『ニッポンノワール』1話冒頭で、死体で発見された碓氷薫(広末涼子)。
十億円事件の真相を追い続けていた薫が、殺された理由とは?
当記事では『ニッポンノワール』の碓氷薫が殺された理由について、ネタバレ考察してまとめています。
もくじ
『ニッポンノワール』碓氷薫とは?
『ニッポンノワール』の碓氷薫(広末涼子)とは、捜査一課・碓氷班の班長。
警視庁捜査一課・刑事部所属。
昭和55年5月21日生まれの39歳で、警部。
主人公で捜査一課の刑事・遊佐清春(賀来賢人)の上司。
その美貌と捜査能力から“捜査一課のマドンナ”と言われた。
9歳の息子を育てるシングルマザーで、息子の名前は碓氷克喜。
『ニッポンノワール』碓氷薫殺人事件の概要
碓氷薫殺人事件の概要をまとめます。- 遊佐(賀来賢人)が目覚めると、手には拳銃、隣には銃殺された碓氷薫の遺体。
- 遊佐は、ここ3ヵ月(碓氷薫が班長になってから)の記憶を喪失していた。
- 遊佐の手には、血が付いていた。
- 「ハメられた」と判断した遊佐は、元ベルムズのリーダー・喜志正臣の力を借りて、証拠隠滅して逃亡。
- 薫の所持品(財布、携帯、手帳)は持ち去った。
遊佐逃亡後、第一発見者・鈴木政二(無職・62歳)によって、改めて薫の遺体が発見されます。
・10月11日午後6時頃死亡、10月13日午後7時40分発見
・死因:左胸部銃創による出血死の疑い
・凶器:M360SAKURA(警察官が所持する拳銃)
・発生地:東京都緑が瀬郷木町1571番池内山小屋
・事件当日は、警視庁本部において通常勤務後、午後4時頃退庁
10月11日午後6時頃死亡、10月13日午後7時40分発見ということは、遊佐は薫と丸1日一緒にいたことになります。
いくらダメージをくらったとしても、死体の隣でそんなに長く寝ていられるものでしょうか?
10月12日に一体何があったのか?
・M360SAKURA(警察官が所持する拳銃)が使われていたことから、薫を殺した犯人は警察関係者で間違いないだろう。
『ニッポンノワール』碓氷薫は未解決事件を追っていた?
碓氷薫は、未解決事件(藤堂銀行十億円強奪事件)を追っている渦中で殺された疑いがあります。十億円強奪事件の概要は、以下の通り。
先月、東堂銀行から十億円がうばわれた。
すぐに犯行グループの車両を特定して追跡したが、奴らは警察の包囲網をかいくぐって逃げた。
しかし犯行の3日後、碓氷薫が犯人の一人の身元を割り出して彼らのアジトを突き止めた。
ところが踏み込んだ時には、強盗団4人全員が死亡していた。
仲間割れによる殺し合いで被疑者死亡、10億円のありかはわからずで、捜査は終了。
犯人たちが殺し合いをする決定的な瞬間が防犯カメラに映っていたことが決め手となった。
色んな説が流れているが、上層部がなぜか蓋をしたがっている。
『ニッポンノワール』キーパーソンは碓氷克喜!
『ニッポンノワール』公式インスタグラムで、碓氷薫は「克喜への愛と薫の正義」と言っています。
これが薫が殺された理由と考えて間違いないでしょう。
薫の正義感は、1話の回想シーンに現れています。
息子が、大勢の人が、笑って触れ合える世界をつくること、それが警察官の役目だと思っています。
克喜への愛は、克喜が飲んでいる薬に関係があると思います。
碓氷薫は、十億円強奪事件を解決することで、克喜の命を救おうと考えていたのではないでしょうか?
1話のオープニングに、注射器や心電図、謎の緑色の液体、2009年の豚インフルエンザの新聞記事が映っていました。
2009年4月にメキシコに端を発して世界的な流行となったヒト間の感染症。
症状は,37.8度以上の発熱,咳,喉の痛み,鼻水,頭痛など。
厚生労働省は、2009年4月23日、米国内で豚由来のAgataインフルエンザウイルスの人への感染事例に関する情報を入手し、また、24日にはメキシコにおいて死亡者が多数出ているとの情報を世界保健機関から入手した。
これを受け、ただちに都道府県に情報提供するとともに、検疫の強化を全国の検疫所に伝え、同時に省内に一般国民からの問い合わせに応ずるためにコールセンターを立ち上げた。
そして主人公・遊佐清春は父親から「お前は豚だ!」と言われて育ちました。
この3つの出来事は絡んで来る予感がします。
『ニッポンノワール』犯人のイニシャルはIK?
2人並んで倒れてるの不自然な気がして、これもしかしたら犯人のイニシャルかも⁉︎
— ニッポンノワール考察してます! じろ (@jiroBook) October 13, 2019
これ縦にしてみたら『IK』
面白くなってきたじゃねーか!#ニッポンノワール pic.twitter.com/ajXizHrnX1
碓井薫と遊佐清春は、まるでIとKのような形で倒れていました。
薫殺しの犯人のイニシャルがI・Kである可能性があります。
『ニッポンノワール』犯人は才門要?
以下は、自称・碓氷薫の友人の才門要(井浦新)が清春に教えた“碓氷薫情報”。才門は、なぜか碓氷薫のマンションに不法侵入していました。
・証拠も見つけたらしい。
・警察の裏をかきすぎていたことから、事件の犯人が警察関係者だと見て間違いない。
・しかし黒幕もまだ、十億円を手にしていない。
・薫は十億円を探し当てて、別の場所にかくした。
才門はなぜこんな重要な話を清春にしたのでしょうか?
まるで、清春に十億円を探すように誘導しているようです。
薫が才門に「十億円を別の場所に隠した」と打ち明けたのも信じられません。
もし本当だったとして、薫にとって才門はそれほど親密な人間だったということでしょうか?
そもそも才門は、なぜ薫のマンションを訪れたのでしょうか?
1話終了時点では、最も怪しいのは才門です。
『ニッポンノワール』犯人は遊佐清春?
碓氷薫殺人事件の最重要容疑者は、遊佐清春です。その根拠は……
清春自身も、自分が犯人なのか誰かにハメられたのかわかっていません。
何故なら、清春はここ3ヵ月の記憶を失っているから。
なぜか碓氷薫に関する記憶がすっぽり抜け落ちてしまっているんです。
1話ラストシーンでは、清春の部屋の戸棚から、薫殺しに使われた拳銃と10億円事件の犯行計画書が出て来て、いよいよ清春が犯人としか思えない状況に。
しかしこれについては、どうやら本城諭(篠井英介)が仕込んだ疑惑があります。
『ニッポンノワール』犯人は本城諭?
碓氷薫殺人事件には、捜査一課理事官・本城諭(篠井英介)が関わっている可能性があります。1話で本城は、娘の芹奈(佐久間由衣)に「あの件はなんとかなりそうだ」と電話していました。
芹奈、もしくは芹奈の悪友の不祥事をもみ消す話じゃないかと思われます。
本城は、碓氷薫を好きだった名越(工藤阿須加)を利用する作戦に出ます。
「清春の部屋に薫殺しの凶器と十億円強奪事件の計画書があるから、大義名分(犯罪をでっちあげる)があれば家宅捜索できる」とそそのかすのです。
どうして本城は、清春の部屋に凶器と十億円強奪事件の計画書があるとわかったのでしょうか?
おバカな名越は、清春が薫殺しの真犯人と思い込み、薫の部屋を荒らして清春の煙草の吸殻を置いておきました。
そう、清春を窃盗犯に仕立て上げたんです。
しかし清春は、名越が自分をハメたことに気が付いて逆襲。
逆に、名越を自分の味方に引き入れました。
ところが、外に本城諭率いるSITが突入態勢で待ち構えていました。
本城諭は、名越もろとも清春を始末してしまうつもりなのです。
【考察】
・本城諭は、娘の芹奈の不祥事を隠蔽するために、清春を犯人に仕立て上げた可能性があります。
・さらに言うと、碓氷薫の死自体を利用したのかも。
・清春の部屋に薫殺しの凶器と十億円強奪事件の計画書を仕込み、薫殺しの犯人かつ十億円強奪事件の犯人に仕立て上げるつもりです。
2話では、本城の娘:芹奈(佐久間由衣)が隠していた「ある秘密」が明らかになります。
そして芹奈が、1週間前に今は亡き薫と会っていたことも判明します。
まとめ
『ニッポンノワール』碓氷薫殺人事件の犯人をネタバレ考察してまとめました。今後も新情報が入り次第、追記します。