アンナチュラル ABC…の意味とは?赤い金魚連続殺人事件の真相とは……?

『アンナチュラル』9話が放送されて、赤い金魚殺人事件の真犯人と思われる男が警察に出頭(自首?)してきました。

この男は、なんと8話の火事の生き残り・高瀬(尾上寛之)でした!


高瀬は壁にA~Zの表を貼り付けてその前でピースして、その写真をフリージャーナリスト・宍戸(北村有起哉)が撮影していました。

えええ~?この2人ってどういう関係なのでしょうか?


当記事では『アンナチュラル』9話で高瀬が壁に貼っていたABC……の意味と、赤い金魚連続殺人事件の真相にも迫ります。


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赤い金魚の正体は……?



『アンナチュラル』9話では、8話で火事があった雑居ビルの隣のビルでスーツケースの中に入れられた若い女性の遺体が発見されました。

ご遺体の身元は若い女性・橘芹菜で、なんと赤い金魚のご遺体でした(口内に赤い金魚のあざがあるご遺体)。


橘芹菜の口内には、他のご遺体よりもたくさんの赤い金魚がありました。

六郎(窪田正孝)がその痕跡から何かが口の中に押し込まれていたと推察、調べたところ「おさかなカラーボール」(動物用のおもちゃのボール)と判明しました。


おさかなの固い部分が粘膜をはがして模様のような跡を残したのです・

おそらく犯人は“さるぐつわ”の代わりにこの「おさかなカラーボール」を被害者の口に押しこんで取り出すのを繰り返したのでしょう。

六郎がメーカーに問い合わせたところ、20年以上に販売されたもので現在は流通していいないとのことで、販売ルートから犯人を捜すのは困難。


警察は連続殺人事件として動かない?


ミコト(石原さとみ)たちは“過去に発見された3つの赤い金魚のご遺体”と“今回の橘芹菜のご遺体”は、連続殺人事件によるものといますう見立てをします。

しかし警察は“赤い金魚”だけでは“連続殺人”の根拠にはならない、と突っぱねます。


何故なら死因はバラバラで、中には自殺も含まれているからなのです。

ミコトは熱中症を人為的に起こすことは可能だし、首つり自殺を装った他殺も考えられると主張しますが、やはり警察は“赤い金魚”は正式な証拠とは言えない、と取り合ってくれませんでした。


中堂(井浦新)は糀谷夕希子のご遺体を解剖しましたが、犯人として疑われたのでその鑑定所は採用されませんでした。

また、他のご遺体の解剖医は口腔内の写真を撮りませんでした。

そんなことも原因となって、警察は動いてくれないのです。

宍戸と高瀬の関係は?



六郎はフリージャーナリスト・宍戸(北村有起哉)をあやしみます。

最近、おおさきめぐみという若い女性が行方不明なのですが、宍戸の知り合いなのです。


そして宍戸から渡されたたピンクのカバのイラストも入った封筒の中には、別々の手口で殺された若い女性の殺人事件の記事が入っていました。

六郎は「何故、これらの女性が同じ犯人に殺されたと思ったのですか?」と宍戸に詰め寄ります。


ハハハ……と笑って「記者の勘」と答える宍戸。

宍戸は「犯人は極めて優秀な人間で捕まらないかもな~。」と不気味な言い方をします。


そして六郎が「橘芹菜の死因はボツリヌス菌」と言った時に大笑い。

「UDIも大したことないな~。Bはもうやった!ABCDE……。」

「Fが何ですか?」と六郎が訪ねると、宍戸は「中堂に伝えとけ、もう時間がないぞ。」と言って去っていきました。


ミコトと中堂が調べなおしてみると、橘芹菜の死因は、Fのformalin(ホルマリン)でした。

薄いホルマリン注射を点滴で投与して殺されていたのです。

当初の死因と考えられた“ボツリヌス菌”は死んでから胃の中で繁殖したのでした。


その後、宍戸が赤い金魚連続殺人事件の犯人・高瀬と知りあいであることが判明します。

『アンナチュラル』ABC……とは?



『アンナチュラル』ABC……とは、犯人が被害者を殺害した方法の頭文字がアルファベットA~Z(26文字)になっていることを指します。

つまりこれは26人の連続殺人事件です。


順に説明すると……

  1. A:asunder:バラバラ殺人
  2. B:beat:撲殺
  3. C:Crash syndrome:挫滅症候群(ざめつしょうこうぐん)…身体の一部が長時間挟まれるなどして圧迫され、その解放後に起こる様々な症候を指す。
  4. D:drill:ドリル…市販のドリルで何十回と突き刺し串刺しに。
  5. E:electricity:電気
  6. F:formalin:ホルマリン…ホルマリン注射を打つ
  7. G:grind:細かく砕く
  8. H:heat:熱
  9. I:impact:衝撃
  10. J:jump:飛び降り
  11. K:knife:ナイフ…ナイフでめった刺し
  12. L:liquid:液体
  13. M:marble:大理石
  14. N:nicotine:ニコチン……ニコチンを注入されたことによる中毒死(麹谷夕希子)
  15. O:oil:油
  16. P:Pillory:さらし台、ギロチン
  17. Q:quicksilver:水銀
  18. R:rope:ロープ
  19. S:suffocation:窒息
  20. T:thirst:喉の渇き
  21. U:underground:地下
  22. V:vacuum:真空
  23. W:water:水
  24. X:xenon:希ガス
  25. Y:yellow jacket:スズメバチ
  26. Z:zinc:亜鉛

怖いし、圧倒されてしまいますね。

ちなみに、中堂の恋人・麹谷夕希子さんはNのnicotine(ニコチン)です。


このABC……のアルファベットの表の持ち主は、8話の火事の唯一の生存者・高瀬ふみと(尾上寛之)。

火事のあった空き家を管理していた不動産屋です。


高瀬は部屋でその表を見ながら、アルファベットになぞらえた26人殺人事件をやり遂げた喜びを宍戸に語ります。

宍戸は「いいねエ。」とアルファベットの表を背景に高瀬をパシャパシャと撮影。

一体、この2人何なんでしょう(^_^;)


高瀬が自ら警察に出頭?



その頃、警察は高瀬を“橘芹菜殺人事件の容疑者”として疑いはじめていました。

高瀬と橘芹菜には接点があったのです。

橘はカフェを開くために、高瀬不動産の高瀬に相談していたことが判明したのです(しかし高瀬には鉄壁のアリバイがある)。

高瀬はおそらく遺体の様子を見に来た帰りにスナックで火事に遭遇したのでしょう。


中堂と警察は高瀬の部屋に踏み込みますが、高瀬は証拠隠滅して姿を消した後でした。


そして高瀬は警察に出頭。

高瀬と申しますが、殺されそうなので保護してもらいたいんですけど。

引用元: 『アンナチュラル』9話・高瀬のセリフより


高瀬のシャツには血がべっとりとついていました。
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最終回はどうなる?




最終回では、高瀬を“連続殺人犯”として裁けないという驚愕の事態に追い詰められるUDIラボのメンバー達。

なんと、遺体損壊は認めたものの肝心の殺害については否定するのです(;^_^A


『アンナチュラル』最終回予想記事はこちら(黒幕を予想)
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複数犯の可能性も考えられる?



高瀬の部屋に貼られていたABCの表ですが、恐ろしいことに筆跡が違うものがあるのです。

特にSは全然違うので、この事件に2人以上の人間が関わっていることを意味しています。

また、色も4色に分かれているのでこれにも何か意味があると考えられます。


筆者は、ミコトの母親(薬師丸ひろ子)が担当している「増子第一ビル火災訴訟」の訴訟団のひとり・江口兼人(隣の空き家の持ち主)がとてもアヤシイと思います。


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まとめ

心臓がしめつけられるような展開になって、とても次週まで待てないドラマ『アンナチュラル』。

最終回の中堂の動向が気になって仕方がありません。