けと内容が違う


田中義男事件の日付けや内容も、原作とドラマで全然違います。

      日付死因
原作2月5日心筋梗塞
ドラマ1月15日火事

原作では田中義男は心筋梗塞で死ぬので事件性がなさそうですが、第一発見者が音臼小の少年だったことが気になる点です。

⑫明音事件の日付けと内容が違う



原作では、明音(あんな)の失踪は1度だけ。

1話の失踪のエピソードは、原作にはありません。


2話の鈴と明音の失踪が早まって、田中義男が無事なのは原作通り。

しかし日付については全然違います。

      明音と鈴の失踪日
原作1989年2月5日
ドラマ1989年1月16日

さらに原作とドラマ明音の発見のされ方が全然違います。

★原作

明音は小屋で青酸カリを飲まされて最後は絞殺されて死亡、その後翼と一緒に雪山に倒れているのが発見される。

翼は青酸カリを飲んで死亡(自殺の見方が強い)。

明音には翼に乱暴された形跡あり。


★ドラマ

明音は小屋で青酸カリを飲まされたが、生きたまま発見される。

翼は青酸カリを飲んで雪山に一人倒れて死亡(自殺の見方が強い)。

明音には翼に乱暴された形跡なし。


⑬音臼小事件の日付けと内容が違う!木村さつきは最初から生かされる!


原作では音臼小事件が起こるのは、1989年6月24日のお泊り会。

ドラマでは音臼小事件が起こるのは、1989年3月12日のお楽しみ会。


被害者の数が21名なのは同じですが、内訳が違います。

      人数
原作教師5名、生徒16名
ドラマ教師3名、生徒18名

最も大きな違いは、木村さつきが最初から死者の数にカウントされてないことです。

原作では、木村さつきは音臼小事件で死亡。

心がタイムスリップして過去を変えた後に、生き延びる設定です。

ドラマでは、最初から真犯人に優遇されて生き延びる設定のようです。


⑮佐々木紀子の自殺の日付けが違う


原作では、佐々木紀子は4月6日に青酸カリで自殺。

ドラマでは、佐々木紀子は2月19日に青酸カリで自殺。


⑯心が金丸に全てを話す


原作では心は金丸刑事に音臼小事件が起こることや佐野文吾が自分の父親であることを話しませんが、ドラマでは話しています。


⑰音臼小事件の内容が違う


音臼小事件で、青酸カリが入る飲み物が違います。

原作では、心のタイムスリップ前はオレンジジュース、心のタイムスリップ後は牛乳。

ドラマでは、心のタイムスリップ前はオレンジジュース、心のタイムスリップ後ははっと汁。


さらに音臼小事件で亡くなる人も違います。

原作とは違い、ドラマでは心のタイムスリップ前は大貫公平(佐藤タダヤス)が死亡していたのに、心のタイムスリップ後は田中義男に変わっています。


⑲音臼小の被害者の会が開かれる


原作では音臼小事件の被害者の会の下りはなく、ドラマのオリジナルです。

(しかし、原作にはみきおとさつきが音臼小事件の慰霊祭で大量殺人を企む下りはあります)


⑳さつきが鈴を監視


原作のさつきも鈴を尾行するのですが、ドラマのように監視カメラまでは付けていません。

ドラマのさつきは、原作よりかなり怖い印象です。


㉑佐々木紀子の設定が大きく違う


佐々木紀子についても以下の大きな改変がありました。

・佐々木紀子の結婚後の名字が松尾(原作では上野)。

・佐々木紀子に最初に会いにいくのは原作では木村さつきと鈴、ドラマでは心と鈴。

・鈴が薬を飲んで倒れる描写は原作にはない。

・佐々木紀子の死因が、原作は木村さつきによるメッタ刺し、ドラマでは毒入り芋羊羹。

㉒心と由紀のエピソードが多い


原作でも心と由紀は協力して音臼小事件の真相を追求しますが、ドラマのような恋愛要素は薄いです。

原作の由紀はバツイチ子持ちですが、ドラマの由紀は独身です。

さらに原作では、心が由紀にタイムスリップしてきたことをカミングアウトするエピソードはありません。

この違いは、ドラマの結末に影響しそうですよね。


㉓田中正志(せいや)が殺される


原作では、みきおは田中正志を陥れて殺しません。

ドラマでは、みきおは田中正志を自分の身代わりに仕立てたあげくに殺します。


㉔みきおの共犯者が違う


原作では、みきの共犯は2020年の木村みきお。

ドラマでは、ドラマオリジナルの共犯者(真犯人で黒幕)がいます。

つまり本当に悪い奴とは、みきおではなく、みきおを操る人間なのです。

ドラマ『テセウスの船』原作との違いが結末に影響?

ドラマ『テセウスの船』は2話終了時点で原作との違いが15個と原作と大きく違う展開を見せています。

これが最終回結末に大きく影響するかどうか考察します。

最終回結末に影響しない違い


・鈴が最初から車椅子の男と一緒にいる設定。

・木村さつきが最初から生き延びる設定。

・田中義男の死因が心筋梗塞から火事になった設定(由紀のノート)。

いずれにしても鈴は父親の佐野文吾の逮捕のせいで心を病むので、車椅子の男と最初からいても違和感はないです。

さらに木村さつきが最初から生きている設定も、真犯人との関係性を考えれば最終回結末には全く影響しません。

田中義男の死因が心筋梗塞から火事になったのも、まず最終回結末には影響しないでしょう。

最終回結末に影響する違い


最終回結末に影響すると思われる違いは、以下の3つです。

➀明音が生きていた設定


明音が生きていたのは、間違いなく犯人の誤算です。

犯人は、青酸カリの実験をしている渦中なので正確な致死量を把握していなかったのです。


原作でも明音は青酸カリだけではいつまでたっても死なず、犯人は最後は明音を絞殺しています。

ドラマではなぜ明音を生かしたのかわかりませんが、犯人の顔を見ている可能性が非常に高いです。


この危機を犯人がどんな風に回避するのかが見ものだと思います。

3話で犯人が捕まる結末はナイと思いますので。


一つ予想できるのは、明音が本当は翼に襲われていて、犯人はその事実をネタに明音を脅迫するということでしょうか。

しかし日曜夜9時ドラマには不適切な内容なので、可能性は低いと予想します。

となると、明音は病院に搬送された後に再び犯人に殺されるのでしょうか?


『テセウスの船』3話で、明音が監禁したのが長谷川翼だと証言しました。

明音は真犯人を目撃していないのでしょうか?


しかし捜査会議で金丸刑事が、明音事件の捜査資料を見ながら自分の手をじっと見つめていました。

金丸刑事は、手の平の大きさで犯行が子供によるものだと気付いたのです。

では、明音はなぜ真犯人を目撃していないのでしょうか?

➁ドラマオリジナルの共犯者の存在


(ドラマオリジナルの)みきおの共犯者の存在が、結末に影響を与えるのは明白です。

原作ではみきおの猟奇性にクローズアップされていますが、ドラマではみきおを操るみきお以上のサイコパスがいるのです。

➂心と由紀の恋愛要素


心と由紀の恋愛要素も、結末に影響を与えそうです。

原作では心は死亡して由紀との再会はありませんが、ドラマではあるのかもしれません。

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